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「新潮45」12月号は酷すぎる!!
2016年11月24日(木)
表紙に大きく、「薬害、でっちあげ」とある。
以前、このブログでJR東海が発行する「ウエッジ」という雑誌が
同様に、ワクチン被害者をヒステリー扱いする記事を連載し、私は批判した。
なんとまたこれを書いているのが同業の医師だというので、ビックリした。
よほど思いこみが強いのか、なにかの利害が絡んでいるのだろうか。
あまりにも被害者を冒涜する酷い内容に、反吐が出そうになった。
こんな出鱈目な記事をスクープとして載せる新潮社も落ちるところまで落ちた。
その医師は、ワクチン犠牲者のことをどう思っているのか。
1)それは副作用ではなくヒステリーである
2)エビデンスから外れた者は切り捨ててしまえ
という2つの論旨だけを、もっともらしい言葉を並べている。
この記事を読みながら、抗認知症薬の副作用や増量規定を連想した。
エビデンスから外れたものは無視してもいい、という危険思想そのもの。
認知症界の大御所が、増量規定撤廃を快く思っていないようで、
新潮45と同様に、支離滅裂な文章を日経メデイカルに3編書いている。
新潮社にせよ、日経BPにせよ、ガバナンスをしっかりしなさい、と申し上げたい。
いくら売上優先とはいえ、こんな間違った記事をウラも取らずに大きく掲げている。
また、私はこんな記事を書き続ける医者の精神分析もしてみたい。
きっとなにか、大きな原因があるのだろう。
そうでなければ、あんな酷い文章は書けない。
患者さんの痛みを無視する医者は、医者では無い。
新潮社は、被害者たちに心をこめて謝るべきだと思う。
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この記事へのコメント
日本と言う国は、おかしな国ですね。
TTPだって、大騒ぎして強行採決したのに、アメリカの大統領が「TTPは取りやめ」との鶴の一声で、ダンマリを決め込んでいます。
子宮頸がんワクチン問題も「被害者のいう事はでっち上げ」と言っていても、世界中から「子宮頸がんワクチンには問題がある」と声が上がると、どうせダンマリを決め込むのでしょう。
Posted by 匿名 at 2016年11月24日 02:19 | 返信
特に大手古参の情報媒体の独自性とか主張とか論調とかそういったたとえば「新潮らしさ」みたいなものは、もはや期待できないと思います。
日経BPが(製薬)企業寄りであっても不思議無いわけです。
両誌の株主や広告主を調べたわけではないので憶測にすぎませんが、紙媒体が売れなくなっている昨今、月刊誌も新聞もスポンサーの言うなりに記事を作ることになる。
そういう意味では、薬・医療批判を特集した週刊誌はすごいです。センセーショナルに売らんかな商法であっても、一般人を啓蒙した。(今後、反対側に回らないことを祈っていますが。)
最近、ある大手新聞のWEB認知症コラムに投稿したのですが、何も過激なことを書いていないのに掲載されませんでした。略すと、『・・薬は、「誰の」、「なんのため」にあるのか。認知機能の低下を遅らせることが、本当に、それを飲む本人のために役立っているのかどうか。・・・』と書いているこの医師の本音を知りたくなった、と投稿しました。
「◎○先生は、ご自分が認知症と診断した「患者」が、薬を飲むか否かは自分では決められないから先生にお任せします、と言ったらどうなさいますか?」とも書きました。
この医師、とても良心的な医師だと思います。けれども、お決まりの認知症検査とお決まり(-α)の処方をやっている、その一方で「本当に本人のためになっているのか」といった迷いも露呈している。
おそらく、検査や薬物処方してもしなくても、医師側が得る報酬が同じになれば、検査も薬物処方もずっと減ると思います。志があっても現実に医院を運営していくには、カネ勘定が常に伴う、そんな世の中にだれがした?
年老いた家族の関係者に、過激にならない範囲で、薬に対する疑問とかそういった検査をして本人に何の益があるのか、など、少しづつ話しています。最近、真っ向から反論を受けることは少ないです。長尾先生をはじめとして志高い皆様のおかげと感謝しています。
Posted by 匿名 at 2016年11月24日 02:25 | 返信
初めまして。小児医療に従事する者です。この国の医療行政は、ことごとく「薬害、でっちあげ」のスタンスを堅持してきています。
先日、抗インフルエンザ剤のタミフルを1歳未満にも保険適応する、と従来からの方針を変更することになりました。1歳未満へのタミフル投与は、高率に呼吸不全を来すことが予想されます。濱六郎医師が以前から指摘しているように、赤ちゃんラットを使用した実験でこのことが示されており、メーカー自身が乳児には使用しないよう注意喚起していることを踏まえると、暴挙と言えるでしょう。おそらくこの措置により、罪のない乳児が死亡することになると思われます。しかし問題となるのは、たとえタミフル服用後に乳児が死亡したとしても、この国のマスコミや医療界の重鎮(と言われる人たち)は決して薬害ではない、と言い張ることが予想されます。まさしく、「薬害、でっちあげ」の姿勢です。
医業薬業行政と医療界の製薬メーカーへの隷属姿勢には反吐が出ますが、この状況を打破するにはやはり薬害が疑われる症例を見た場合は個々の医師による副作用報告を積み重ねていくしかないと考えます。
どうか、乳児へのタミフル投与はやめてほしい。長尾先生もお知り合いの小児科医にこのことをお知らせいただきたく存じ上げます。
乱筆乱文にてお許しください。
Posted by (た) at 2016年11月25日 11:18 | 返信
医事新報社のメールで「タミフルシロップが一歳未満にも認可」と書いてあったので「へえ!一歳未満の赤ちゃんにタミフルをねえ?」と思っていました。
やっぱり怖いですね。中学生、高校生でも二階、三階のアパートから飛び降りる子供もいるのに、おかしいですね。
野良猫が子供を産んでも、床下から3~4ヶ月しないと出しませんから、死んでるのかと思ったら、ある程度育ったら「お目見え」するのですから、ノラのお母さんは賢いです。
こちらはウンザリですけど...。
Posted by 匿名 at 2016年11月26日 07:44 | 返信
欧米は1歳未満も保険適応ありますし、1歳以上では国内外で血中濃度が変わらないというデータもあります。
元々、脳炎リスクの高い1歳未満には現場判断で投与されていたものが、保険適応されたものだと思います。
万が一、重篤な副反応な起きてしまったときにこれまでは現場責任になったものが、そうではなくなっただけのことではないんでしょうか。
その上で、投与するかどうか各先生方が患児さんの親とお話しされればいいと思います。
Posted by タミフルの件 at 2016年11月28日 11:19 | 返信
患者をきちんと診察して研究を進めている医師らの報告が神経内科11月号に出ていますね。
とても参考になりますよ。
http://www.kahyo.com/item/S201611-855
Posted by neuro at 2016年12月06日 10:47 | 返信
世界では因果家系は認められないと結論づけられていますが、あなた方のの世界とはどこの世界ですか?
WHOもワクチンは安全であるから推奨しなさいと、日本に2回も勧告してますが。
ネイチャーは、HPVワクチンについて、「子宮頸がんやその他のがんを防ぐ鍵として、科学界や医療界で認められ、WHO(世界保健機関)に支持されている」と評価し、村中氏はジョンマッドクス賞も受賞されてます。
子宮頸がんワクチンを打てば9割の方が助かるというのに、あなた方はその9割の肩に無知、無認識から死ねというんですね。
三好海介から匿名への返信 at 2017年12月08日 11:35 | 返信
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