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病院の先生らに平穏死の講演

2017年02月19日(日)

今日は病院の先生らに平穏死の講演をダブルヘッダーで行った。
最近、大学病院、がんセンター、医学会、医師会、病院協会の講演が増えた。
5年前には全くあり得なかったことが今、現実になり時代は変わってきている。
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まずは、日本病院会さんに呼んで頂いた。
2400もの病院が加入する日本最大の病院団体に、だ。

打ち合わせ会では、世話人の全国のエライ先生がたがズラリと
並んでおられて、小心者の私は思わず背筋が伸びてしまった。

しかしよく話してみると、多くの中小病院の先生方はすでに在宅医療を行い
平穏死をよく知っておられるようで、ちょと安心した。

それよりも病院経営の悩みをいっぱい聞くことになり、
病院の生き残り競争の激しさを肌で感じた。

しかしバックベッドあっての在宅医療、というのが私のスタンス。
在宅医でありながら、日本で唯一、病院協会(日慢協)の役員の末席に座っている。

だから地域の中小病院に期待するとことろは極めて大きい。
まちがいなく市民の期待も同じであろう。

病院再編の矛先はあくまでなんちゃって急性期病院(7:1)であり、
真摯な努力を重ねて良質な地域の中小病院や療養病床は潰してはならない。

天下のがんセンターや大学病院や病院協会が私の話を聞いてくれることは、嬉しい。
これまで私に沢山のことを教えてくれた患者さんへの恩返しのつもりでお話しする。

2つ目は、神戸の大きな病院が中心となった緩和ケアの勉強会に呼んで頂いた。
同じ緩和ケアでも、施設ホスピスと在宅ホスピスでは考え方が少し違うだろう。

そんな気持ちで講演に臨んだが、2つの講演ともいかんせん時間が足りない。
何度やっても、伝えたいことの4分の1くらいしか伝えられないので歯がゆい。

本当は4時間は欲しい。
能力が無いので1時間にまとめることができない。


講演後には、誰かから必ず「もう一回やってくれ」というオファーを頂く。
それ以外にも講演依頼を毎日何件か頂くが、いかんせん体はひとつで有限。

もう講演ができないので一生懸命本を書いている。
だからそれを読んで下さい、としか言えないのだ。

ありがとうございます。
でも、ごめんなさい。


そういえば今日も不思議なことが起きた。

2つの講演のため、12時~19時まで、7時間も拘束されていた。
2つ目の講演が終わったのが、丁度19時だったがそこで携帯電話が鳴った。

4ケ月ほど診させて頂いたがんの患者さんの旅立ちの電話だった。
それにしても講演終了してまだ演台にいる時に電話が鳴るなんて。


講演のとおり、実にお綾かな旅立ち。
今年に入ってから10数人目の看取りに走った。

私は24時間365日働いている。
その中での講演や執筆であり、本業ではないので、どうしても雑になりがち。

実は今夜3つめの約束があった。
地域包括ケア病棟協会の勉強会。

しかしこればかりは仕方がない。
なにごとも思うようにはいかない。

半分できれば充分。
100点ではなく、50点で満足しないと。

自分よりずっと若い男性の死亡診断書を書きながら、
自分は生かされているだけなんだ、と言い聞かせた。


明日は、難病患者連絡会での講演がある。
もうこれで3回目か4回目になるが、もう少しだけ頑張ろう。

さまざまな難病と闘っている方が元気になる話ができればいい。
深夜にラーメンを流し込みながら明日のイメージを膨らませた。



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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「バックベッドあっての在宅医療、というのが私のスタンス」ということは、
在宅で悪化すれば病院へ、
病院で症状改善すれば在宅へ、でしょうか?
在宅で悪化して病院で症状改善しなければ?
「クスリのやめ時」じゃないけれど、
病院医師向けの「患者の在宅戻し時」を、エライ先生方にお教えいただきたく。
そうしないと患者は、病院で死にたくないのに病院から出してもらえなくなって「病院死」させられてしまう。

Posted by 匿名 at 2017年02月19日 03:04 | 返信

いつもお疲れ様です。
御同業者が集まる勉強会での講師は、想像しても大変そうです。緊張Max になりそう。
それでも、悩み相談までも受けることになる結果に運ぶ、良い関係性の講義に至るところ
がスゴイなァと思いました。なんらかの垣根を取り払うための御尽力が伝わります。

Posted by もも at 2017年02月19日 02:04 | 返信

連想ゲームのようですが、「垣根の垣根の曲がり角~♪」と童謡がありました。
「焚火だ焚火だ落ち葉炊き。あーたろうか~あたろうよ~。北風ピープ-吹いている~。」とは
少し象徴的。垣根とは各々の気持ち次第。いたるところに存在するのは、それも人間の性(さが)
でしょうか。どんな小さな集団でも、たとえ仲良しグループの中にあっても、いつしか垣根が
できていたりするものです。それが職業的・分野的に境目があって、それが分業として上手く
廻っている時もあるとは思いますが、時代の変遷によって、何かをシャッフルしなければ
ならない時には一筋縄では済まない、頑強なしがらみがあったりするものです。
焚火な存在・象徴として、Dr.Nagaoの講義があるのでしょうか。
社会の中の中庸として、空海さんの化身のような、また、お日様のような存在でいらして下さい。

Posted by もも at 2017年02月19日 10:12 | 返信

大変なお役目ですが頑張ってくださいね。
お偉い先生方に伝えることは緊張しますね。
平穏死をお伝えしていく事は、能力が無いので1時間にまとめることができなのではなく
命にかかわることなので
それだけ大事なことだけに時間が必要なんだと思います。
まだまだ元気なうちは自分の死のイメージなど、し難いのかもしれません。
働き盛りのさなかは地位やお金など自分の現状を維持するのが必死で自己中心で
自分の死や、親の事などじっくり考えられないのが現状でしょうか。
自分が死ぬ時どうありたいか、自分の親や自分の愛する人の最期を
どうしてあげたいかに尽きるかと想うのですが・・・

Posted by 匿名 at 2017年02月20日 01:11 | 返信

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