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C型肝炎治療のやめどき

2016年09月30日(金)

C型肝炎は飲み薬で95%が治る時代になった。
医学の発達は素晴らしい。
しかしいったい何歳までその治療をするのだろう。
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C型肝炎ウイルスにはⅠ型とⅡ型がある。


Ⅰ型にはハーボニー(800万円)が、
Ⅱ型にはソバルデイ(600万円)が,、投与されている。



さて、一昨日、阪神間のC型肝炎の専門家による
シンポジウムが神戸で開催され、参加した。

こうしたC型肝炎の治療(600~800万円かかるが、自己負担は3万円)が
何歳まで行われているのか、4人の専門医が回答してくれた。

4人の答えは、84歳、85歳、86歳、87歳だった。
要は、だいたい85歳までC型肝炎治療が行われている実態が判明した。

どうやらC型肝炎治療のやめどきは、85歳と言えそうだ。

結構な年齢まで、高額な治療が行われているんだ。
全国でこれまで数万人の人がこの治療を受けたそうだ。

では、こうしたC型肝炎治療の医療費が、国民医療費に及ぼす影響は?

結論から言えば、たいしたことない!?
いやいや、でもいつまで続くのか?

3500万円の抗ガン剤を年単位でやることに比べたら安いもの?
いやそれも、どうだか。

実は、これもそうかどうかは分からない。
そんな議論が中央では行われている。

以下、m3というサイトから抜粋させて頂く。
リアルタイム分析が大切だという内容だが・・・・

ーーーーーーーーーーーー

厚生労働省は9月28日、2015年度の「医療費の動向」を公表、
同年の医療費は41.5兆円で初めて40兆円を突破し、
2014年度と比べ、3.8%増となったと説明した。

過去数年に比べて高い医療費の伸びになったのは、
調剤医療費の増加が要因だ。

中でもC型肝炎治療薬であるソバルディとハーボニーの
薬剤料の伸びの影響が大きい。

同省によると「約40兆円の概算医療費に対して、おおむね0.7~0.8%が、
C型肝炎治療薬を含む抗ウイルス薬の薬剤料の増加が要因である。

日本医師会副会長の中川俊男氏は、まず3.8%の医療費増について、
診療報酬改定がなかった2011年度(対前年度比3.1%増)や
2013年度(同2.2%増)と比較しても高いと指摘。

その上で、薬剤料の分析は院外処方に限った場合であり、院内処方を含めると、
抗ウイルス薬の増加は1%程度になると述べ、薬剤料の伸びを問題視した。

その上で中川氏は、ソバルディとハーボニー配合錠の売上を質問。

厚労省は、IMSのデータを説明。
薬価ベースで四半期ごとに、ソバルディ(2015年5月薬価収載)は、
433億円(2015年7-9月)、643億円(同10-12月)、391億円(2016年1-3月)、246億円(同4-6月)、
ハーボニー配合錠(2015年9月薬価収載)は、1101億円(2015年10-12月)、1517億円(2016年1-3月)、
698億円(同4-6月)とそれぞれ推移している。

「(売上の)ピークは過ぎたと考えていいのか」との中川氏の質問に対し、
厚労省保険局は、ソバルディとハーボニー配合錠の薬剤料は、
2016年度薬価改定の31.7%の引き下げを上回るペースで減少、
つまり薬価だけでなく数量も減少しているとし、
引き続き2016年7月以降のデータを見て行くとした。

中川氏は、「高額薬剤が、公的医療保険制度を翻弄していると以前言っていたが、
こうしたデータをリアルタイムに把握、公表して、
拙速な議論に走らないようにやっていくことが必要ではないか」と厚労省に求めた。

さらに現在、中医協で議論が進む抗PD-1抗体製剤のオプジーボ(一般名ニボルブマブ)についても、
年間医療費が「1兆7500億円」に達するとの推計もある中、「この金額がいまだに独り歩きをしている。
この数字は過大であるという明確なメッセージを発するべきではないか。
これにより議論がおかしな方向に行っている」と中川氏はコメントした。

ーーーーーーーー

2015年度の「医療費の動向」では、後発医薬品割合なども明らかになっている。
2015年4月の58.8%から、2016年3月には63.1%に増加した(数量ベース)。

2015年の「骨太の方針」で掲げられた後発医薬品の使用割合は、「2017年央までに70%以上」であり、
今後も使用促進が必要な状況にある。

 

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


日本医師会の横倉会長は、薬剤費に関して
以下のようなコメントを発している。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

◆医療費の在り方について~2015年度概算医療費から~―横倉会長
 
 横倉義武会長は9月28日、定例記者会見で、13日に厚生労働省のホームペー
ジに公表された2015年度の概算医療費について、現在、日医総研において分析
を進めていることを明らかにした上で、現時点での分析結果を踏まえ、昨年度
の医療費の動向と日医の考えるあるべき姿の方向性について説明した。
 
 同会長は、「概算医療費」は、確定ベースではない審査支払機関における算
定ベースの診療報酬の集計で、2015年度の確定した国民医療費は来年公表され
る見込みであるとして、分析結果の概要及び所感を以下のように説明した。
 
 2015年度の医療費は41.5兆円で、対前年度比は+3.8%。この医療費の伸び
3.8%のうち、薬剤料(院外処方のみ)の寄与は1.5%と計算され、また、C型
肝炎治療薬等抗ウイルス剤の影響は1%程度と推計された。
 
 これについて同会長は、「2016年度の薬価改定で、ソバルディ、ハーボニー
は市場拡大再算定の特例を受けて薬価が大幅に引き下げられているため、医療
費の2016年度の伸びへの影響は薄まっていくものと思われる」と述べた。
 
 診療種類別の伸びでは、薬剤料(院外処方のみ)の伸びが11.3%と高く、
2015年度には高額なC型肝炎治療薬が薬価収載された影響を受けていると考え
られるが、他にも、薬価改定のない年の薬剤料は相当の伸びを示している。
 
 医療機関の費用構造については、厚労省が過去に推計(推計手法は非公開)
した医療機関の費用構造を参考として今回推計分と比較したところ、10年前と
比べて人件費が49.1%から47.0%に縮小し、医薬品費が20.9%から21.8%に上
昇した他、材料費及びその他の支出(設備関係費、経費)も増加している。
 
 同会長は、「医療用消耗品等は技術料から包括して償還されていることから、
これらの上昇が医療従事者の人件費を圧迫する要因になっている」と指摘した。
 
 病院・診療所には全国で300万人以上が従事しており、2014年は2002年に比
べて1.2倍以上に伸びている。これについて同会長は、「医療分野は他の産業
よりも雇用誘発効果が大きく、特に医療従事者の比率が高い地方においては経
済の活性化に多大な貢献をする、すなわち地方創生につながる」と強調した。
 
 外来医療費の構成比を計算したところ、2001年度に50.6%であった医科技術
料は、2015年度には44.2%に縮小。一方、外来医療費に占める薬剤料の割合は
36.2%に拡大した。
 
 調剤技術料については、調剤基本料は、後発医薬品調剤体制加算の要件が厳
しくなっているものの、上昇傾向が続いている。
 
 これらの分析結果を踏まえ、横倉会長は、「医療費に占める薬剤料の比率が
上昇しつつある一方で、限りある財源の中で人件費の割合が縮小していること
が読み取れる」と指摘。経済発展が社会保障の財政基盤を支え、他方で社会保
障の発展が生産誘発効果や雇用誘発効果などを通じて日本経済を底支えしてき
ており、社会保障と経済は相互作用の関係にあると強調した。
 
 その上で、最後に横倉会長は、これから年末にかけて厚労省の平成29年度予
算の概算要求における事項要求の折衝が始まることから、適切な財源の確保と
その配分ができるよう、同省の審議会などを通じて働き掛けていくとともに、
医療等従事者の確保のためにも、“モノからヒトへ”という医療費の配分の在
り方をもう一度考え直すべきという日医の考え方を主張していくとした。




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この記事へのコメント

なんでC型肝炎を取り上げるのかなと不思議に思ってWikiを引くと

肝炎の原因は以下が存在する。
ウイルス性肝炎
A型肝炎 - 経口感染
B型肝炎 - 垂直(母子感染)、性行為感染(性感染症のひとつとも分類されている)
C型肝炎 - 血液感染(麻薬の注射器での回し打ち、集団予防接種における注射針の使い回し、刺青、輸血、血液製剤等)
D型肝炎
E型肝炎 - 経口感染
G型肝炎
TT型肝炎
肝炎ウイルス以外:EBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなど
(原因がウィルス以外は)
アルコール性肝炎
非アルコール性脂肪性肝炎
薬剤性肝炎
自己免疫性肝炎
原発性胆汁性肝硬変-----ここまでWikiです。

C型肝炎は原因が血液感染だから、その昔、予防注射、輸血、血液製剤で感染被害があったけれども、現在では陽の当たる世界では注射針の使いまわしは皆無、輸血も血液製剤もチェックされているので、陽の当たる世界の患者数はゼロに近づいていくはず。
・・・ということは、残るは裏社会の患者さんだよね ????? 

Posted by 匿名 at 2016年09月30日 02:54 | 返信

C型肝炎は、潜伏期間が10年~29年と、異常に長いと言う特徴があります。
感染率の割合では
エイズウイルスが血液1cc中に1億個います。
B型肝炎が、1cc中に1000億個。
c型肝炎は1cc中に1000万個
成人T細胞型白血病(授乳で感染)は10万個
この割合で感染しますが、c型肝炎は潜伏期間が長いので、犯人が特定し難いのが特徴です。
c型肝炎も何十年連れ添った御夫婦間で感染してることもあるし、遺伝子を解析したら、別のウイルスだったと判明したり、複雑です。
ディスポーザブルの注射器を使用して、オートクレーブで、シャーレを消毒して、スレリハイド液に漬けて消毒しても、十年前の輸血で、本人の知らないままc型肝炎に感染して居た人もいます。
B型肝炎とかエイズは、入れ墨で感染する確率は、多いのでは憶測します。

Posted by 匿名 at 2016年10月01日 07:51 | 返信

やめどき
患者
が、
決める
では、あかん?
おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by おこ at 2016年10月01日 10:37 | 返信

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