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SGLT2阻害薬の功罪

2016年12月16日(金)

糖尿病の薬には8系統あり、この2~3年SGLT2阻害薬が伸びている。
どこに行ってもこの系統の薬の洗脳講演みたいな勉強会ばかりである。
そんな中、初めてSGLT2阻害薬のリスクについて語る専門医を発見!
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どこに行っても、SGLT2阻害薬が夢の薬かと錯覚させるような話ばかりで
「裏でいったいどれだけのお金が動いているのだろう」とずっと思っていた。

私は別冊宝島などでも、要らない薬ベスト3にこの薬を挙げてきた。→こちら
しかし私と同様にリスクをちゃんと説明する専門医には会ったことがなかった。

日赤和歌山医療センター糖尿病科の井上元医師。

この先生は素晴らしいドクターだ。

多くの糖尿病患者さんを冷静な目で観察されていて
自前の膨大なデータをいろんな角度から科学的に解析されていた。

信頼性が高いエビデンスとはこの先生のこと。
病院の一医師だからこそできる臨床研究である。

SGLT2阻害薬は、まさに諸刃の刃なのだ。


【SGLT2阻害薬の禁忌】

1 インスリン分泌が枯渇している人
2 大腿動脈に石灰化がみられる人
3 心不全のある人
4 認知症のある人

では、「どんな人が良い適応なのか」を質問した。

するとこんな答えが返ってきた。

「糖尿病が無いメタボの人」

素晴らしい!!

そうなのだ。

糖尿病の薬として売られているが、太った予備軍のための薬だ。

私は思わず拍手したかったが、講演会なのでそれはしない。

NASHには、適応無し。
コリンエステラーゼが高い単純性脂肪肝が適応で
合併症がある人や高齢者には使えない。

「SGLT2阻害薬の功罪」と題しながら、8割は罪(リスク)の話だった。

たくさん質問したが、最後の質問は
「ではこの薬は期間限定ではないか?」だったが、
「そのとおり!」との答え。

すなわち、SGLT2阻害薬は、功罪を良く知り、良き適応のみに使うもの。
「やめどき」があることを知っている医師だけが使う結構危険な薬なのだ。

「糖尿病専門医の中にこんなことを言う医師はほかにいるのか?」と聞くと、
「いない!私だけ」とのこと。

久々に医学という学問の正義を見た気がしたが、大袈裟ではない。

実は詳しいことは今日、見本が届いたばかりの「薬のやめどき」に書いた。

だから「痛くない死に方」と同様に、この本も多くの人に読んで欲しい。





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