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「訪問看護ステーションながお」と「ケアマネセンターながお」開所式

2017年04月02日(日)

忙しすぎて無我夢中で生きた2日間がなんとか過ぎ去ってくれた。
昨日は深夜の看取りや緊急往診で寝る間もなく、滋賀県で講演し、
今日は2つの事業所の開所式をやった後、往診して今帰宅できた。
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滋賀県大津市医師会で講演させて頂くのはもう何回目だろうか。
何度も同じ話を聞いて頂き本当に申しわけない。

昨日は、大津市シルバー健康カレッジの最終講義でもあった。
「終活」や「おひとりさま」について2時間話させて頂いた。

凄い!と思ったのは、このシルバーカレッジをなんと医師会が主催していることだ。
単発の市民フォーラムはいくらでもあるが連続講座を主催している医師会は知らない。

しかも医師会長、副会長、理事の先生がたもちゃんと高齢者と一緒に話を聞いている。
医者の悪口を言う時はさすがに言いにくいが聞いてくれるのは本当に嬉しいし励みだ。

ただし、聞いて頂いていることを知ったのは講演終了後のことだった。
もう何度も話しているので、医者はまず居ないだろう、と思って話したことが失敗だった。

いつものように、結構なことを言った、ような気がする。
いつも帰りの電車の中で「穴があったら入りたい」発作に襲われるくらいの小心者である。

寝ていないので余計に頭が回らなくなり、余計なひとことをつい言ってしまう。
その「余計」さえなければもっといい人生を送れているのだろうが、治らない。

20170404000309.jpgさて、今日は何をしていたのか。

障害者作業施設のハオ事業所開設10周年コンサートに呼んで頂きご挨拶した。
アマユーズさんも結成15周年と聞き、「おめでとう!」とお祝い申し上げた。

楊節元さんの素敵なコンサートを中座して、介護認定審査会の委嘱式へ。
もう10年以上委員をやっているが、今日からまた3年間委員長を拝命。

その後は、当院に帰って、本日のメインイベントである、
「訪問看護ステーションながお」と
「ケアマネセンターながお」の2事業所の開所式に。

訪問看護ステーション「ゆうゆう」と「かがやき」を統合した。
また、居宅介護支援事業所「あいあい」と「かがやき」も統合した。

それにしても、「ケアマネセンター」という名称は他に無いのではないか。
しかし患者さんに分かりやすかろう、とこの名前になった。

もし、全国のどこかに「ケアマネセンター」という名前があれば教えて欲しい。
第一号のつもりで命名した。

約10年の節目に2つの事業所を統合してより効率的で高機能の在宅
チームを作ろうと、みんなで努力してきた結果の記念すべき日なのだ。

このブログに書いたことはないがこれらの統合作業は1年前から着手して
紆余曲折を経て今日の開所式に至ったものだから、本当に感無量であった。

その後は、小林可夢偉の実家のお店での開設記念パーテイに移った。
豪華な来賓とともにザックバランに、医療と介護の連携について話した。

会の後半に、今日入職された8人や当法人の職員たちの自己紹介を
聞いているうちに、感極まり涙が出そうになった。

そう。今日は1年間かけて準備してきた、新しい再出発の日だった。
「よーし、もっと頑張ろう!」という元気が湧いてきた日であった。

その後、ミーテイングや深夜の往診を経て、やっと帰宅できた。
ちなみにまだ「そこまで言って委員会」のビデオを観ていない。

それにしても、今日は桜の開花ゼロと低温のため花見が中止になったが、
この忙しさを考えると桜がまだ咲いていなくて良かったのかもしれない。

今夜もまだ桜は咲いていない。
なんとも、気まぐれなものだ。

そして、寒い。
5度しかない。

でも、なんのために生きているのか、
少し先が見えたような気がした1日だった。





蘭の花は嬉しい。



日本ケアマネ協会副会長の中林氏もかけつけてくれた。
日本ケアマネ界のホープ、尼崎の★である。




尼崎市ケアマネ協会会長の北村氏は当法人の職員で、
「ケアマネセンターながお」の所長さんでもある。





丸ちゃんも来てくれた。
昨日の日刊ゲンダイには、旅行療法について書いている。




うちの2階は、10年以上も前から「在宅医療ステーション」の看板を掲げ続けている。
このオフィスで働く約60人のスタッフで在宅患者さんを支えている。1階は外来部門。




在宅医療に関わるスタッフは、
・医師 8名
・看護師 20名
・ケアマネ 8名
・リハビリ 6名
・事務関係 10名
・ドライバー 6名
・マネージャー 2名、で全部を足すと約60名になる。



以下は、
このブログを読んで下さっている在宅患者さんとそのご家族の方へ。

平成7年7月7日に商店街に長尾クリニックを開設し、
平成11年11月1日に、医療法人裕和会を立ち上げ、
平成29年4月1日に、新たに2つの事業所を無事開所しました。

スタッフ一同、これまで以上に努力して、地域のみなさまに尽くしますので
これからも変わらずにご指導のほどよろしくお願い申し上げます!



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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「訪問看護ステーションながお」と「ケアマネセンター
ながお」 開所式 ・・・・・・・・ を読んで 〔その ①〕


滋賀県大津市医師会でご講演 ・・・・・・ お疲れさま
でした。 
そのご講演の中で、「いつものように、結構な
ことを言った、ような気がする! 余計なひと
ことをつい言ってしまう。 その「余計」さえ
なければもっといい人生を送れているのだろう
が、治らない!」・・・・・・ と独白されていますが、
私はその “余計なひとこと” を聴きたくてせっせ
と会場に足を運んでいます。
“余計なひとこと” 発言のない、正に “毒にも
薬にもならない!” ような、講演会だったら、
こんなにも各地から講演依頼を受ける、そして
多くの人が集まる、 “人気の講演会!” とはなら
なかったと思います。
その “余計なひとこと” で、世間を狭くして、
尼崎の暗い夜道を歩くとき、JR線や阪神電車
を駅のホームで待つ間、怖くてホームの端っこ
に立つことが出来ないのかも知れませんが、その
“余計なひとこと” こそ、長尾先生の真骨頂その
ものなので、大変なこととは思いますが、今後も
“余計なひとこと” をちりばめた、有意義で楽しい
ご講演を続けて戴きますよう、心よりお願いいた
します。

Posted by 小林 文夫 at 2017年04月02日 07:42 | 返信

「訪問看護ステーションながお」と「ケアマネセンター
 ながお」開所式 ・・・・・・・・ を読んで 〔その ②〕

楽しみだった恒例の “長尾クリニック・お花見会”
急遽中止されたんですね。
“灘さくらまつり〔神戸市灘区〕” も、その近傍で
予定していた “(地域の)お花見会” も予定通り
昨日開催しました。
桜の開花はほぼゼロで、成り行きが心配でしたが、
ほぼ例年通りの人が集まり、模擬店が提供してくれ
る温かい “焼きそば” や “たこ焼き” “焼きもち”
“灘のお酒の熱燗” に舌鼓をうち、特設ステージ
で繰り広げられたパフォーマンス:Xリーグ(日本
社会人アメリカンフットボール)各チームのチアリ
ーダーのパフォーマンスなどに見入り、そして何よ
りも、集まった人々の間で話が盛り上がり、文字通
り “花より団子!” を地で行くイベントとなり、桜花
の開花が間に合わない “桜まつり・お花見” もまた
良いものと思う一日を過ごすことが出来ました。

長尾クリニックのお花見は、参加者さんが患者さん
であったり、そのご家族であったりするので、身体
への負担の大きな、低温の日の “お花見” はまずい
と思いますが、それでも企画し準備を進めてきたイベ
ントを “当日中止” することは難しいことと思います。
日頃、“始めるよりも止めることの方が難しい。何ご
とにも “止めどきがある!” ” の言葉を実践されたこ
とは正に “ご英断” と思います。
言動の一致 ・・・・・・・ お見事! ですね。

Posted by 小林 文夫 at 2017年04月02日 07:49 | 返信

「訪問看護ステーションながお」と「ケアマネセンター
 ながお」開所式 ・・・・・・・・ を読んで 〔その ③〕


昨日〔4/1【土】〕は、 “地域のさくらまつり・お花見会”
の盛り上がりに後ろ髪を引かれる思いで中座して向かった
のは、西天満(大阪)にある、COMLさん〔ささえあい
医療人権センター〕で開催された、 “患者塾” 。
COMLさんの伝説のリーダー(初代理事長)辻本好子
女史の遺志を引き継いで、第二代理事長として活動を牽引
されている山口育子女史の勉強会。
4/1【土】のテーマは『 医療・介護連携に向けての現状 』

2025年問題を見据えて ・・・・・・ 、
 ・ “病院完結型医療” ⇒ “地域完結型医療” へ
 ・ “地域包括ケアや在宅医療の充実”
 ・ “医療と介護を切れ目なく利用できる社会” の構築
 ・ “医療・介護のワンストップ相談機能” の実現
 ・ “地域医療構想” の紹介
などなどをお聞きし、その大切さと実現の難しさを再認識
したところです。

同じ日、同じ時間帯に、(医社)裕和会による “訪問看護
ステーションながお” と “ケアマネセンターながお” の
開所式が華やかに挙行されていたんですね。
医療と介護、緊密な連携が必要な2つの分野でありながら
なかなか良い連携が出来ないことが課題でしたが、同じ
事業所の中で、機能を分化した形で設立した “2つのながお”
地域の課題をしっかりと見つめた素晴らしい取り組みですね。

この連携が功を奏し、他の地域にも “医療と介護の緊密な
連携” が野火のように広がることを大いに期待したいと
思います。
開所式〔祝賀会〕に、つどい場さくらちゃんの丸尾理事長
さん(まるちゃん)も駆け付けられたんですね。
ということは、「ケアマネセンター」と命名された事業所
に所属されている8名のケアマネさん、 “BCM” は皆無
(ゼロ)で、皆さん “ECM” であるという、自信と誇り
の表れと思います。

良き “ECM” を次々と育てて、各地各所に “ECM”
を輩出する「ケアマネセンター」としての役割も期待し
たいと思います。
素晴らしい着想・素晴らしい決断・素晴らしい実行力と
思います。

Posted by 小林 文夫 at 2017年04月02日 08:04 | 返信

長尾院長先生、「訪問看護ステーションながお」と「ケアマネセンターながお」開所おめでとうございます

Posted by さとちゃん at 2017年04月02日 09:39 | 返信

おめでとうございます

統合されて…
さらに パワーアップされるんですね

ちなみに
うちのケアマネさんの事業所は ケアプランサポートです


今日は…
朝から 同じ方に4回 緊急訪問でした

胃瘻の方が嘔吐すると 必然的に 点滴開始となり
脱水でルートが取りにくくなると
CV(中心静脈栄養)に しましょう…ってことになってしまった

85歳の寝たきりの男性です
本当に これでいいのか…わかりません
ご家族は 本当に理解できたのか?疑問です
「先生にお任せします…」
ご家族のこの言葉は 実に怪しいです

確かに医師は 説明していた…

意思決定は難しいです

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2017年04月03日 12:36 | 返信

おつかれさまでした。

Posted by 尾崎 友宏 at 2017年04月03日 12:40 | 返信

新事業所の開所に際し、お祝い申し上げます。
おめでとうございます。
すごい! 会社企業並みな規模。大抵の地域自治体にある総合病院よりも
綺麗な事務所かも知れません。
.....
>でも、なんのために生きているのか、
>少し先が見えたような気がした1日だった。
.....
文中の先の言葉が気に掛かるところですが、
規模が大きくなっていくNagaoグループとは裏腹に、御自身の生きる道標を
探しておられるような、そんな雰囲気を感じました。
そんなナイーブなDr.Nagao が人間味があるのだと思います。
今日の番組:NHK プロフェッショナル は、感慨深いものでした。
生きることを探求した哲学者の言葉が散りばめられていて、豆腐という芸術作品が
出来上がっていく様子と歩みを見て、引き込まれました。
印象に残った言葉をメモしたりしてみましたが、ここで解説するのは無粋な気が
します。生きることは単純であること、そこに難しさが伴うようです。
番組は、お勧めです。

Posted by もも at 2017年04月03日 11:38 | 返信

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