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実のならない花も、蕾のまま散る花も
2017年04月13日(木)
春だというのに明朝も7度まで冷え込むという。
東京より大阪の桜の開花が1週間も遅いことを疑問に思っていたら
鹿児島では近い将来、桜が咲かないと聞き、なんとなく納得した。
東京より大阪の桜の開花が1週間も遅いことを疑問に思っていたら
鹿児島では近い将来、桜が咲かないと聞き、なんとなく納得した。
この春はヘンだ。
いつもと違う。
桜の最南端が沖縄から鹿児島県に北上しているという。
桜前線ならぬ、桜開花の南の限界線が北上していると。
要は温暖化の影響、と聞き、なんとなく納得。
そういえば大阪の夏は沖縄より暑く、熱帯地方のようだ。
それが桜の開花を狂わせている。
ところで、
2週間前、デイナーショーで歌う歌詞を覚えていた。
コブクロさんの「さくら」の歌詞のなかにある
「実のならない花も、蕾もまま散る花も・・・」という一節。
覚えながら「なんという歌詞か」と驚き、あらためて感動した。
それまでは特に気にせずに歌い流していたのだが。
たしかに、
実のならない花も、
蕾もまま散る花も、
ある、ある。
夙川の桜を毎日見ていると調子の悪い桜の木があり、歌詞と同じだ。
まだ満開になっていないのに、散ってしまう桜、がたしかにある。
あるいは、
在宅医療に従事していると、満開で散っていく桜と
蕾のまま散っていく桜があり、記憶に残るのは後者。
神様はなんて無情なのか。
時には憤りを感じながらも、歳をとるごとに諦めに変わる。
そして、
自分自身も間違いなく後者だ。
真央さんのスピーチを聞いた後はなおさらそう確信する。
この世に生まれたら、一度は桜を咲かせたい。
しかし咲いても、咲かなくてもどうせ散る、無常の世界。
世界は悪い方向に向かっている。
各国がエゴまる出しで、人間社会と同様。
日本だけは特別な国であって欲しい、とずっと願っていたが、
アメリカと運命共同体なので、その願いもひとまず夢と散った。
日本も悪い方向に向かっている。
言い過ぎかもしれないが、独裁政権ないし無政府状態に感じる。
医療や介護の現場にいるとよく分かるのだが、弱者が切り捨てられていく。
介護保険制度も当初の目的から離れ、アメリカ型の弱肉強食になっていく。
強行採決も
そんたくも
口利きも
天下りも
でっちあげも
もみ消しも
金と権力さえあればなんでもありの、まるで中世のような世界だ。
小心者なので真面目に「小さなことからコツコツと」やってきても、
「そんたく」の前では、そんなお伽話は、木端微塵に感じてしまう。
しかし、政治にはできるだけ近づかない。
政治とはあくまでツールであり、できれば疎縁でいたい。
先日のテレビ「そこまで言って委員会」の自分のパネルに
「誰も本当のことを言わない」と書いたことを思い出した。
本当のことを言うことは悪いことではない。
自分の心に正直に生きることが人生なのだ。
自由こそが、我が人生。
先日、新地のジャズバー「クレセント」の素敵なジャスシンガー。
とってもイカシたライブのアンコール曲は、「イマジン」だった。
コブクロの歌とジョンレノンの歌が、不思議に共鳴している夜。
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この記事へのコメント
「鹿児島では近い将来、桜が咲かない」!
加齢現象か、脳の進化か。日々のめまぐるしい気圧変動に、身体のあちこちが、敏感に反応します。
熊本地震のときは、重力波の影響か、血圧がどんと上がっていたことに、1カ月後気づきました。
列島ばかりではありません。
「鹿児島」といえば、7300年前の鬼界カルデラの巨大噴火!
今後100年以内に再び発生する確率1%。
発表したのは、神大海洋底探査センターだと、あるTVで聴きました。
その溶岩ドームは、東西23km、南北16kmに成長、爆発エネルギーは富士山噴火の1000倍。
7300年前は、火砕流で南九州の縄文人は全滅、火山灰の影響は青森まで及んだというから、
東シナ海の尖閣や日本海で、角突き合わせている場合・・・。
「すべての選択肢が、盟友トランプのまえにある」と、われらが首領様のように喜び勇んで、
核戦争ゲームに突入も、ま、いいっか。
Posted by 鍵山いさお at 2017年04月13日 06:11 | 返信
うわー!
コブクロの歌を褒めて下さってありがとうございます。
『桜』だけでなく、コブクロの作る歌は心にしみます。
今の時期、『風』もいいですよ。
♪薄手のシャツじゃまだ少し寒い春の・・・
桜は満開ですが、寒くてお花見の気持ちになれませんね。
毎年、来年も両親が桜を見れますように、
と祈っています。
Posted by 竹山紀子、 at 2017年04月13日 10:00 | 返信
コブクロの桜 が入っているアルバムを持っています。
この頃でしたか『桜』と題した楽曲が目白押しで、カラオケで『桜』入れただけでは
すぐにはピンポイントに当てはまらない、そんな桜ブームでした。
桜の花の一生である、姿・形は、芽が膨らみ、色付き、開花し、花一輪の可愛らしさと相まって
八分咲きから満開へと、木々の共演が人の心を魅了してくれます。空の色具合によって桜の花の
印象も変わって見えたり、また眺める時の心境によって、雰囲気が変わって見える、その不思議さ
神秘さも魅力です。潔い散り具合も日本人の気性と相性が良いのかも知れません。
いつもとは異なる経過を辿った今年の桜、これもまた日本人の心を捉えた、話題となった桜でした。
春に誰もが経験し通過する、入学や卒業の時期を共にする「桜」ですから、日本人とは切っても
切れない御縁な存在だからでもあるのでしょう。
桜が私も大好きです。コブクロが歌う 桜 の歌詞を改めて読みました。
切なさ・暖かさ・柔らかな脆さ・希望・儚い夢・そして愛 etc. 日本人が心に抱く様々な感情が
描かれている曲だと、改めて思いました。
今年の桜は、少し寂し気で謙虚な佇まいでした。
現世、今の世の中を本気で憂いて、身をもって何かを警鐘した、そんな今年の桜の艶姿だった..
のではないでしょうか。
Posted by もも at 2017年04月13日 10:33 | 返信
ダイジョブ、みんなの心に咲いてます!
Posted by 匿名 at 2017年04月15日 11:20 | 返信
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