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施設看取り難民
2016年12月08日(木)
看取りを拒否する介護施設が増えている。
死期が近づくと、強行にどこかに追い出される。
どうしてこうなるのか。
死期が近づくと、強行にどこかに追い出される。
どうしてこうなるのか。
理由は、4つくらい考えられる。
1)どこかの在宅医が看取りに来ず救急搬送や警察検視になったトラウマ
2)看取りを知らないオーナーの不安
3介護職員の拒否
4)他人が亡くなった部屋には次の入居者が嫌がる(病院はどるなるの?)
いずれにせよ状態が悪化すると「どこかに行って死んでください」と圧力がかかる。
死ぬまでおいてもらえると思っていた家族は、オロオロして相談に来られる。
お泊りデイや最悪の場合は、当院の外来ベッドでの看取りを提案することに。
国は、「施設での看取り」を謳っているが、真反対の施設が増えている。
介護の底上げをしないまま、空虚な美辞麗句だけを並べているからだ。
国に変わって立ち上げた「国立(こくりゅう)かいご学院」の講座の第4回目は
12月13日(火)19時半から行う。→こちら
少しでも介護の底上げに貢献できれば在宅療養支援診療所の責務だと思う。
昨日もNHKの「今日の健康」で、抗認知症薬についてやっていた。
なんと「早期発見、早期投薬」と言っていたが、腰が抜けそうにになった。
現実は、「早期発見、早期絶望」で、薬害から抜け出したい患者さんが
列をなしてやってこらる不都合な現実は、NHKも見たくはないのだろう。
世の中は、驚くような現実に溢れている。
・警察によるリンチ殺人や身内の犯罪のもみ消し(韓国どころではない)
・子宮頚がんワクチン薬害はでっちあげ、という新潮45の誤報道
・抗認知症薬の薬害を否定し続ける専門家たち・・・
そして今日書いた、介護施設の現実。
家族にとっては「詐欺」と映るし、私たちにも大きな負担がかかる。
施設看取り難民増加のベースには、介護訴訟の増加がある。
拝金主義の大手メデイアは、機能を失っているので
せめて細々とこのブログでお知らせすることしかない。
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この記事へのコメント
看取りしか対応しません。そんな介護施設も必要かもしれません。
Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年12月08日 06:10 | 返信
通常の賃貸マンション・アパートでも、室内で亡くなられると「事故物件」となり迷惑です。「あなたの死に場所を提供します」「看取り専門」「介護・看護しません。看取りのみ」という施設を作ったら、濡れ手で粟で儲かりそうw
Posted by 通行人 at 2016年12月10日 02:03 | 返信
新しく開設した施設ならともかく、古いキャリアのある老人施設に入って、「死んだ人の部屋は嫌だ」と言う入居者も、我がままだと思います。
自分は施設で看取って欲しいけど、他人の死んだ部屋は嫌というのはヘンです。
新しく入居する方の宗教によってキリスト教なら神父様か牧師様、仏教なら御坊様、神道なら宮司さんに、お祓いでもしてもらったら、気が済むのでは。
先住者が「平穏死」したのなら縁起の良い部屋と思って良いのではないでしょうか。
田舎の古民家なんか、何人もご先祖が居るのが普通だと思います。
Posted by 匿名 at 2016年12月10日 06:37 | 返信
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