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グループホームは平穏死を実現できる場
2017年02月18日(土)
グループホームは平穏死を実現できる場。
こんな当たり前のことを訴えての全国行脚もあと1年くらいか。
当たり前のことが当たり前でない、グループホームにモノ申す。
こんな当たり前のことを訴えての全国行脚もあと1年くらいか。
当たり前のことが当たり前でない、グループホームにモノ申す。
先週は新大阪でそんな講演をした。
介護新聞がちゃんと書いてくれた。→こちら
先日は北海道グループホーム協会で講演しばかりだが、
力不足を感じるばかりだった。
看取りを経験したことがあるグループホームはたった2割。
国が笛吹けど踊らずの、さいたる施設がグループホームだ。
「看取りを絶対にしない」グループホームが増えている。
おそらく介護訴訟を恐れての対抗策だろう。
なんとかならないのか。
この不毛な議論。
そう呟きながら、桑田を歌っている。
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この記事へのコメント
グループホーム(GH)で看取りが困難な理由は
1ユニットが9人構成がほとんどで、常勤の看護師はいない。
一軒のGHが9人の入居者だけ、というミニマムなGHが結構多くて、夜勤は1人。
このような場合は、やはり看取りは困難だと思います。
1人の夜勤者がすべての責任をかぶることになる。
在宅訪問診療、在宅訪問看護など、GH組織以外の責任分担が
明確で強固であれば可能かもしれませんが、そのためには
GHへ支払う費用(相場は12万~15万/月)プラス
介護保険料(要介護5だと≒3万6千円)、の外に
おそらく1万円以上を在宅訪問診療、在宅訪問看護、場合によっては薬剤師にも居宅療養管理指導料を、支払うことになる。
終末期であれば2万円以上の費用が余計に必要になるのではないかと試算します。
高額医療費自己負担限度額制度を利用しても
アバウトな数字ですが最低プラス15,000円は必要なのではないかしら。
1ヶ月18万前後のお金をかけるのならば、夜勤者一人、という施設は不安だと思います。
少人数でアットホーム、は、良い面もありますが、
人数が少ないと人間関係が濃密になるので逆にしんどい面も出てくる。
どこへ行ってもいつまでもいくつになっても、一番難しいのは人間関係、のようです。
Posted by 匿名 at 2017年02月18日 02:34 | 返信
なんでもかんでも恐れていたら、なんにもできないし、前には進みませんね。「運が悪けりゃ、死ぬだけさ、死ぬだけさ~」と言う歌がありましたが、どうせ一度の人生、冒険しましょ❗利用者のことを第1に考えて行動すれば、恐れていたってもしかたがない。腹をくくって行動しましょ。そうしないと、何も変わらない、良くもならない。
Posted by 社会福祉士河本健二 at 2017年02月18日 02:34 | 返信
「グループホームは平穏死を実現できる場」であってほしいですが、残念ながらホームの職員にはその自覚も使命感も、ましてや「理念」のかけらもないのが現実ではないでしょうか。一部の先進的な取り組みはあるにしても、殆どのグループホームの職員が「安い給料と夜勤の多さ」「サービス残業」に辟易としているのではないでしょうか。
否定的な意見失礼しました。
平穏死を提供できるだけの志ある職員が、「平穏に仕事ができる場」の構築が求められます。
Posted by 平穏CM at 2017年02月18日 10:06 | 返信
「グループホームは平穏死を実現できる場」との題記には少し違和感がありました。
"実現可能な場"という表現でしたら、経営者の方針ひとつ如何によって、平穏に看取る
体制を整えさえすれば、勤務する職員さんも、それなりの心構えを以て従事できるとは
思いますが、看取りとなると単純に見守っていさえすればいい、という状態の場合は
少ないと思うので、ヘルパーさんが一人体制で夜勤するGH内では、看取りまでの対処を
課すのは(行って当然と思うのは)酷ではないかと思いました。
亡くなった母が、その十年前に危篤な状態に陥っていました。意識が無いままの数日
でしたが、モニターの管理と痰の吸引、患者の様子を観察し変化を把握する、それは
プロの看護師さんであっても緊張感ある役割であり、また家族への対応にも神経を要する
ものでしょう。モニターに繋がっているか否かは別としても、看取りとは、なるべく
息を引き取られるタイミングを見守っていたい、と務めるものだと思うので、一人勤務
体制が主なグループホーム職員に、心構えがなっていないから、と檄を飛ばされてしまう
のは従事する方に酷な気がしました。
経営者に向けて、看取るための体制造りを整える徹底を呼び掛けるのであれば、話は別です。
余談かも知れませんが、以前、任意での介護関係者向けの勉強会に参加した時に、様々な
立場の参加者が集まりました。介護福祉士、ケアマネ、施設管理者、ヘルパー、機能訓練士、
資格は無いけれど、介護関係に従事して長い経験者も居ました。雑談も情報交換のように
なって楽しい集まりでした。印象に残ったのですが、とても疲れていたGH勤務のヘルパーさん。
最終日・まとめの日に、御自分の職場でシフト(勤務)を交代してくれる人が見つからなくて
勉強会を欠席されました。御苦労が忍ばれました。
Posted by もも at 2017年02月19日 01:56 | 返信
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