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医療・介護の方向性

2016年10月26日(水)

厚労省や国の医療政策に文句を言う医師や市民が多いが
国としての医療・介護の方向性は、ずっとはっきりしている。
その方向に向かって粛々と舵が切られているだけのことだ。
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10月21日に開催された第8回医療・介護情報の活用による
改革の推進に関する専門調査会の資料。→ こちら



以上にすべてが書いてある。

2025年までに国の方針は変わらない。

・急性期病院の圧縮
・昔ながらの療養病床は老健に転換
・かかりつけ医と在宅医療の推進
・多剤投与対策・・・

要は、病院はとても厳しいが
開業医はやりかたによっては生き残れる道がある。

個人的には、無駄な医療費の削減をすれば
1年間でも10兆円の節約が可能であると思う。

無駄な医療費を、有益な介護費に回して欲しい。
しかしなかなかそうはいかないのが現実である。





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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

首相官邸の印が入った議事録を公に出してしまって、大丈夫ですか?..と始めに率直に
思ったことです。大きく転換を図るべく検討中・会議中、ということでしょうか。
医療と介護の狭間にあるファジーな部分を『介護』に、はっきりとシフトする必要性に
迫られている時期ではないでしょうか。介護という位置付けであっても、医師に携わって
頂くことに変わりなく、緩和医療と終末期に重点・視点を置いた分野を受け持って頂く
階層というか、その専門職(担当)を位置付けることで、現在ケアマネさんの采配如何に
よって "だるまさんが転んだ" のような、引っ張り合いが避けられるように思います。
終末期医療と看取りを、誰かに押し付け合いするような状態を避けるべく、その専門職を
決めて頂くことで、医療から介護へのシフト(脱却)を図ることが、できるのではないでしょうか。
それは、イコール 街医者さんの役割ということではなくて、総合病院にも在籍する連携部隊
のような部門がイメージです。いつまでも、大病院 VS 街医者 という構図では、
ナンセンスだと思います。

Posted by もも at 2016年10月26日 07:23 | 返信

補足:
介護を計画する時に支援の区分として、生活援助と身体介助 に概ね分けて考えられますが、
超々高齢化社会に突入したので、高齢化の中身が、身体介助を必要とする人が濃密に増えて、
しかも、単に動作のための身体に触れる介助というよりも、医療的措置を必要とする身体介助が
必要になってきているために、また、病気を複合的に抱えている高齢者の場合には、単純な
判断を下す事が難しく、やはり、そういった場面の判断(指示)を行う立場として、医師による
介入(従事)が待たれていると思います。
判断・指示命令系統が明確に、的確であれば、働く立場(介護職)からしても安心だと思います。
医師が、医療従事の傍ら、介護従事する兼業(?)のような考え方です。医療と介護をはっきりと
分断することは出来ない訳ですから、介護分野への医師介入(従事者)が増えることが待たれます。

ももからももへの返信 at 2016年10月27日 10:49 | 返信

ビッグデータって凄いなあと思いながら、難しいので、コピーを取って、読みながら寝てしまいます。
全部読んだら、感想を書きます。でも私に理解できるかな。

Posted by 匿名 at 2016年10月28日 01:18 | 返信

急性期病院の麻酔科医です。先生のブログいつも拝見しています。
私も、無駄な医療費の削減に賛成です。手術、集中治療には他の診療報酬の10倍以上のお金がかかります。その人のために本当にその治療が最適なのか、緩和治療ではだめなのか、疑問を感じることがあります。
しかし、外科医や家族も撤退を自分で決めることには抵抗があると思います。やはりここは尊厳死法など、法律の後ろ楯と国民の同意形成が必要なのだと思います。

Posted by 匿名 at 2016年10月28日 04:32 | 返信

長尾先生、皆様、初めまして。

私は長尾先生の吹田での講演会終わった後、駅の前で先生の本にサインを頼んだものです。ありがとうございました。

現在がん闘病しつつめちゃくちゃ面白い落語をされている立川左談次師匠の落語
面白いがんと共存してる落語、ぜひ長尾先生や癌に関することに関心持ってる方
そうでない方もぜひ聞いてほしいです!URLを貼ってますのでごらんください。
がんと左談次師匠とうまく生活してる様がほんまに面白いです
時間が経つと消えて行ってしまうのでできるだけ早くにご覧になられますことを。

http://shiburaku.seesaa.net/index-2.html
【第58回_立川左談次師匠の「まくら」&高座まるまるスペシャル配信:9月11日「渋谷らくご」収録】
9月11日「渋谷らくご」で収録
立川左談次(たてかわ さだんじ)師匠の「まくら」&渾身の爆笑に次ぐ爆笑の高座をまるまる配信のスペシャルバージョン

聴いているこちらにまったくストレスがかからないただただ素敵でかっこいい「軽い」立川左談次師匠
拍手が鳴り止まず、そして爆笑が生まれる高座をそのまま配信です

http://shiburaku.seesaa.net/
【第61回_立川左談次師匠の「まくら」&落語本編まるまる特別配信:10月16日「渋谷らくご」収録】
10月16日「渋谷らくご」で収録
立川左談次(たてかわ さだんじ)師匠の「まくら」&一席まるまる特別配信

渋谷らくごの「番人」として見守り続けてくださっている左談次師匠
権兵衛狸(ごんべえたぬき)という落語をまるまる1席配信です

Posted by かぎしっぽとりりん at 2016年10月29日 10:30 | 返信

「第8回医療介護情報による、改革推進...」をコピーして一応目を通しましても、「なんだにゃー?」と思っていたところへ、大阪南港ATCエイジレスセンターでケアマネジャーが学会主催の「医療との連携.入退院時のケアマネジメント」と題する研修会に参加して兵庫県立大学教授の筒井孝子教授の「利用介護政策をめぐる動向とケアマネジメントの今後の方向性」と言うお話を伺いました。
何でも国民一人当たりのGDPが、バブルのころより20年間でガタ落ちで世界で28番目なんだそうです。それで、医療介護福祉の切り捨てというわけです。
ベッド数の多い病院は淘汰されるらしい。国立大学病院は倒産させるわけにいかない。厚労省のお話を伺っていますとなんだか長尾先生や河野和彦先生は厚労省の優等生というかモデルドクターじゃないの?と思いました。
今までは、なんだか医師会に反する暴れん坊ドクターと思い込んでいたのですけど、なあんだ厚労省の優等生なんジャンと分かりました。
筒井孝子教授に「多剤投与ってどれくらいから、多剤投与って言えますか?」と聞かれて答えられませんでした。隣に座っていた女性が「7種類です」と答えると教授が「何故?」と聞くと「7種類以上になると減算になるからです」と答えて「正解です」と褒められていました。悔しい!長尾先生のブログの「第8回医療介護情報による改革推進...」を、よく読むと「5~6剤以上を多剤投与とするが、ケースバイケースである」と書いてありました。
ところで、司会のケアメンジメント学会理事で広島の循環器科クリニックの落窪裕之先生が「広島が一番最低だと言われて...」と仰ると30名ほどの生徒がどっと笑ったので、皆厚労省のレポートは読んでいるんだと分かりました。そういえば資料3「地域医療構想の検討状況について」で青森県と広島県が載っていました。
でも医療費が高いと言っても、その内容を吟味しないと、一概に悪いとは言い切れないのではと言う疑問もあります。
看護師さんのケアマネジャーが「介護保険の始まった平成12年頃は、病院にいっても(はあ?ケアマネジャーってダレ?)と言われて冷遇されましたけれど、これからは病院に行って看護師さんか誰かと会議したら算定されるので、(どうぞいらっしゃい)という方向になるらしい」なんて言っていました。
病院に「どうぞいらっしゃい」なんて言われても、ライオンに「いらっしゃい」と言われたくらい怖いですけどね。
とにかく経済態に、物凄い大恐慌になるらしいです。お年寄りや子供を助けられるのか、いや自分自身も生き残れるのか不安です。
父や母の様に死ぬのかなあと思います。
とにかく疲れました。私の頭では付いていけないです。
いったい誰のせいで、こんな大不況になったのでしょう。
GDPの世界1はルクセンブルグ、ノルウェイ、カタール、スイス
、オーストラリア、デンマーク、スウェーデン、サンマリノ、シンガポール、アイルランド、アメリカ、アイスランド、オランダ、オーストリア、カナダ、フィンランド、ドイツ、ベルギー、イギリス、フランス、ニュージーランド、クウェート、アラブ首長国連邦、ブルネイ、香港、イスラエル、日本、イタリア、スペイン韓国なんだそうです。韓国が日本より上になるかもしれないそうです。
財政予算を社会福祉に使い過ぎたというけれど、東京オリンピックみても「何かというとゼネンコンが公共事業で金儲けをしてきたのでは?」と疑いたくなります。

Posted by 匿名 at 2016年10月31日 04:43 | 返信

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