このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

40年ぶりの青森

2016年11月11日(金)

2日連続講演のため、40年ぶりに青森に来ているが、とても寒い・・・
昨夜の雪が残っていて、今夜の気温は1度。
大阪人には寒さが身にしみる。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

高校3年生の修学旅行で青森に来た記憶がある。
しかしもう40年前のことになる。

青森の宿で深夜に数学の教師から頬をぶたれたことしか覚えていない。
今で言う生徒虐待であるが、あの時、あの教師はなぜ私を殴ったのか。

私は小学校でも生徒と教師のいじめにあっていた。
運が悪い暗い子供時代だったと今頃回想している。

今日は、朝から往診や退院調整で動いていた。
緩和ケア病棟からから家に帰る人の退院調整もあった。


伊丹発の青森便は、悪天候のためか一便欠航していた。
最終便も30分遅れて発ち、小さな飛行機の中はガラガラだった。

青森市内は人が少ない。
ずいぶんのんびりしている。

しかしそんな青森で、明日は市民が130人、
明後日は医療者が100人も集まると聞き、いつになく張り切っている。

青森の人はまっすぐな人が多い。
女性は色白美人が多い。

明日の夜は青森のドクターたちと飲む約束になっているので
楽しみである。

全国48都道府県で講演して、青森が講演していなかった最後の一県だったが、
明日、講演全国制覇を達成する予定だ。

日本は広い。
美しい。

国民皆保険制度があり、誰でもどこでもいい医療が受けられる。
そんな国は世界中にひとつもない。

一方、米国では反トランプデモが起きているは、それだけ分断されているということ。
行き過ぎたグローバリズムのゆり戻しがトランプ現象であった。

かつてレーガンが大統領選に立候補したとき、あんなカウボーイが大統領になったら、
アメリカはおしまいだというのが一般的見解であった。

しかしレーガンはましな大統領だったというのが、いまの評価である。
トランプも大勢の能力あるスタッフに囲まれて仕事をすることになる。

トランプ現象は世界情勢に大きな影響力をもち、次第によってはアメリカの凋落の
決定的な始まりになるかもしれない可能性を孕んでいるが、歴史の必然である。

21世紀のはじまりは、1極支配から多極支配に移行しようとする
歴史的なはじめての試みに向けた混乱にあると捉えるべきである。

イギリスのEUEU離脱もトランプ現象もフィリピンの過激な大統領も
すべて共通しているのは、脱グローバリズムと保守志向、原点回帰。


日本でも必ず同じことが起きる。
安倍さんの次は自民でも民進でも共産でもない。

外にある第3極が、行き過ぎた歪みをほぐす役回りを演じることになる。
それは小池さんのような気がするが、その次は進次郎かもしれない。

いずれにせよ、日本はそろそろ「ポチ」から自立した大人になるべき時だ。
2020年の後に日本でもトランプ現象のような激変が必ず起きるだろう。

悲しいことに日本でも、マグマはしっかり蓄積されつつある。
だからトランプ現象の行く方を他山の石としてしっかり観ておくべきだ。
 










2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

2020年
東京オリンピックなんかやらなきゃいいのに、と思う。
そのあと、すごい不況が来るってハナシ。
なんでも東京オリンピックの競技場や宿泊施設のハコモノだけ残って廃墟となるって。

ちなみに私も小学校3年生の時、教師からの虐めというか暴力の対象でした。
忘れ物や宿題やってこない生徒が多いと、学級委員が全体の責任取らされて横っ面ビンタ。
その中でも特に私。殴られると他の子は泣くのに私は泣かなかったからだろう。
その教師は父が日本人、母が朝鮮人(明確ではないけれど韓国人ではないと記憶している)。自分の母を教室に連れてきて、日本が起こした戦争の苦労を語らせる女性教師だった。名前も顔もはっきり覚えている。奈良の有名なお寺さんと同じ姓。
同じ学級委員の男の子のお母さんが私の母に言って、初めて私が学校で毎日ビンタ食らっていることを私の母は知った。
あの一年間の記憶は死んでも忘れないと思う。
あとあと、私は友人たちにこの話をしたけど、あまり信じてくれなかった。そんなにひどかったら、学校が放っておかないでしょう?って。 学校自体が、「朝鮮人ハーフ」にビクビクしていたのだ。昭和30年代後半。日教組、強かったから。
その後、その教師は生徒にハサミを投げつけて休職になったという話を聞いた。私は家族と引っ越した後だった。
今だに私は「朝鮮人」が大嫌い。

Posted by 匿名 at 2016年11月11日 03:03 | 返信

おはようございます。
青森寒そうですね。
風邪引きません様に。
私の修学旅行の思い出は男子が女子の部屋に遊びに来て
それが見つかって夜中に正座させられていて、怒られる声でうるさくて眠れなかった事でした。
昔はげんこつ、ビンタ、正座は普通でしたよね。

Posted by 匿名 at 2016年11月11日 07:36 | 返信

青森に大事な友人がいます。青森の人は寒さの中で生き抜いてきた県民性で心がとても温かい。いい思い出で青森の思い出の上書きをして下さい。子供時代の苦しさは、心の海の底から不意にに浮かび上がってきますが、それにとらわれすぎると魂の海底に引きずり込まれるような気がします。友人が連れて行ってくれた海産物の炭焼きのお店の美味しかったこと、長尾先生も味わっておられることと思います。とにもかくにも、長尾先生、御自分のお身体も少し労わって下さい。

Posted by 樫の木 at 2016年11月11日 10:34 | 返信

長尾先生は、調整しつつも全国制覇が目標だったのですね。列島横断できてヨカッタですね。
今頃は青森のお医者さんと、酒を酌み交しておられる頃でしょうか。地域によって、お医者さんも
特色があるのでしょうか。医は仁術なり..なので、人情や風土によって違いがあるのかな..と
想像します。情報や交流はIT時代であるので、さほど不自由は無さそうな気もしますが、
どうなのでしょう。
いじめ について、教師からの..はあると思います。
いじめ という単語の発端とも言える象徴的な事件: 教師加担の葬式ごっこ⇒ かがわ君いじめ事件
がありました。そんな悪しき歴史から、明るみになってきた教師の心の闇。
いい先生も多く存在するのに、そんな汚点が教師の社会的立場を低くすることになりました。
以降、教師が信用されにくい世の中になり、"塾 " が信頼され、果てはモンスターペアレントを
生むような時代になってきてしまいました。かつては聖職とまで言われていたのに..残念なことです。

P.S 揚げ足とりをする訳ではないですが、全国: 1都1道2府43県の47県 が正しい と読みました。
48県と間違う理由もあるようですが、数えても47県が正しいようです。沖縄も47に入っています。

Posted by もも at 2016年11月11日 09:09 | 返信

地域密着型で福祉、後見相談業務に従事していきたいと思います。

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年11月12日 09:24 | 返信

40年前の記憶は、年数の経過=数字 よりも近い距離にある気がします。
それが思春期であり、多感な時期であったからでしょうか。
SNSのお蔭でもあるのだけれど、その当時の同窓生と交流が復活しています。
他愛無い会話から、些細なことまで、どうでもいいような事でも覚えている人が
居たりもします。不思議なことに、当時のファジーな距離感(関係)とは別のものが
生じていて、壁が簡単に取り払われ易く、気を遣い合うことが少なくて済む、
気楽な関係が保てます。その点は、お互いが年をとった証拠でしょうか。
嫌な思い出もあるけれど、現在は毎日会う必要が無い、適度な関係で済むせいも
あるのでしょう。
いつでしたか、何かの解説で、いじめ・引きこもり を考える方・救済に携わって
いらっしゃる立場の方が、「毎日行かなければならない、という理不尽な構造」と
「学校」を解説していました。
思い出の記憶が、すぐそこにある感覚には、「人生は短い」と実感させられます。

Posted by もも at 2016年11月12日 05:48 | 返信

寒い地方は、人が身を寄せ合って協力していかなければ、命に関わるから
「真っすぐ」なのでしょうね。一年の間に、雪に埋もれた月の苦労が予想だに
できないけれど、その分、人の知恵と人情が厚く暖かいのかなと、思いを寄せます。
雪の白さのような色白美人。リンゴが美味しい季節になりました。
全国行脚する医師は、滅多にいないです。たぶん。
日本の情緒に癒されて、お身体御自愛下さい。
私もこの冬に備えて、インフルエンザ予防ワクチンを接種しました。

Posted by もも at 2016年11月12日 11:28 | 返信

高校って、あのイケフのことですよね?えー!そんなひどい学校なのですか?
そういえば、私の町に池府から大阪市立大学の社会学部卒で、ごそごそ「反原発運動」をしている女性がいますけれど、「イケフでは成績が下がると、冷たい目で見られた」と言っていましたので「まさかあの池府が、そんな変な学校じゃないやろ!」と思っていましたけれど、彼女の言ってることは本当だったのですね。
長尾先生もこのコメントの「匿名」さんみたいに学級委員長だったのかな?それで責任を取らされたのですか?
何故でしょうね。親の学歴が高いと、教師に依ってはその生徒を毛嫌いする人がいますね。
長尾先生は「あ、なあんだ、長尾先生もフツーのひとじゃんか」と思う時と「長尾先生はやっぱり近寄りがたい人だわ」と思う時があります。

Posted by 匿名 at 2016年11月13日 03:50 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ