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人工透析と認知症

2016年07月29日(金)

人工透析患者さんは、年々高齢化している。
高齢化すると当然、認知症になる人も増えてくる。
そして新オレンジプランという国策に従い、専門施設に連れて行かれて・・・
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そこに行って諸検査の結果認知症という烙印を押されると、
なかば機械的に抗認知症薬が投与される。

実は人工透析と認知症はとても深い関係にある。
そんなことを知ってか知らずか、透析患者会の会報に認知症の連載をしている。

「きぼう」7月号には、抗認知症薬撤廃の記事を書いた。→こちら
ヘンな規則が撤廃されたことを知らない市民がたくさんいるからだ。

ちなみに撤廃を知らないお医者さんもたくさんいる。
だからお医者さんにも「撤廃されました1!」という啓発が要る。

8月21日の東京での講演会では(→こちら)、このあたりについて詳しく述べる予定。
一人でも多くの人に来て欲しい。

「一般社団法人抗認知症薬の適量処方を実現する会」は、一応の目的を達したので
わすか半年ではあるが、もう解散してもいいのかなあ、と密かに思いはじめていた。

しかし、目に余る酷い現実を日々目の当たりにすると、通達が出たから終わりではなく、
この大変貴重な通達が出たことが、啓発活動の出発点であることを痛感するばかりだ。

従ってもうしばらく、この名前でやらないといけないのかなあ、と思い悩む毎日でもある。
もちろん理事である平川先生、白土先生、河野先生、村瀬さんたちの意見を聞いてからの話だ。




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この記事へのコメント

人工透析と認知症 ・・・・・・ を読んで


昨年〔2015年〕 9月に 「一般社団法人・抗認知症薬
の適量処方を実現する会」が発足、その主張が全面
的に取り入れられて、本年〔2016年〕 6月1日付けで
厚労省から “抗認知症薬の適正処方:従来の規定量
未満の投与の認める” 旨の通達が各都道府県の国民
健康保険団体連合会(国保連)等に通達されました。

これで、医源病:抗認知症薬の過剰投与による更なる
認知症状の悪化を防ぐことが出来ると大変喜んでい
ましたが、なかなか現場での改善が感じられないと
思っていたところに、本日のブログが発信されました。


長尾先生が今回のブログで、『一応の目的を達したの
で僅か半年ではあるが、もう解散してもいいのかなあ、
と密かに思いはじめていた。 しかし、目に余る酷い
現実を日々目の当たりにすると、通達が出たから終わ
りではなく、この大変貴重な通達が出たことが、啓発
活動の出発点であることを痛感するばかりだ。』 との
記述を拝見して、 そう! “一般社団法人・抗認知症
薬の適量処方を実現する会”の真価はこれから!!
と思い、長尾先生の今回の活動の再スタートの決意
表明に心強いものを感じています。


法規制や通達が出ることは大きな前進ではあります
が、実際に現場でそのことが実行されてこそ、医源病
の削減に繋がるのだと思います。

“一般社団法人・抗認知症薬の適量処方を実現する会”
の活動の正念場はこれから! と思い、大いに期待して
います。
大変なこととは思いますが、私たち無垢な市民を守る
ため、積極的な活動の展開を心よりお願いいたします。

Posted by 小林 文夫 at 2016年07月29日 09:36 | 返信

透析に
びっくりして 読み
三人が、友人にいます。
皆 現役 で 仕事されている。
かなりの高齢者
幸い 副反応ある薬の
お世話には
なって
いらっしゃらない。
早起きして きょうは ベランダ
露草も みんと ミント いい 感じ、
友人の リュウマチさんが、
韓流の話
チングの誓い
医官
冬ソナ
べヨンジュン
チェジュ
イビョンホン
ホジュン
イサン
のめり込む。
生き生きしてはる。
病院のエサの話
自宅での オメシ 飯の話
ガリやお漬け物
はなしに 花が咲く
そう言えば
卯の花 ハイビスカス 千日紅 達
見回り 待ってる。

おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

あつさに 負けるか 勝つか?
ご無事で、、、、

Posted by おこらんど at 2016年07月29日 09:45 | 返信

昔、人口透析をすると、認知症になるとか、アルミニウムは認知症の原因物質だとか聞きました。
何だろうと思ったら、医学書院の糖尿病の本に、「昔、一時的に人工透析に、水酸化アルミニウムを透析の中の薬品を安定化するために入れていたところ、その為に認知症になりやすかった」と書いてありました。
私もあるところで、糖尿病患者さんとご一緒させて頂いたのですけれど、若い男性がなかなか出来上がったお料理を並べる事ができなかったので、水酸化アルミニウムが原因かなあと思いました。でも本当に水酸化アルミニウムを透析の中に入れられた方なのかは確認はしていません。
それでなくても糖尿病そのものが血管壁がボロボロになるので、白内障になったり、心筋梗塞になったりするのですから、悪くすれば脳梗塞にもなるのかもしれません。

Posted by 匿名 at 2016年07月29日 11:38 | 返信

>人工透析患者さんは、年々高齢化している。
>高齢化すると当然、認知症になる人も増えてくる。
>そして新オレンジプランという国策に従い、専門施設に連れて行かれて・・・
>そこに行って諸検査の結果認知症という烙印を押されると、
>なかば機械的に抗認知症薬が投与される。

こういった行りを読むと "アウシュビッツ" を連想しています。生か死か、の分かれ道も
右か左か、の違い・行程により運命が異なっていってしまう悲劇。残虐な過去の歴史である。
"アンネの日記" であるとか、映画 " シンドラーのリスト " で知る位の恐怖だけれども、
それを意識した表現なのかどうか、は分かりませんが、指導者によって人の命・運命が
左右されてしまう恐ろしさを、読みながら感じてしまいました。

Posted by もも at 2016年07月29日 10:13 | 返信

長尾先生の安全な生活を考えると、少しお休みになった方が良いと思います。
残念です。
卑怯な恐喝の犯人が、分かればまた前進して頂ければ幸いです。
こういうことは、現実に抗認知症のお薬を飲めば明白ですから、口コミで広がって行きます。
私も「抗認知症薬の適量処方を実現する会」には入会したと思うのですけど。
誰がリーダーか分からないように、交代でリーダーをしたらどうでしょう。
お医者さんから抗認知症のお薬を貰っても、本人や家族が、少なく飲むようにしたら良い事ですから。
在宅ならできます。

Posted by 匿名 at 2016年07月30日 02:02 | 返信

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