このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
お薬手帳の不思議
2016年11月22日(火)
医者通いしている人はみな「お薬手帳」を持っているはずだ。
そして本来は、それは1冊であるはず。
しかし何冊も持っている人がいて、本当に不思議な制度だ。
そして本来は、それは1冊であるはず。
しかし何冊も持っている人がいて、本当に不思議な制度だ。
多剤投与の弊害が少しずつ認知されてきた。
長い目で見るとすこしずつ改善されるだろう。
先日、お薬手帳を数冊持っている人がいた。
最初は1冊だったが、追求するうちに数冊出てきた。
それぞれの医療機関別に1冊なので数冊になる・・・
「それじゃあ、お薬手帳の意味無いじゃん」と思うが
「出したもん勝ち」なのだろうか。
数冊あっても一番知りたい薬が載っている1冊が出てこない。
いずれにせよ、お薬手帳を何冊も発行できることがおかしい。
もし「パスポートが何冊もあったら」
もし「住民票があちこちにあったら」
日本は本気で多剤投与に取り組むつもりは無い。
もしあるのであれば、手帳を持参しなければ自費扱いにすべきだ。
台湾では、診察券が銀行のキャッシュカードのようなもので
お薬手帳そのものでもある。
すべての診察券カードを一元化すればいいだけの話だ。
やろうと思えば簡単にできるのに、何年たってもできない。
それを「お役所仕事」と言う。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
お役所仕事=親方日の丸
Posted by 尾崎 友宏 at 2016年11月22日 03:49 | 返信
母子手帳と同時にお薬手帳も一人一冊ずつ交付したらどうでしょうか。そんな風に思います。
Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年11月22日 11:56 | 返信
診察券カードを一元化・・・診察券を1枚にするということでしょうか。
大賛成です。家には主人と二人、トランプができそうなくらいの枚数の診察券があります。
探すのが面倒なので、診察券を忘れたと言って保険証だけで診察を受けることも時々あります。
Posted by 八海山 at 2016年11月22日 01:19 | 返信
お薬手帳を使い分けしている方は、病院を意図して梯子しているのでしょう。
薬を重複してでも欲しいのか。それとも病院を併用していることを隠したいのか。
「通うことに意義がある」的な、時間に余裕がある = 暇を埋め合わせる ための
通院趣味 な方がおられる世の中です。真意は寂しさ、かも知れません。
Posted by もも at 2016年11月22日 08:36 | 返信
それこそ…
あのマイナンバーは なんなんでしょう
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年11月22日 10:00 | 返信
長尾先生が困っておられるのは、無秩序なドクターショッピングであり、
" カードで一元化 " が本心でいらっしゃるとは到底思えません。
お役人筋から、そんな提案の打診でもあるのでしょうか。
「タダより怖いものは無い」と同様に、「便利による不自由」を被るのは
国民です。病気ほど、個人情報の最たるものはないでしょう。
ワンクリックの怖さは図り知れないでしょう。
IT の得意とするのは分類と統計と伝達スピードです。果ては、中国や
アメリカの餌食となり得る御馳走である、国民情報と化すでしょう。
マイナンバーが活躍し損ねているのは、役人に抵抗できる頭の冴えた人が
人知れず阻止しているのではないでしょうか。
加えて言うならば、遠い過去ですが、紙で管理する時代であった頃の方が
健全な社会だったでしょう、と回顧したくもなります。
減薬や治療方法転換のために医療機関を変えても、元のところに「全てお見通し。」
なんて言われてしまうかも。
Posted by もも at 2016年11月22日 11:31 | 返信
「あのマイナンバーは 」
NTTをはじめとしてIT企業に仕事を与えるためのものです。税金でね。
Posted by 匿名 at 2016年11月23日 01:06 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: