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戦争を知らない日本人

2016年08月15日(月)

子供のころ、ギターを弾きながら歌っていた曲がある。
「戦争を知らない子供たち」というジローズの歌だった。
しかしもはや「戦争を知らない日本人」が多数になった。
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昔は、戦争を知らない日本人のほうが珍しかった。

しかし今は、戦争を知っている日本人が珍しくなりつつある。

終戦時に10歳だった人は現在は81歳だ。

20年後には「戦争を知っている日本人」が凄く少なくなる。
30年後には、ほぼゼロになる・・・

昨夜からの終戦記念日に組まれた番組を観ながら思ったことは、
「戦争はまだ終わっていない」ことだ。

まだ知らない戦争の真実や裏側が多すぎる。
しかも事実上、まだアメリカの占領下にある。

まあそんな現実をまったく知らない、関心が無い世代が多くなった。
戦争があったことや日本が負けたことを知らない若者も増えている。


現在の閣僚の中で戦争を知っているのは麻生さん一人だけと知ると、
ちょっと怖くならないか。

戦争世代は必ず必ず憲法9条とは別次元で、肌感覚で戦争回避を言う。
しかし戦争を知らない世代は、それを『おとぎ話」と笑い飛ばす。

国際情勢を考えたら戦争に参加するのは止むを得ない、と言う。
でもそうだろうか。

私は違うと思う。

戦争で大量に殺された人たちの映像を見るたびに医者を辞めたくなる。
なんだか分からないが、そちらの活動に転じたほうが人命を救えるのではないか。

しかし近年は戦争の死者よりも内紛やテロによる死者のほうが多いという。


いいじゃないか。
原爆を2発落とされた敗戦国だからこそ発せられるメッセージがあっても。

世界はきっと日本からのそんなメッセージを待っている。
それがチックナットハンに代表される世界的な仏教ブーム、日本ブーム。

日本国憲法の前文にはこう書いてある。
ーーーーーー----

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
ーーーーーーーーー

ということは、日本は独自路線で世界平和を希求してもいいのではないか。
終戦の日が来るたびにそんなことを考えて生きてきたが考えは変わらない。

しかし・・・
今年の終戦の日は、オリンピックでなにかと騒がしい。

そして4年後の終戦の日も東京オリンピックなのだが、
どうせなら日本から平和への強いメッセージを発してはどうか。

4年間の準備期間はあっと言う間だろう。
今からこちらもしっかり準備して欲しい。

オリンピックは、世界中の人が平和の意味を考え直す機会でもある。

オリンピックと平和。
とても素晴らしい、と素直に喜び、祈りたい。




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この記事へのコメント

体験していない。

きく 聴く
戦争を知らない
けれど
知らないでは、
済まされない、
と 言う 趣旨の 歌詞
地球では ドコカデ 戦争

また みじかに なんらかの
戦争の 影響 受けた人が、
いる。 反戦歌 この際
世界の反戦歌
調べて
おはこ
に したい。

おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by おこ at 2016年08月16日 10:16 | 返信

リオ・オリンピックの熱狂のあいまに、
『戦後71年忘れられない、雨。』(認知症と沖縄戦の記憶)という番組が
ありました。
日常の出来事を忘れゆく一方、鮮明に残り続ける戦争の記憶。
その記憶に苦しみながらも、伝えたいという思いをかかえ、
認知症になってなお忘れられない戦争の
語り部を続ける、95歳女性の
ドキュメントでした。

Posted by 鍵山いさお at 2016年08月16日 06:27 | 返信

戦争が終わって僕らは生まれた、と歌うジローズの声は永遠に不滅な位、耳に焼き付いている
歌声です。いい歌、としみじみ思う昨今です。明るく軽やかな声はフォークソングの王道だと
思います。戦争が終わって、先人が苦労の末に築いてきて下さった平和な日本。
高度成長期の文明・製品の開発・日本製というプレミアムにも、誇りと感謝の気持ちを持ちたい
です。その時代を担った方々、携った方々が、介護施設の中にもいらっしゃいます。
戦争も文化も、昔の日常生活についても、たくさん語り継いで頂きたいものです。

Posted by もも at 2016年08月16日 10:26 | 返信

オバマ大統領が広島訪問の際、「核先制不使用」構想を盛り込まなかったのは、
われらの首領さまが強行に反対したからだと言われていましたが、どうやら事実だったようです。
米紙8.15報道によれば、その後も、米太平洋軍司令官らに直接「反対」を強く強く申し入れていました。
「戦争も核も知らない日本人」が、われらの首領さまに「核ある世界」を無条件委任しているからです。
「原爆投下について謝罪を求めないオトナの日本人」がちやほやされ、「オバマ美談」に煽られた結果が、
この始末です。

ところで、「日本柔道の完全復活」って、ホント?
「ヨーロッパ柔道」に追いついた、が正解では。
筋肉モリモリの「やわら」なんて、どこか、おかしくないですか。
いや、「やわら」と「スポーツ柔道」は、違うのですね。
門外漢が、失礼!

Posted by 鍵山いさお at 2016年08月17日 07:09 | 返信

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