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日慢協が提唱する病院内施設

2016年08月19日(金)

久々に、日本慢性期医療協会(日慢協)の理事会に参加した。
病院内の一部を老健や施設に転換するという案が議論されていた。
私はとてもいい考えだと思う。
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本来、老健は在宅復帰のための施設だ。
しかし4分の3は、そんなことは諦めて、特養待ちになっている。

様々な介護施設や地域包括ケア病棟などいろんな区分があるが
求められるものは、多様な医療ニーズに対応できる施設であろう。

武久会長は、病院は高度急性期医療を行う急性期病院と
肺炎や骨折に対応できる機能を持った慢性期病院の2区分だけでいいと話す。

私もそのように単純化したほうがいいと思う。
急性期病床と慢性期病床の比率は、2:8くらいではないか。

高度急性期病院や大学病院が、介護療養病床と同じようなことをやっている。
国がいくら言っても現実には、病院の機能分化はなかなか進まない。

100歳の寝たきりの肺炎でも高度急性期病院は、入院させてくれる。
「本当か?」と思うが、100歳でも心臓の手術をするから大丈夫、とのこと。

慢性期医療や慢性期病院という概念を普及しなければならない、と思った。
在宅と慢性期病院の連携推進こそ国策とすべきだ。

日慢協の存在意義は年々高まるだろう。

あとACPも日慢協が率先して頑張る、と記者会見で副会長が発言された。
なんとも嬉しいことだ。

私も5年連続で認定在宅医の講師を請け負っているが、今年もやる。→こちら
もちろんACPについても全国の在宅医に講義をさせて頂く。

ACPは、9月1日に、近畿大学医学部でも講義をさせて頂く。→こちら

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この記事へのコメント

いつもブログ拝見させていただいております。大変参考にさせていただいております。
急性期と慢性期の病院のお話を興味深くお伺いいたしました。ただし、現状どうしても救急搬送ということになるとまず、救急病院=急性期病院へ運ばれるのが現状ではないでしょうか。理想的には、救急病院に、急性期も慢性期も両方そろっているのが理想ですが。入口の部分を何とかしないと、この問題はなかなか解決しないと思います。救急隊員がこの人は、急性期に運ぼうとか、慢性期でいいだろうと判断することは不可能だと思いますし、彼らがそれをやるとは思えません。あるいは、できるだけ、そういった方にはあらかじめどこへ運ぶか決めておくというのも難しそうです。かかりつけ医が呼ばれれば、ある程度その点の判断はできそうです。そのためのかかりつけ医なのですが。現実的には、後でこうなりましたと結果を聞かされることのほうが多いです。

Posted by 岡田太郎 at 2016年08月20日 08:37 | 返信

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