Ⅰ型にはハーボニー(800万円)が、
Ⅱ型にはソバルデイ(600万円)が,、投与されている。
さて、一昨日、阪神間のC型肝炎の専門家による
シンポジウムが神戸で開催され、参加した。
こうしたC型肝炎の治療(600~800万円かかるが、自己負担は3万円)が
何歳まで行われているのか、4人の専門医が回答してくれた。
4人の答えは、84歳、85歳、86歳、87歳だった。
要は、だいたい85歳までC型肝炎治療が行われている実態が判明した。
どうやらC型肝炎治療のやめどきは、85歳と言えそうだ。
結構な年齢まで、高額な治療が行われているんだ。
全国でこれまで数万人の人がこの治療を受けたそうだ。
では、こうしたC型肝炎治療の医療費が、国民医療費に及ぼす影響は?
結論から言えば、たいしたことない!?
いやいや、でもいつまで続くのか?
3500万円の抗ガン剤を年単位でやることに比べたら安いもの?
いやそれも、どうだか。
実は、これもそうかどうかは分からない。
そんな議論が中央では行われている。
以下、m3というサイトから抜粋させて頂く。
リアルタイム分析が大切だという内容だが・・・・
ーーーーーーーーーーーー
厚生労働省は9月28日、2015年度の「医療費の動向」を公表、
同年の医療費は41.5兆円で初めて40兆円を突破し、
2014年度と比べ、3.8%増となったと説明した。
過去数年に比べて高い医療費の伸びになったのは、
調剤医療費の増加が要因だ。
中でもC型肝炎治療薬であるソバルディとハーボニーの
薬剤料の伸びの影響が大きい。
同省によると「約40兆円の概算医療費に対して、おおむね0.7~0.8%が、
C型肝炎治療薬を含む抗ウイルス薬の薬剤料の増加が要因である。
日本医師会副会長の中川俊男氏は、まず3.8%の医療費増について、
診療報酬改定がなかった2011年度(対前年度比3.1%増)や
2013年度(同2.2%増)と比較しても高いと指摘。
その上で、薬剤料の分析は院外処方に限った場合であり、院内処方を含めると、
抗ウイルス薬の増加は1%程度になると述べ、薬剤料の伸びを問題視した。
その上で中川氏は、ソバルディとハーボニー配合錠の売上を質問。
厚労省は、IMSのデータを説明。
薬価ベースで四半期ごとに、ソバルディ(2015年5月薬価収載)は、
433億円(2015年7-9月)、643億円(同10-12月)、391億円(2016年1-3月)、246億円(同4-6月)、
ハーボニー配合錠(2015年9月薬価収載)は、1101億円(2015年10-12月)、1517億円(2016年1-3月)、
698億円(同4-6月)とそれぞれ推移している。
「(売上の)ピークは過ぎたと考えていいのか」との中川氏の質問に対し、
厚労省保険局は、ソバルディとハーボニー配合錠の薬剤料は、
2016年度薬価改定の31.7%の引き下げを上回るペースで減少、
つまり薬価だけでなく数量も減少しているとし、
引き続き2016年7月以降のデータを見て行くとした。
中川氏は、「高額薬剤が、公的医療保険制度を翻弄していると以前言っていたが、
こうしたデータをリアルタイムに把握、公表して、
拙速な議論に走らないようにやっていくことが必要ではないか」と厚労省に求めた。
さらに現在、中医協で議論が進む抗PD-1抗体製剤のオプジーボ(一般名ニボルブマブ)についても、
年間医療費が「1兆7500億円」に達するとの推計もある中、「この金額がいまだに独り歩きをしている。
この数字は過大であるという明確なメッセージを発するべきではないか。
これにより議論がおかしな方向に行っている」と中川氏はコメントした。
ーーーーーーーー
2015年度の「医療費の動向」では、後発医薬品割合なども明らかになっている。
2015年4月の58.8%から、2016年3月には63.1%に増加した(数量ベース)。
2015年の「骨太の方針」で掲げられた後発医薬品の使用割合は、「2017年央までに70%以上」であり、
今後も使用促進が必要な状況にある。
この記事へのコメント
なんでC型肝炎を取り上げるのかなと不思議に思ってWikiを引くと
肝炎の原因は以下が存在する。
ウイルス性肝炎
A型肝炎 - 経口感染
B型肝炎 - 垂直(母子感染)、性行為感染(性感染症のひとつとも分類されている)
C型肝炎 - 血液感染(麻薬の注射器での回し打ち、集団予防接種における注射針の使い回し、刺青、輸血、血液製剤等)
D型肝炎
E型肝炎 - 経口感染
G型肝炎
TT型肝炎
肝炎ウイルス以外:EBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなど
(原因がウィルス以外は)
アルコール性肝炎
非アルコール性脂肪性肝炎
薬剤性肝炎
自己免疫性肝炎
原発性胆汁性肝硬変-----ここまでWikiです。
C型肝炎は原因が血液感染だから、その昔、予防注射、輸血、血液製剤で感染被害があったけれども、現在では陽の当たる世界では注射針の使いまわしは皆無、輸血も血液製剤もチェックされているので、陽の当たる世界の患者数はゼロに近づいていくはず。
・・・ということは、残るは裏社会の患者さんだよね ?????
Posted by 匿名 at 2016年09月30日 02:54 | 返信
C型肝炎は、潜伏期間が10年~29年と、異常に長いと言う特徴があります。
感染率の割合では
エイズウイルスが血液1cc中に1億個います。
B型肝炎が、1cc中に1000億個。
c型肝炎は1cc中に1000万個
成人T細胞型白血病(授乳で感染)は10万個
この割合で感染しますが、c型肝炎は潜伏期間が長いので、犯人が特定し難いのが特徴です。
c型肝炎も何十年連れ添った御夫婦間で感染してることもあるし、遺伝子を解析したら、別のウイルスだったと判明したり、複雑です。
ディスポーザブルの注射器を使用して、オートクレーブで、シャーレを消毒して、スレリハイド液に漬けて消毒しても、十年前の輸血で、本人の知らないままc型肝炎に感染して居た人もいます。
B型肝炎とかエイズは、入れ墨で感染する確率は、多いのでは憶測します。
Posted by 匿名 at 2016年10月01日 07:51 | 返信
やめどき
患者
が、
決める
では、あかん?
おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび
Posted by おこ at 2016年10月01日 10:37 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: