このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

今週の週刊現代と週刊ポスト

2016年08月20日(土)

「週刊現代」が薬の特集を始めて、今週でもう11週目になる。
一方、「週刊ポスト」も人生の最終段階の医療の特集を続けている。
毎週、毎週、両者に登場しているが、あちこちから矢が飛んでくる。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
週刊誌の取材に協力したことを同業者から叩かれる。
極論に加担したことを知り合いからもよく批難される。

たしかに週刊現代はやりすぎだ。
ここまでやると医療否定であり、極論、暴論になっている。

3年前、週刊文春が近藤誠氏を使ってがん医療を全否定した。
そして今年、週刊現代が薬と手術をほぼ全否定している。

おかしいのは、がん医療を全否定していた週刊文春が
「がんの手術」を勧めていることで、はっきり言って、あまりにも節操が無い。

しかし週刊誌にモラルを求めるのは、無駄である。
法律ギリギリで毎週の売り上げを伸ばすのが週刊誌の宿命なのだ。

はっきり言って、真偽はどうでもいい。
売り上げが最優先なのだ。

そんな週刊誌を真剣に読んで、ノイローゼになる人が何人も来院される。
「長尾先生がそう言っている」と言われても、そうは言っていない。

見出しは編集部が勝手につけるので、私の知ったところではない。
私のコメントだけが私の言葉。

それなのになぜ協力するのか。
現場からの情報を伝える場がほかに無いからだ。

このブログにせよ書籍にせよ、週刊誌の影響力に比べたら知れている。
週刊誌でもたいしたことは無いが、大筋で合っていると考える限り協力する。

ちなみに、

今週の週刊現代。
「本当は危ないジェネリック薬」 →こちら

今週の週刊ポスト 
「苦しくない死にかた」→こちら

これらの内容をどう解釈するかは読者の勝手だ。

私の感覚では医療の荒さがしだけでは、極論になる。
どんな人間も欠点を挙げればキリがない。

医療のいいところも書くべきだが、
それでは週刊誌は売れないので成り立たない。

極論は、市民を幸福にしない。
大切なこと、真実は極論と極論の間、つまり「中庸」にある。

しかし週刊誌に「中庸」を求めても、無い物ねだり。
「中庸」は、それぞれの読者の頭の中で組み立てるしか手が無いのだ。


2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

一人一人違うってことでしょうか

オリンピックを観ていて
レスリングの吉田選手に 泣けてきました
彼女にとって
金じゃなきゃダメだったんですよね
銀だってすごいことだと思うのに…

以前 蓮舫議員が
「なぜ 一番なんですか?
二番じゃいけないんですか?」と発言したことを思い出しました

マスコミは「4連覇ならず…」とテロップが出た
わたしは このヤロ〜と思っちゃたりしました
「吉田 銀…ありがとう」でしょ!

同じ銀メダル…
でも 受け止める側の問題です

この週刊誌記事も同様
マスコミに踊らされるのか…
受け止める側が賢くならないと!

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年08月20日 02:11 | 返信

週刊現代は、今日購入しました。未だ読んでいません。知り合いの主婦も「これまで週刊誌なんか買ったことなかったけれど、薬の特集は、見逃せない。コピーして兄嫁にも郵便で送って喜ばれた」と言っていました。私達患者の立場も疲れますけれど、長尾先生も、疲れていらっしゃるようですね。
早く、瀬戸内寂聴さんに、愚痴を聞いて貰えたら良いですね。
寂聴さんも、真剣に、沢山執筆なさって有名になると、あちこちから、ある事無い事攻撃されて、生きている事が空しくなって、ある真夜中に、今東光師のお寺に、飛び込んで、入信したいとお願いして、即座に、尼さんの世界に入れて頂いたと、確か朝日新聞に連載で書いていらっしゃいました。
人間、そんな魔の時ってありますね。何もかも、人間が嫌いになるときって。

Posted by 匿名 at 2016年08月20日 04:20 | 返信

「長尾先生がそう言っている」
○○医師がXXXだ と言った。
△△は

Posted by 匿名 at 2016年08月20日 04:41 | 返信

そうですね。
わたしが、さいごは
きめる。
えぃかびー
わからないじっかり、じっくり
あちむ あち
時は、
あったむめけて
けつるひ
くつらはるわ
結論 だす。

おぎようこおこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by えおこ at 2016年08月20日 07:49 | 返信

長尾先生に、御意!

Posted by 尾崎 友宏 at 2016年08月21日 05:26 | 返信

何かを言えば叩かれる。でも、黙ってはいられないことってありますよね。しんどいですけど、誰かが言わないといけないことってあらますよね。その誰かが自分自身であることもありますよね。しんどいですけど。

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年08月21日 07:39 | 返信

長尾先生がリンクを張ってくださった「死に方格差」を読みました。

最近、確信していることがあります。
それは、貧乏人は医療ビジネスの犠牲者になる、ということです。

医療費の取りっぱぐれのない生活保護受給者をかこっている病院や診療所が少なからず存在することは、すでに周知の事実です。
これと同じで、費用が廉価な介護施設、これには特養も老健も含まれます、は、医者に服従しない限り、入居し続けるのは無理な施設がほとんどです。
医者が出した薬をすべて飲んでずっと飲み続ける、
医者が検査しろと言えばどんな検査でも黙って受ける、
医者が胃婁にしましょう、経鼻管にしましょう、と言えば黙って従う、
具合が悪くなったら提携病院へ入院しましょう・・・
つまりは、医療費をたくさん使うことによって医者がたくさんお金儲けできる、ことと引き換えに、その医者は施設医師を請け負っているのです。
介護施設は、入居者が万一死んだ場合に、警察沙汰になることを絶対に避けたいから、どうしても医者に頼る。医者に死亡診断書を書いてもらえないと困るのです。

施設ではない個人家庭への在宅訪問医師も、長尾先生みたいな良心ある医師を見つけるのは困難だと思います。大半の医者は、どうやって売り上げ=請求できる医療費、を増やすか、が第一優先だと思います。

まあ、・・・お金持ちの老人で平穏死を知らない人達は、みずから延命を望むのかもしれません。ウン十万の年金をもらってその半分は子供が遣っている場合は、子供が延命を望むのかもしれません。

今、私の親は、ようやく平穏死できそうな??施設にたどり着きました。私宅は国民年金なので、その2.5倍以上の毎月の費用がかかるので(それでも安い方です)、本人の預金が底を突いたらどうすればいいのか、私は一人で悩んでいます。
最近、立ち上げたばかり、という若い医師のグループが在宅訪問医療を提供しています。
そういった医師に巡り合えたのも、長尾先生のご尽力の賜物だと感謝しております。

私宅の場合は幸運だっただけで、世の中の90%の医療機関は、まだまだ薬漬け検査漬け手術勧奨です。今後も長尾先生の闘いは続くと思います。
週刊誌やマスコミがどんどん取り上げてほしいです。
極論ではないと思います。医療の現実が、異常なだけです。

Posted by 匿名 at 2016年08月23日 04:37 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ