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キプロスにて
2017年03月22日(水)
やっとネットができる環境になった。
しばらくブログからご無沙汰していて、なんだが浦島太郎状態だ。
さて、どこからキプロスの話をしようか。
しばらくブログからご無沙汰していて、なんだが浦島太郎状態だ。
さて、どこからキプロスの話をしようか。
まずキプロスに来た目的は、ユネスコの医学・生命倫理の世界会議
に出席するためで昨年秋に第1回の日本大会の基調講演をしたご縁。
日本からキプロスへは、必ずどこかで乗り継がないと行けない。
私はエミレーツ航空でドバイ経由を選択したが、カタール経由などもある。
ドバイの賑わいは噂には聞いていたが朝5時から世界中の人が買い物をしている。
ドバイまで10時間、ドバイで2時間、ドバイから4時間で、合計17時間位か。
時差は7時間だが飛行機の中でよく寝たのでほとんど感じない。
初めてのキプロスを、以下、感じたままにご紹介。
四国の半分くらいの大きさだが、思ったよりずっと広く変化に富んでいる。
気温は日本と同程度だが、朝夕の寒暖差が大きい。
リマソルから30分のホテルが会場だが、南海岸線はリゾート地。
パファスへの道の途中にはビーナス誕生の地があるが、あまりにも美しい。
キプロスの歴史は1万年もある。
日本の三内丸山が4500年だから、世界最古の歴史遺産が沢山ある。
早くもキプロスト島の半分くらいを制覇したがあまりにも面白すぎる。
正直言って、世界の島の中で最高に見所があり面白く変化に富む街だ。
パファスは美しく高級な町で、オーストラリアならパースに相当か。
リマソル港では到着時にマラソン大会があり、夜はロックフェステイバルが。
ニコシアという町にはバスで1時間少々で簡単に行ける。
この町はキプロス(ギリシャ)の首都でもあり北キプロス(=トルコ)の首都でもある。
一つの町が2つの国の首都を共有している例は極めて珍しいのではないか。
町の真ん中で国が分断されているのは極めて奇妙だ。
このニコシアはとても面白い町で、高齢者や男性がやたら多い。
面白すぎる。
トロドス山に行けば、3月下旬なのに雪が残っていた。
麓にはため息がでるような歴史があり美しいホテルが沢山あり語りつくせない。
どこに行っても、日本人とは全く一人も会わない。
「ここに日本人が来たのははじめて」と言われる。
この島の小さい子供たちはとても可愛いが、日本人を見るのは初めてなので
珍しいらしく、どこに行ってもジロジロ見て話しかけてくる。
人々はみなフレンドリーで優しく、危険な香りはまったくしない。
地図で見るとおじけづく人がいるらしいが、まったく安全な島だ。
たった3日間だが、もう島の半分は把握した気持ちになっている。
さて、学会のほうだが、生命倫理の専門家が集まり、朝一番から
数ケ所の会場に分かれ、発表と熱心な議論が繰り拡げられている。
私は、エンドオブライフに関する会場をウロウロしているが、
世界各国の現状や悩みが直接伝わってきて、実に興味深い。
日本からは、ユネスコ日本支部の黒須教授が日本支部の現状を報告する。
その中で、昨年の日本の第1回大会での私の講演についても紹介される。
詳細はあらためてゆっくり書こう。
学会も観光も、盛りだくさんの収穫がある。
ブログの更新が無いと死んだのかと心配してくれる人がいるので
とりあえずの生存確認ということで、少しだけ書いておこう。
私はとても元気で毎日、いろんな人といろんな話をしています。
今から懇親会が始まるのでここで一旦、筆を置く。。
日本に居ない間も、毎日クリックして頂いたみなさまに感謝!
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この記事へのコメント
お疲れ様です。
補講レポートを纏め、一息ついて、諦めつつ開いたところ、久々に先生のブログを発見。ご無事で何よりです。
数年の期間中カリキュラムに沿って出席義務のある研修と、ぜひ受講したい研修があると選択を余儀なくされます。10分の遅刻でもレポートが義務付けられています。今回、同日・同時刻に同じ心理学の研修です。敢えていばらの道、受講したい研修を申し込みました、補講レポート提出と、審査料が必要となります。
先々週土曜、午前の授業の後、次の研修に間に合うよう、リスキーな移動です。大好きな精神科の先生の「精神疾患の基本理解と対応(処方薬乱用:依存性薬物の依存形成など)いつもながらとても分かりやすく共感できる講義でした。
先週土曜日は所属職能協会の研修を早退し、「エンドオブライフ協会の近畿」の勉強会です。「6歳のガン末期の方の事例」でした。「苦しんでいる人は、自分の苦しみを分かってくれる人(理解してくれる人)がいるとうれしい。」支えることで自分も支えられていることを強く感じます。夜の懇親会にも参加させていただきました。同じ思いの仲間との交流はとても居心地がいいのです。
数十年?前、商社主計部時代に全社の売上・成約を担当していたので、有証や総会資料にドバイなど中近東では、王宮建設や海水淡水化プラントなど数百億の成約が数件上がり輸出コメントを報告していたのを思い出します。ドバイやアブダビ・サウジなどのワードがとても懐かしい。
そんな遠い地に今、長尾先生はおられるのですね。日曜日のディナーショーに余力を残しておいてくださいね。くれぐれも、ご自愛のほどを。
専業主婦を経てなぜか、今、福祉の仕事を生業としています。
Posted by 匿名 at 2017年03月22日 06:12 | 返信
キプロスにて ・・・・・・ を読んで
4日ぶりのブログの更新 ・・・・・、キプロス
でもしぶとく元気に活躍されていることを
確認することが出来て、安心すると同時に
大変嬉しく思っています。
正に、生存確認のようなブログですね。
キプロスでは、何語でコミュニケーション
を取られているのでしょうか?
ギリシャ語? トルコ語? 英語? 大阪弁?
どの言語を使われているのか? 分かりませんが
全く支障を感じて居られないご様子、そのよう
な強靭なメンタリティーを持たれているから
こそ長年 “町医者” として活躍が出来ているん
でしょうね。 素晴らしい適応力と思います。
6日間? のキプロス滞在?
昨年2月のタイ国コンケン行きは、3泊5日
(機中泊2日)で、タイ紀行は〔その19〕
に及びました。
今回のキプロス滞在は5日間?6日間?
アジアの西端であり、ヨーロッパの東端でも
ある文明の交差点、学会でも観光でも盛り
だくさんの収穫があったということなので、
前回の “タイ紀行(全19回)” を超える
“キプロス紀行” のブログへのアップを期待
し、大いに楽しみにしたいと思います。
存分に楽しみ、存分に情報を交換し、存分
にリフレッシュされて、元気に帰国されて
ください。
良いキプロスご滞在を!!
Posted by 小林 文夫 at 2017年03月22日 08:08 | 返信
先生、ご無事でよかったです。
心配性の私は、「認知症医療マフィア」のこと、マレーシアの空港でのあの事件・・・
毎日、このブログで消息を確認しておりました。
Posted by YOSHIKI at 2017年03月22日 11:34 | 返信
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