裁判沙汰にするほどの遺産があるなら生きてるうちに使うべきだ。
その遺産が現住居ならば、自宅を担保に住みながら借金できる。
リバースモーゲッジ（Reverse mortgage）ってやつ。
死ぬまで自宅にしがみつくなら、この制度でヘルパー来訪を増やすとかお泊りデイに行くカネは十分作れる。
思い切って自宅を処分して施設へ移動したってよい。
有料老人ホームやサ高住は安くても10万以上、支払い介護保険料を含めると12～13万はかかるが軽費老人ホームという税金投入されている公的施設がある。ケアハウスと表示されていることが多い。基本的には自立者のための施設なのだが、そのなかで特定施設入居者生活介護を使える施設がある。そこに入れれば介護付きだ。重度で3万くらいの支払い介護保険料を払っても月額10万以内で収まる。ただし・・・たいてい保証人が要るのだ。しかも2人必要だったりする。
こういうことって、知らないケアマネ、多いですよ。

国民年金さえ無い老人もいるから、どれもこれも無理なら、やはり生活保護に持っていかないとしょうがない。生活保護で地方の安い施設に入れてもらうのが、一番犠牲者が少ないのではないだろうか。
貧困は連鎖する。
貧困老人の介護を貧困家族が担うと、子々孫々貧困と嫌老精神が染みついてしまう。

私は、小学生の頃から漠然と、私は一生一人だろう、結婚もしないし子供も持たないだろう、私はこのイエにピリオドを打つのだ、と感じていた。
この考えに固執したわけではなく結果的に60余年子なし独身だったし今後も一人が良いと思う。私自身の家族を作らなかったから、私は母を何とか「無難に」あの世に送れた。今、特殊な性格の父を残されて困り果ててはいるが、私が自分の生活を切り詰めれば、父の施設費は出せる。
もし父が100歳まで生きてしまったら、もうカネは無い。
・・・その前に私が先に逝くような気がしてるけど。

いつもカネの計算ばかりしている。
20年前も、たとえ1万円でも定期預金にして少しでも貯めようとカネの計算ばかりしていた。自分の老後のため、と思っていた。それがいま、自分の老後なんて考えられない。
雲の上から見下ろしているような、わがまま放題自己中心の老父を、いかにして「無難に」死なせるか、それが今の私の第一目的になっている。
直接介護なんて絶対に考えられない。私はあんな老人のために犯罪者になりたくない。

私は一人で良かった。
家族がいるってことは、カネがかかるってことだから。
私の家族はあと一人だけ。

日本だけでは無く、ドイツ銀行（ドイツ国内最大のメガバンク）が金融危機に陥っているけれど、メルケル政府が「支援しない」と明言しているので、ドイツ国内経済が不安定になっているらしいです。
こういう時は、絶対に「政府が支援します」と言わないと、不安が不安を呼んで、世界経済にも、影響が出かねないと思います。
日本だけではないのだなあと思います。イギリスもあながち間違ってはいなかったのか。
誰が正しいのか、よくわかりません。

丸尾さんも、根からのボランティアでは、いたたまれないですね。
ミュージシャンのストリートライブさながらに、「トークします」を
売りにして行脚しては如何でしょうか。
各種営業マンだって、飛び込み営業して事を成しているのです。
丸尾さんなら、Welcome でしょう。募金箱を手にして、どこかに
お出かけ下さいませ。丸ちゃんパワーを誰もが欲すると思います。

長尾先生、今晩は。
いつも、貴重な情報を有難うございます。
日々お忙しいそうで、いったいいつ休んでいらっしゃる
のかなと思っています。
お体大切に、過ごして下さいませ。
ブログ楽しみにしています。

匿名さん、お父上を施設に入れている事を、そんなに罪悪感を持って考える事はないですよ。
貴方の論理明解な文章を、長尾先生も、大変お褒めになったではないですか。
あんまりお頭が切れすぎて、ご縁が無いのでは？
昨日も西宮北口のスーパーに行くと、あるメーカーの野菜ジュースを試食販売している若い女性がいました。「田舎で、母老人ホームに入れている。姉も働かなきゃしけないし、二人で働いてやっと仕送りしている。近所のおばさんが、普段は良い人なのに（あんたら姉妹そろって、お母さんを施設に入れて、親不孝者だね！）と言われて泣きました。姉もいい人だったのになんで、そんな事言われなきゃいけないんだろうねと言って二人で泣いたんです」と言っていました。
「私はたまたま一人っ子だったし、条件があったから、在宅介護をしたけれど、最後は睡眠時間が足りなくて、つらかったのよ。在宅でも、施設でも、子供の持っている条件に合わせて、介護して良いのよ。
もしあなたが結婚して、相手の男性がお母さんと同居して良いから施設から引き取ろうと言ってくれたり、条件がそろえば、在宅介護をすればよいのよ。施設介護も、在宅介護も条件次第でその時の状態と言うか、形に過ぎないと思うよ」と言うと「そういう風に考えたら楽になりました」と言って喜んでいました。こんな下町のスーパーで野菜ジュースのマネキンをしている若い女性達も悩んでいるんだなと感じました。