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終末期が無かった若き死
2017年02月09日(木)
帰宅する途中、若い女性の死のニュースが2本連続で流れていた。
18歳のアイドルの急死と若き母親の交通事故死の映像が流れた。
あっという間に旅立った2人の若い女性のご冥福をお祈りしたい。
18歳のアイドルの急死と若き母親の交通事故死の映像が流れた。
あっという間に旅立った2人の若い女性のご冥福をお祈りしたい。
18歳のアイドルはまさにバラ色の未来が待っていたはず。
どうして?と誰もが感じたであろう。
あるいは若き母親は幼い子供の成長を楽しみにしていたのに交通事故で。
淡々とインタビューに応じる夫の姿を観ていると涙が溢れてきた。
ご冥福をお祈りします。
終末期が無かった若き死の報道に接した今日。
見ず知らずのお2人だがなぜか身近に感じた。
そういえば・・・
22年前の阪神大震災で何人か見たし、
6年前の東日本大震災でも沢山あった。
72年前の戦争でも何十万人とあったし、
歴史上には数えきれない突然訪れる死がある。
そう思うと、今自分が生きていることが不思議で有難い。
それだけで丸儲け、だと思って生きているが時々忘れる。
年を取るということはそれだけ沢山、死と接するということ。
長く医者を続けるのも同じこと。
私は終末期医療を語っているが、心のどこかで
「自分も終末期が無いかも」と思っているはず。
両親とも無かったので諦めている、というのが正直なところか。
平穏死でも尊厳死でもない、やっぱ頓死なのかと思っている。
西日本は今夜から雪になるとのこと。
明日は慣れない雪で大混乱かも。
みなさん、気をつけて下さい。
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この記事へのコメント
西日本の特に日本海側は大雪らしいです。
父の父は60歳台で亡くなりました。
外に女性と暮らしていて病院で亡くなって
その遺体を車で家へ運んだ父は
自分が90歳まで生きるとは夢思わず
何回も何度も、自分の年を私に聞きます。
長尾先生も、95歳くらいで、やさしい美人の看護師さんに
お風呂に入れてもらいながらス~っと、
息をひきとるのではありませんか?
Posted by 匿名 at 2017年02月09日 03:44 | 返信
おはようございます。
昨日の若い方の死もそうですが過去を振り返っても日々新聞を見ていても
本当に世の中不条理な事が多いなと感じます。
(先日、私もこの記事を見て涙が出ました。
http://mainichi.jp/articles/20170201/k00/00m/040/067000c)
どうしてこんな事が起こるんだろうと思うけど、だからこそ、日々の小さな事に喜びを見つけて
1日1日大切に過ごしていかなければいけないなと思います。
追伸 先生、働き過ぎです!先生倒れたら患者さんや家族の人たち皆さん悲しみますよ。
ご自愛下さい。
Posted by 匿名 at 2017年02月09日 07:49 | 返信
遠い News の出来事なのに、何故か琴線に触れてしまい、動揺したり悲しみに落ち込んだり
と、自分でも不思議に思う壺があること理解できます。
人は、出会った初対面の方の印象を語るには、潜在的な記憶:これまでに出会った人の印象が
頭の中で無意識にデータ化されていて、その引き出しの中から該当するタイプを思い浮かべる
と聞いたことがあります。
さしずめ、長尾先生は数千余りもの死と向き合ってこられたので、何かのタイミングで、時に
泣きたいような心境を持ち合わせていた時に、ふと遠い News上での死と、経験上での死とが
重なり合ってしまう、重なり易いのではないでしょうか。
「死」に慣れてしまわずに、感性を持ち続けておられる辛抱強さ、お人柄に信頼申し上げます。
Posted by もも at 2017年02月09日 09:45 | 返信
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