人工透析導入年齢は、昔は４０～５０歳代だったのが、
現在では最高齢が９０才くらいだと聞いて誠に驚いた。

その人がいつか要介護５の寝たきりの認知症になった時、
人工透析をやめることができるのか、できないのか。

大変難しい命題ではあるが、みなさん、熱心に聴いて頂いた。
多臓器不全で死期が近いとやめてもいい、という学会の提言は出ている。


先々週は、人工臓器学会のお招きで、人工補助心臓の”やめどき”について講演し
今年は、透析のの学会でこれまた”やめどき”について講演させて頂いた。

こうした議論は、医学会別にチマチマやるよりも、医学会が合同して、
そして市民や患者さんも入れてやるべきである、とあらためて思った。


話は変わるが・・・・

埼玉は、今、大変なことになっている。

大宮駅のひとつて手前の「さいたま新都心」にある「ラフレさいたま」に前泊して
朝一に、さいたま副都心駅から大宮駅まで、中山道を１時間弱かけてブラり歩きした。

「さいたまスーパーアリーナ」」は凄いね。
東京ドームよりでかい。

あと、オフィス街も凄い。立派である。
あと、病院や医院も多いし凄いなあ。

勘違いかもしれないが、日赤病院が２つもあるような。
いずれにせよ、朝日の中山道を歩くことはとても楽しい。

さいたまは土地があるのか、すべてがデカい。
建物も道もすべてが、北海道やアメリカ仕様に感じた。

新宿が副都心ならば、
埼玉はまさに新都心。

埼玉医大は分院も併せても、埼玉県の４分の１しかカバーできないという。
全国の在宅透析２００数十名のうち、６０症例は埼玉医大の症例であると。

埼玉医大は、臨床工学士が１００人もいる。
今年から臨床工学士も在宅に出れることは、先日の人工呼吸療法学会で知った。

今回、イケメンの臨床工学士たちからいろんな質問を頂き、嬉しかった。
ほとんど知らなかった人工透析の世界にまた一歩、詳しくなった。