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深夜の都内を徘徊した

2016年08月26日(金)

昨夜は日帰りのはずが飲みすぎて、新幹線の最終を逃した。
宿の予約をしていなかったのだが、まったく見つからない。
結局、夜中じゅう、都内を徘徊して朝を迎えることになった。
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先週は本当に久々に都内のホテルはよく空いていた。
もう中国人たちが去ったのかなあ、と少し油断していた。

ところが昨夜は違ってどこも満員。
本当に都内を徘徊する羽目に半年ぶりになった。

六本木から浜松町あたりの知っているビジネスホテルを全部回ったが見事に一杯。
タクシーでワンメーターの新橋付近に向かった。

新橋ならなんとかなるだろう・・・・
タクシーの運転手さんもそう励ましてくれた。

その考えも甘かった。
ネットにも載っていないような小さな古いビジネスホテルも全部満員。(悲)

「朝までロビーのソファーで横にならせて欲しい」とお願いしてが丁重に断られる。
「なにが人類みな兄弟だ!」と笹川良一さんに心のなかで文句を言った。(笑)

ネットも日づけが変わると、もう空室情報が出ない。
電話をすればいいのだろうが、もうその体力気力も残っていない。

歩き疲れたのでコンビニで買った弁当を路地裏にかがんで食べるがまるで乞食だ。
とても人には見せられない姿だ。

時計を見ると午前3時を回り新聞屋さんなどがもう朝の活動を始めている。
いっそうのこと午前6時の始発まで道路で寝て過ごそうか。

一瞬、そんな誘惑に駆られる。
でも公園で寝ている人もいる。

いや、ジイイ狩りにあって死ぬかもしれない。
こんなところで死ぬのは嫌だが、あと2時間起きている体力がもう残っていない。

新橋駅前にはサウナが少なくとも3軒はある。
2軒は入ったことがあるが、もう行かないと決めた場所だ。

必然的にまだ未開拓のサウナでしばし休憩を取ることを決意した。
入場料は5200円もとるのに、「廊下に適当に雑魚寝ですよ」と言われた。

午前3時半のサウナ内は、エライことになっている。
多くの『難民」たちが、大いびきの大合唱でうるさい。

広い廊下にまるで死体が散乱しているような状態で自分の体を
横たえる小さなスペースすら見つけ出すのも大変な状況だった。

やっとひとつのボードが空いているのを発見!!
そこに寝転んで、置いてあった薄いバスタオルを頭から被った。

やれやれ。

しかし1分もたたないうちに、大いびきの大合唱と寝言の連続であることに気がつく。
隣のオッサンが寝返りを打つたびに、私の体の上に乗ってくる。

肌と肌が触れ合う。オイオイ!やめろ。
こんな気持ちの悪い瞬間が連続する。

いびきが時々、ものすごい大きな寝言とか悲鳴に変化する。
誰かが、「うるさいぞ」と怒鳴るが、その声のほうがもっとうるさい。

しかし数人のイビキは、それくらいでは全く止まらない。
それぞころか、反対側の人は至近距離で咳を投げかけてくる。

そしてその人も歯ぎしりと寝言も凄い。
雄叫びのような奇声を上げるが、これはてんかんの一種なのか。

人は睡眠中にこれほど動き、いろんな声を出すものか。
あらためていい睡眠の勉強になった。

自分も早くそのとんでもない人の仲間に入りたい、眠りたい、
しかし大音響と肌の気持ち悪さで頭はますます冴えるばかり。

100人全員が熟睡している中で起きているのは自分一人という孤独。
さりとて、もはや他の場所を探して再度徘徊する体力は残っていない。

そんな中、携帯電話だけは大切に胸にヒヨコのように抱えている。
もちろんバイブレーションにしているが、もし鳴れば周囲から怒られるだろう。

3秒以内に止めよう、そして外に出て応答しよう。
それにしても絶対、電話なんてかかってくるなよ!

そうこうしているうちに朝になった。
なんとか、徘徊と臥床で乗り越えた。

ホテルを探すという目的はちゃんとあるのだが、人からみたら
『徘徊」そのものだろう。

まあ、眠れなくても死なないし、
体を横たえただけでも60前のオッサンには助かるのだ。

それにしても深夜に都市を徘徊すると、清掃システムや人間の醜態や
地理など、昼間は見えないものが見えてそれなりに楽しい。

千日回峰行に比べたら、こんなもん、屁のようなものだ。
でも、やっぱり、トホホ、だった。



【教訓】
ホテルだけはどんなことをしても予約をしておこう。
行きあたりばったりでは、エライことになる。

油断禁物。

カプセルや雑魚寝は、繊細な自分には厳しい。
これは4歳の時も20歳の時も今も変わらない。

自分は特異体質であることを自覚しよう。

あとから考えると、『ラブホテル」という手もあったが、
どこに行けばいいのか分からなかった。

ネットカフェも思いつかなかった。疲れていたのだ。
在宅患者さんのレスパイト先ではないが、施設以外にもいろんな選択肢があることを。

東京五輪の関係で今後4年間、こうしたホテル難民が続出するだろう。
どうせ雑魚寝なら、もっと安い雑魚寝専用の施設が要るのではないか。

夏であれば公園で段ボールで仕切って寝てもいいように、一時的な規制緩和ばどうか。
そのほうが気持ちよく眠れたりして・・・









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この記事へのコメント

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Posted by えおこ at 2016年08月26日 07:09 | 返信

お疲れ様でした。
無事に帰阪されましたでしょうか。
せっかく、思い出ある笹川財団での講演後であるのに、なんでそんなにトホホな状態に? と
涙ぐましく(文章に)笑ってしまいます。長尾先生、チャレンジャー過ぎます。
お知り合いとインド料理を会食されたとか..。お知り合いは帰りの足は? と心配して下さらない
のでしょうか..。少し悲しくなりますね。長尾先生も「ダイジョブ、ダイジョブ(^-^)」なんて
言ってはダメですョ~^^;

Posted by もも at 2016年08月26日 08:47 | 返信

長尾先生、初めてお便りします。岐阜県のみかんと申します。

母の看病を昨年よりしております。先生の本を読み勇気づけられ今日までなんとかやっております。

先生のブログ、本などを通じて日本の介護、医療の問題点を初めて知りました。

テレビでしか知らなかった介護の世界が自分にの目の前にやって来たとき、長尾先生の本がどれだけ私の心の支えになったことでしょうか。

それなりに楽しかった!と付け加えてしまう辺りは、さすが百戦錬磨の長尾先生だともおもいましたが、どうかどうか、お身体を大切になさってくださいませ。

Posted by みかん at 2016年08月26日 09:32 | 返信

人生は行き当たりばったりではなく、行き当たりバッチリがいい。

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年08月26日 10:20 | 返信

ワタクシは昔、確か34才の時、7月に北海道をレンタカーで1週間旅行しましたが、初日と最終日に札幌のホテルに泊まった以外は、どこやら分からない旅の途中に適当に車を停めて車の中で寝ました。熊だのヤクザだのに襲われるかもしれない❗と心配しましたが、なにもなかったです。車はカリーナの普通車でした。(●^o^●)先生も、ホテルが取れなかったら、レンタカーに泊まったらいかがでしょうか❔

Posted by 谷 利文 at 2016年08月26日 10:24 | 返信

多くの医師は、知り合いの製薬会社MRにでも連絡して、「何とか」されるのですが・・・
長尾先生の清廉さには本当に頭が下がります。

Posted by 匿名 at 2016年08月27日 12:10 | 返信

おつかれさまでした!

Posted by 尾崎 友宏 at 2016年08月27日 01:28 | 返信

お疲れでしたでしょうね・・・。
東野圭吾のサスペンスかと思う程、ドキドキハラハラしながら読みました。

Posted by ルナース at 2016年08月27日 06:51 | 返信

油断って怖いものですね。私も、我が家の裏山で、ちょっと番外地に立っているよそのおうちの庭を拝見しようと、人の歩かない裏山に入りこんだら、急な崖に直面して進むも帰りもできなくなって、怖いことがありました。一緒にいた犬は四足で、爪を立てて賭け登ったり、駆け下りたり元気なのに。
サウナの件も、私も仙台市で鍼灸の勉強会があって、天王寺駅から深夜バスで出発したので、翌朝の6時くらいに仙台に着いた時は、汗びっしょりで、「お風呂に入りたい」と思ってサウナに入りました。するとフィリピン人の女の人達6~7人が親子連れで、ワイワイ仲良く寝ているので、「こんな世界もあるんだ」と驚きました。都会って昼と夜で形相がガラッと違いますね。それにしても天下の長尾先生がコンビニで、やっとお弁当にありついて、路地裏で、しゃがんで食べてるなんてお腹を抱えて笑っちゃいました。テレビ観ててもこんな面白い劇が見たことありません。ご苦労様です(笑)。

Posted by 匿名 at 2016年08月27日 07:11 | 返信

ご無事で何よりでした。
文字を追いながら頭の中でくっきり画像が再現されました(^_^;)。
実はすごい長尾先生なのに、ものすごくフツー(それ以下?)に苦労されて
いる姿に、皆さん「愛」を感じてしまうのだと思います。
最悪、タクシーなら10万円強で車中寝ながら帰れたと思うのですが、
それをしない先生ですね。
でもお体第一に。あまりご無理されなように…

Posted by 匿名 at 2016年08月27日 07:45 | 返信

[教訓]部分が加筆されたので..。
24時間営業店で身体を休める手段なら、ファミレス、カラオケボックス、インターネットカフェ
スパリゾート(銭湯)etc.手段は沢山ありそうです。アイマスクと耳栓を使って寝れるかも。
ホームレス漫画家という肩書で、漫画原稿を請け負い、後に実業家にまでなった女子の生活ぶりを
TVで見たことがありますが、24時間営業店で夜を明かす、その逞しい生活力ぶりに感心したことが
あります。現代の若者は、夜明かしの手段には詳しいかも知れません。
ブログに書いてある、ラブホには反対します。長尾先生も有名人ですから、写真を画像合成されて
週刊誌ネタにでもされたら、騒ぎのネタになってしまいます。
サウナ一夜物語には、自由人・K.Nagao が感じとれて面白く、それも魅力な持ち味ですけれど、
やはり年齢的に考えて、何かと御用心を。何よりも、身体に悪そうです。

Posted by もも at 2016年08月27日 08:19 | 返信

お疲れさまでした…笑

深夜難民の方が都会には たくさん いらっしゃるんですね…
おうちのありがさがわかりますね

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年08月27日 09:39 | 返信

こんばんは。
大変な一夜を過ごされたんですね。

ネットカフェもですが、まんが喫茶
と言う方法もあったかもです。

先日、ネットカフェの特集番組が
あってましたが随分快適そうでした。

ひとまず、危ない目にあわなくて良かったです。
(お弁当を路上で食べている姿をこっそり後ろから見てみたかった気もしましたが。)

大変な一晩お疲れ様でした(^-^)

Posted by 匿名 at 2016年08月28日 10:10 | 返信

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