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「日本の医療制度は最短で5年以内に破綻する」

2016年10月01日(土)

「日本の医療制度は最短で5年以内に破綻する」。
これは私の言葉ではなく、現役の厚生労働省幹部の言葉である。→こちら
私自身も同感である。
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これはおそらく厚労省や専門家の共通見解だろう。
いや医療制度のみならず、国体そのものも危ない。

しかし国は相変わらず大本営発表を繰り返している。
長い歴史から見れば今は、まさに嵐の前の静けさか。

ゆでカエルの話を思い出して欲しい。
みんな集団催眠のように、麻痺してしまっているのだ。

なぜ「最短で5年以内」なのか?
それは東京五輪のあとが危ない、という意味ではないか。

もし東京五輪が無ければもっと早まっていたはずだ。
その意味では、東京五輪は延命のカンフル剤かも。

こんな前提があるので、このブログでは

・現場のホンネと提言
・無駄な医療と人間の尊厳、について発信している。


私の持論はいつも明快だ。

それは
・無駄な医療を無くせば、医療費は半減できる
・そして人間の尊厳はそれでむしろ上がる


つまり、経済問題と日本人の尊厳は両立する。
ただし、それが実行できるのは政治家によるガバナンスが必要だ。

平穏死も抗認知症薬や抗ガン剤の悲劇を発信するのも
市民が気がついて行動変容すれば、破綻が避けられるのではないか、という想いから。


もしこんな町医者のブログを読んで頂いている皆様が
破たん回避に意味がある!と思われるならば、以下の2つをお願い申し上げたい。


1 このブログを多くの知りあいに教えて欲しい。

2 毎日、2つをクリックして頂き、現在のポイントの10倍にしてほしい。
 そこまで行くと厚労省も市民の意見を無視できなくなるのではないか。




今日から10月に入った。
あと3ケ月で新しい年を迎えると思うと、気が引き締まる。

1と2を10月末までに、どうか叶えて欲しい。
お願いします!


あと1~2年は(60歳までは)、頑張って日本中を動き回る覚悟だ。
そのために生まれてきた、と勝手にあと1~2年だけ勘違いしておくつもり。

今日は、長崎市で講演だ。
満員で沢山断った、とのこと。

必要とあらば何度でも来ます。
今日、断られた人たちの要請があれば、何度でも来る。

長崎は4回目だが、大好きな街だ。
福山雅治が何度も通っている思案橋ラーメンも食べた。


PS)
今やっとホテルに到着。
12人の人とクジラを食べて、ワインを飲んで・・・・

ああ、楽しかったことしか覚えていない。
もしかしたら、認知症??

長崎の人へ、
と言っても誰も読んでいないだろうけど、

明日もしよろしければ
歴史医療博物館まで、午後2時にお越しください!!!








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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

おつかれさまでした。

Posted by 尾崎 友宏 at 2016年10月01日 01:45 | 返信

ゆでガエルとは Wikiより
『2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する』
およそ人間は環境適応能力を持つがゆえに、漸次的な変化は万一それが致命的なものであっても、受け入れてしまう傾向が見られる。例えば業績悪化が危機的レベルに迫りつつあるにもかかわらず、低すぎる営業目標達成を祝す経営幹部や、敗色濃厚にもかかわらず、なお好戦的な軍上層部など。--- Wikiも資金難らしい。

長尾先生、尊敬します。
ゆでカエルって???でした。
こういうこともご存じなんですね。
私が知らないだけ??

実際にはふたつき容器で閉じ込めないとカエルは跳び出すみたいですけど。
カエルは跳び出しても日本人はゆでられるしかないかもしれませんね。
億単位の金持ちは外国へ逃げるのでしょうが、やっとこさ貯めた千や二千の老後資金にしがみついている平民はゆでられて死ぬしかないか・・・
マイナス金利どころか預金税かけるとか、まずは後期高齢者から預金没収といううわさも流れている。外国へ逃げようとしても、医師や弁護士資格があるとか、5千万以上の預託金が出せるとか20万以上の年金がある人だけ、移住を受け入れるらしい。
年食って外国へ逃げたって良いことないと思う。
自分の国を自分で住みやすい国にできない人間が、外国で快適に暮らせないと思います。
今までポチッをさぼってましたけどまたボチッと2回やってます。

Posted by 匿名 at 2016年10月01日 02:54 | 返信

五輪
が、
すべて
経済破綻
次 引き受ける
都市
ないとか、
東京五輪
は、
開催 不能に、
とか、

あまり、
羽 のばしすぎませんように、
(^o^)(^o^)
おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by おこ at 2016年10月01日 04:52 | 返信

このAERAのニュースの下の方に、「TTP交渉でも、アメリカは日本の医療を狙っている」とかいてありますけど、アメリカの政策も関係しているのではないでしょうか。
医療保険業界が、凄まじい勢いで、日本国内で宣伝しています。
アフラックなんかひどい詐欺商法で泣いている人も、多いです。

Posted by 匿名 at 2016年10月01日 06:27 | 返信

昨日、右側に表示されているツイート欄に記事をアップされているのを読んでいました。
現役・厚労省幹部からの発信記事でもありますし、以前から時々感じていたのですが、
「日本の医療制度は最短で5年以内に破綻する」これは国内のどこか、誰かしらの
確信犯的な作業(取り組み)な様相に思えてしまいます。
.......
長尾ブログ: 2016年03月15日
免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」が肺がんの
治療薬として健康保険で認められた。
........
このような高額医療を保険適用とする意図も不可解でしたから。
健康保険が破たんすれば、介護保険も同様でしょうし、まるで
ちゃぶ台をひっくり返すかのような荒行によって、ゼロにしようという
そんな魂胆がどこかに潜んではいないのか? 政治的引導を感じてしまいます。
あくまでも、胸騒ぎのような勘です。
極論かも知れませんが、戦争容認的姿勢にも、そのようなちゃぶ台返し的政策に
思えてしまうのです。

Posted by もも at 2016年10月01日 11:24 | 返信

猛烈な勢いで高齢化が進む日本。
高齢化とは、ただ歳を取った人間が増える、というのだけでなく、病気を複数持つ人も猛烈に増える、ということですね。
認知症や認知症ぎみの人が、家族、地域、国に猛烈に増える、ということですね。
そして、その中にとりもなおさず「自分」も含まれる、ということですね。
国民皆保険制度の恩恵にあずかる私たち日本国民ですが、最短で5年後で破たん。これは、もはや現実味を帯びています。
とりあえず、ピックっぽい凶暴さを帯びた認知症のご家族には、「コウノメソッドがあるよ!!」と耳打ちして、介護者の戦死を免れるよう、家族が薬を調節できるよう教えて広めねば、と思っています。
そして、Dr.長尾和宏(先生)のブログの存在を広める努力をしなければ、と、心から思っています。

「あと1~2年は(60歳までは)、頑張って日本中を動き回る覚悟だ。
そのために生まれてきた、と勝手にあと1~2年だけ勘違いしておくつもり。」

↑空海(弘法大師)のお姿を拝みに、今後の講演予定もチェックします。全国を飛び回っていらっしゃいます。

Posted by 匿名希望 at 2016年10月01日 04:24 | 返信

こんばんは。
長崎は幼稚園から小学3年までいたなつかしい町です。
坂は多いですが、とても良い所なので
ゆっくりしていって下さい。
クリック連打しときます。

Posted by 匿名 at 2016年10月01日 09:45 | 返信

>市民が気がついて行動変容すれば、破綻が避けられるのではないか、という想いから
>平穏死も抗認知症薬や抗ガン剤の悲劇を発信している。
と仰る長尾先生の叫びには、大抵の読者が共感し、理解していると思います。
ブログを読み続けることによって浸透したものが、自分の根底に、それこそ盛り土されて
います。けれど世の中の一般的には、国民皆保険を当然の権利として認識し(当然すぎて、
認識という意識すら持ち合わせていないかも)医者通いを日課としている高齢者は多いこと
でしょう。以前、腱鞘炎治療に通った街の整形外科の待合室は、正に井戸端会議場でした。
かなり前ですが、長尾ブログへの書き込みをした女性(若い女子のような印象)が、
「若者も楽ではない。」「高齢者も何かを我慢して下さい。」と、医療・介護等の社会的
保険費用の負担について、不公平感を述べていらしたのを覚えています。
内容に一理あると思ったのですが、反論されてしまいました。厳しい時代、働くことにも
何かと困難が多い御時世を過ごす若者達が、中年になって健康不安が顔を覗かせてくる頃には、
なんの保障も無かった..では酷な話です。

Posted by もも at 2016年10月01日 10:50 | 返信

冷や水を浴びせるようで大変恐縮ですが、次のような可能性はありませんでしょうか?

(1)厚労省が予算獲得を狙って、小さな事実をことさら大きく宣伝している。
8月後半から12月末まで、新年度予算策定の時期です。財務省向けアピールが必要。

厚労省が、国民の方向を向いているはずがない。厚労省とは、国民の窮状をエサにして、財務省からの予算獲得を狙う役所。当然にして、一番おいしいところは天下りが確保する。役所って、どこもこういう構造でしょう?

国民が豊かで満足な生活をしていたら、厚労省は困るのです。財政赤字の時代に、厚労省予算は削られてしまいますから。国民の窮乏は、厚労省にとり蜜の味。

(2)財務省にとり、日本政府の財政が破綻したほうが都合がいい。
財務省は、消費税を最低でも20%に、政治に隙あらば25%に上げたいと考えている。これを実現するのに、財政黒字では困るのです。黒字では、増税法案が国会を通りませんから。可能な限り巨額な赤字を抱えたい。生活苦のあまり、「この危機を乗り切るには、消費税を25%に上げるしかありません」と国民に言わせることができれば、財務省的には最善のシナリオ。

予算を食いつぶすオプジーボは、この目的を達成するのに最善の材料。トランプ大統領から求められれば、米軍への思いやり予算を3倍増だってするだろう。

(3)なぜ私がこんなことを指摘するかと言いますと・・・厚労省は、小さな金額の不正または無駄遣いを厳格に取り締まる一方で、オプジーボを認可するわけです。言っていることとやっていることが違う人の脳内には、悪意が潜んでいると見るのが、一番自然です。

Posted by 通行人 at 2016年10月02日 02:25 | 返信

通行人様による池上彰さん的、明快な論説を読みまして「そうか、そうなのかァ。」と
腑に落ちる思いです。
>言っていることとやっていることが違う人の脳内には、悪意が潜んでいると見るのが、
>一番自然です。 という結論付けに納得できます。
政治と経済、国会と予算、アメリカの動向 が、我々庶民・国民の生活と密接に関係している
(当たり前なことなのですが)のが、改めてよく分かります。
これを読んで、選挙(投票)を他人事と白けている人が、目を覚ますことに繋がっていくのが
大事。そして、少しずつでも声をあげていく(闇の部分も詳らかにしていく勇気)が必要。
まずはクリックから、でしょうか。
長尾先生の文面にあります大事な言葉、「市民が気がついて」= ゆでカエル状態を脱する。
『気づき』が何よりのキーワードだと思いました。

Posted by もも at 2016年10月02日 12:27 | 返信

あと5年!?医療費上げる準備か?年金は?
しかし、この2つがダメになれば政治がひっくり返るから、負担を増やすか税を上げるしかないでしょう。真綿で首を絞められるように、庶民は騙されて終わりでしょうか?今の日本を支えているのは庶民の「潔さ」に他なりません。(怒り)

Posted by 町子 at 2016年10月02日 12:55 | 返信

昨日、久しぶりに東京駅近辺をうろついた。東京駅、大手町、八重洲、日本橋。
この街を、仕事先に行って帰るだけのために速足で歩いていた時期があるのだけれど、
周囲の人を眺めながら、自分はその中にいなくて、テレビの画像を見ているような感じがした。

東京の足立区とか尼崎の下町とか大阪の西成区とかの貧困の町に、プレハブ建ての平屋をぽつぽつあちこちに作って、厚労省などの役所をそこに入れたらどうなのかな、と思った。東京の官庁街ではなく、地盤も経済もゼロメートル地帯に、国家公務員が勤務する。
休憩室も応接室も食堂もない職場。日本のほとんどの企業と同じ。

自宅勤務も試行されているくらいなので、ネット環境さえガードされれば何の問題もない。
と言いつつ、国家のネット環境はすでに漏れ漏れだ。
それなのにマイナンバー制度なんて作って個人情報を漏れ漏れを目論む役人たち。
役人は雲の上に住んでいる一握りの王侯貴族なのだ。

Posted by 匿名 at 2016年10月02日 01:12 | 返信

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