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自死した青森の中2女子

2016年10月20日(木)

11月11、12日と講演する予定である青森市が、揺れている。
写真コンテストで最高賞を取った写真に映っている女性が自死したことを
知った市長が、写真を応募した男性にコンテスト辞退を求め応じたという。

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写真コンテスト最高賞の被写体に自殺の中2女子、授賞を撤回/青森、遺族は写真と氏名公表
http://www.sankei.com/affairs/news/161017/afr1610170047-n1.html
 
かわいそうなだけの子でない/青森中学生自殺/遺族が写真、氏名公表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-18110127-webtoo-l02.view-000
 
発表間近の今月13日、責任者の元黒石観光協会会長が「祭りの写真としてふさわしくない」と反対した。

黒石市の高樋憲市長も14日、実行委に「多くの人に祭りを知ってもらうという賞の趣旨になじまない」と伝達。
実行委は応募者の男性に賞の辞退を求め、男性は応じた。

そして全国から多くの抗議を受けた市長は、急遽、最高賞を復活させたという。→こちら 






青森市浪岡中学2年の葛西りまさん。

この写真の10日後にいなくなったんだね。

あなたに、どんなことがあったのだろうか。

こんなに明るく元気一杯だったのに。

心の中に大きな悩みを抱えていたのか。

それとも急にイヤなことがあったのかな。

なにも知らない遠くのオッサンだけど、ニュースで知った。

あなたのことを家族や多くの友人が悲しんでいるだろう。

この写真を撮った人は、あなたの死を知らずに応募したという。

不思議なご縁だけど、それがきっかけであなたのことを知ることができた。

もし市長があんな決断をしなければ、あなたのことを知ることも無かった。

あなたは、亡くなった後に有名になり、多くの人に偲ばれている。

でも亡くなるより、生きていて欲しかった。

そんなことをいくら言ってももう帰って来ないけれど
お父さんやお母さんや友人は、悔しさで一杯だろう。

でもこの写真の中のあなたは、多くの人に夢と希望を与えることでしょう。
いつまでも生き続ける。

いじめはよくない。
オジサンも小学生の時、ずっといじめられていたからよく分かる。

あなたは、悪くない。
悪いのは、いじめたほうだ。











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この記事へのコメント

ほとんど毎日、「人身事故による影響で・・・」のテロップが流れます。
どこにも自殺という文字はないけど
「あぁまた自殺・・・」
慣れっこになってる自分がいます。

無理して一軒家を買った父は、いつも、マンションは便利だけど高層階だと母親が飛び降りるからダメだ、と言っていました。
その家で、祖母は平成になって間もなく心不全で亡くなりました。

地下鉄のホームには、乗車場所だけ開閉するガードが取り付けられている。

一線を越えてしまう理由って、死ねる場所が目の前にあるってことも、大きいのかもしれない。

Posted by 匿名 at 2016年10月20日 02:17 | 返信

ほんとに…
悪いのは いじめた方です

こうやって 冷静に考えれば 誰だって いじめはダメだって思うし
市が採用して 取り消すなんて おかしいと 思うのに
その中にいたら
誰も おかしいって言えない不思議な渦が巻いてしまうんですよね

まあ〜いいや〜じゃない!

おかしいものは おかしいと…
言える勇気を出せる自分になりたいです

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年10月20日 04:05 | 返信

いのちを、
たつな。
石田イラさん
は、
死んだ
ふり、
勧め、
ひかりの中、
いきる
日が、
必ずくる
と、
わたしは、
生命の、
リズム、は、
10年
ほの灯
が、
かすかに、
ほの灯


励まし

いまこそ
冬の
冬芽

ように
見えない
息吹
溜め込む

おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

自殺

疎んじる
風潮
は、
如何

でしょう!

Posted by おこ at 2016年10月20日 04:54 | 返信

「黒石よされのりまさん」の写真とポスターは、美しいですね。
誰が虐めたのか分かりませんけれど、このポスターの美しさと黒石市の賞をもらったことが虐めの原因だったのでしょうか。少し学校を休んでも、生きのびることができたら、魅力的な少女になったでしょうね。
ミヒャエル・エンデも、「ネバー.エンディングストーリー」の中で「虐めれたら、逃げていいんだよ。少し休んでボチボチ行こう」と言っています。第二次世界大戦下のヨーロッパのユダヤ人も、とにかくアメリカや外国に、逃げた人が助かっています。日本の近衛首相の、弟の近衛秀麿氏は、当時ドイツに居て、多くのユダヤ人の外国への逃亡を助けたそうです。BSプレミアムで、放映していました、。
意外な人が、意外な凄いことをしているものです。

Posted by 匿名 at 2016年10月20日 07:31 | 返信

生きるのがつらくなったら、身近な大人の誰かに相談しましょう。大人はみんな、その誰かになりましょう。せめて自分自身は、その誰かになりたい。

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年10月20日 05:30 | 返信

撮影者もお気の毒です。当初の記事で紹介されていましたが、入賞の知らせが届いた時点で、
葛西さん宅に連絡を取ったら、自死なさった娘さんと知らせれて驚いた、とありました。
けれど、ご遺族である、お父様は入賞を喜んで下さり、Nice Photo と 綺麗な娘さんの艶姿を、
共感して共に喜び合った、と記事の内容でした。亡くなる10日前の写真という事実と、入賞作品
の被写体であった、その事実には『一期一会』を感じて読みました。
皮肉なことに、市長の取り消し判断があったから、広く全国に知られることにもなりました。
騒動のようになってしまいましたから、撮影者(受賞者)も後味が悪い気持ちにもなってしまった
かも知れません。けれど、山本社中という仲間と共に、伝統芸能を踊るりまさんの姿が美しかった
から、瞬時にシャッターを押した写真家の心と手腕には、純粋に表彰を受けて頂きたいと思います。
時間と空間を切り撮る作業の瞬間が、偶然にも世を儚む気持ちを持ち合わせた、若き女性の魂を
捉えた一期一会だと思いますから、辞退などなさらずに、復活された賞の栄誉を素直に受け取って
頂きたい、と思いました。
山本社中の一糸乱れぬ踊り、手捌き、足捌きがとても素敵でした。
憶測によって、お仲間が傷つくような事態が避けられるように、関係者も尽力して頂きたい
と願っています。

Posted by もも at 2016年10月20日 10:54 | 返信

見ず知らずの女性ですが、こうして素敵な写真によって、広く世に知らしめる結果となった
ことに不思議な感覚・シンクロニシィティーを多くの人が感じるのではないでしょうか。
中世ヨーロッパの画家の絵が、生前には日の目を見ずに、貧しく生きた画家であったけれど、
死後何百年が過ぎて、多くの人に見つめられ、鑑賞され、共感される経緯の運びに至ることに
なった名画の歴史を思う時に、時間をやり過ごすことに意味があると気が付きます。
人の心の内も、そのように、似ているような感じがします。
広い世界の中の点にしかすぎないような、今現在の状況と場所であるけれど、自ら一足を踏み出し
狭い世界を脱する勇気を持ったならば、無限の理解者に出会う可能性を秘めているのだと思います。
若い命を失う悲劇には、心が痛みます。自分の心の奥・底に『勇気』を奮い立たせて欲しいです。
理解者は必ず居ます。

Posted by もも at 2016年10月21日 12:45 | 返信

昨日、野田あすか さんピアノコンサートを堪能してきました。
発達障害を抱える若き、可愛い女性です。
自分の心を言葉で伝えるよりも、指で奏でる旋律、ピアノ演奏の方が
素直な心境を表現し易く、その能力に長けた才能の持ち主です。
ITに載る旋律よりも、CDに流れる曲よりも、その時を表現するハートの
生の演奏、旋律に心が染み入ります。
障害な部分ではないのです。
世俗に合わせる波長を当たり前にして、生きる、そう生きなければ渡りにくい、そんな
しがらみ とは無縁(距離を置くこと)であることによって、何か大切なものがある..
そんな癒しの世界が堪能できます。
「ありのままでいい」そう自分を表現できる世界を探しに。

Posted by もも at 2016年10月21日 01:27 | 返信

「かわいそうなだけの子ではない」。
親御さんのコメントがこれ以上ないほどの愛に満ち溢れ、かつ、誰も責めていないことです。

ときどき、辛いことがあった時に、この親御さんのコメントが口から自然と出てきます。
そうするとなにか勇気が湧いてきます。

親御さんの発せられた意図とは違いますが、お嬢さんの死は少なくともご遺族のほか、自分の人生に大きな影響を与えてくれています。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

Posted by 匿名 at 2021年06月27日 08:44 | 返信

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