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米艦防護

2017年05月02日(火)

今日のテレビは米艦防護の話題でもちきり。
日米安保条約から1年。
戦争前夜とはこんな感じだったのだろうか。
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米艦防護は国会への報告義務はない。
つまり秘密裏に米国とともに戦争に。

駆けつけ警護や米艦防護は、「警護」や「防護」という言葉を使っているが
何かあれば我々が知らないうちに戦争が始まっているという事態があり得る。

アメリカが「やる」といえば、日本も一緒に「やる」ことに。
憲法は戦争放棄であるが政府は戦争やる気満々に見えて怖い。

戦争ができる憲法への改正も、この機に行われようとしている。
本当に多くの国民が憲法改正を望んでいるのか私は疑問である。


「対話のための対話はなんの意味も無い」
安倍総理はロンドンでそう語ったが、本当にそうだろうか。

アメリカのリーダーはともかく日本のリーダーは何かに取りつかれている。
腸内フローラが造りだす脳内ホルモンによって日本も戦争に加担するのか。

「不安」と「怒り」を煽る脳内ホルモン。


そんな中、世界には2人の注目すべき人がいる。

フィリピンのドッテルテ大統領と
欧州のなんとかいう偉い牧師さん。(名前は忘れた)

トランプ大統領に「そんなに慌てないで」と諫めている。
世界のリーダーがやるべきことは、自制を求めることだ。


この2人の大人の対応を見ていて、
日本が取るべき態度は「これだ!」と思った。

なんのために70年前の戦争で大きな犠牲を払ったのか。
戦争の遺族が発している言葉に、なぜ耳を傾けないのか。


売り言葉に買い言葉、という言葉がある。
今、リーダーはまさにそれだが、果たして日本が取るべき態度か。


私はこれまで何度も「怒り」、それに従った「行動」をした。
しかし怒りから出た行動により、良かったことは一度も無い。

怒ることは仕方が無いとしても、それから出る行動は100%悪いことだけだった。
もしこれを自制できたら、少しは立派な人間になり立派な人生を歩んでいただろう。

みんな指をくわえてテレビのニュースを眺めている。
シェルターや防空頭巾を調達する人もいる、という。


今、日本がすべきことは、なんとしても戦争を回避することではないか。
そのためには、フィリピンのリーダーのような冷静な判断を求めることではないか。

つまり現在の方向と真逆の行動である。

医療者の使命は人の命を守ること。
それは国を問わず、与えられた命を全うできるよう支援すべき行為。

だから医療者からでもいいから、今日の蛮行に声を挙げるべきではないか。
粛々と目の前の患者さんに向かいながらも、世界動向に注視すべきときだ。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

対北朝鮮「米国は自制を」 フィリピン大統領

朝日新聞デジタル   4/29(土) 23:56配信     


フィリピンのドゥテルテ大統領は29日、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議後の記者会見で、トランプ米大統領と近く電話会談する予定を明かし、北朝鮮情勢をめぐり、「戦争がないよう願いますと話すつもりだ。最初に犠牲になるのはアジアだ」と述べた。責任のある国として米国が自制すべきだとの見方も示した。

北朝鮮が29日に再びミサイルを発射したことについて、ドゥテルテ氏は「ASEANはとても懸念している。両国は核を持っているからだ。一つのまちがいが破滅につながる」と話した。「二つの国は危険なおもちゃで遊んでいる。トランプ氏にやめて、と言わないといけない」とも語った。(マニラ=鈴木暁子)



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この記事へのコメント

時代閉塞ってこんな風になっていくのですね。シリアの国民に対するサリン爆撃に対するトランプ大統領の爆撃は、止む負えないと思いましたけれど、北朝鮮問題となると、怖いです。
でも北朝鮮の金正恩も理解できないし、ミサイルで戦争ごっこをしている気違いの様に思えます。
昔、ロシアにも戦争ごっこの好きな皇帝陛下がいてドイツからお嫁に来た皇后に幽閉されて、皇后が権力を握って国を治めた事がありました。確かエカテリーナ女帝の時だと思います。
金正恩は、自慢にしていた奥様の姿も見えないし、単なる夫婦喧嘩を憂さ晴らししているのじゃないでしょうね。
国連から警告されているのに、無視してなんどもミサイルを砲撃しているのは、南アジアだけでは無く、全世界に対する侮蔑だと思います。
でも、金正恩の徴発に乗るのは良く無いと思います。できるだけ戦争になる前に間に入ってくれる国々や国連を中心に、戦闘を回避できたらと念じていますけど、状況は難しいのではないでしょうか?
こんなことぐらいしか思いつかないのが、残念です。

Posted by 大谷佳子 at 2017年05月02日 04:44 | 返信

米艦防護 ・・・・・ を読んで

常に沈着冷静であって欲しい医師である長尾
先生が、「怒り」に従って「行動」したこと
が何回もある! と語っているのを読んで、私
たちと同じなんだ! と笑ってしまいました。
何か意に沿わない事柄に接して 「怒り」→
「行動」して良かったことは一度も無かった
ように思います。

その観点から考えると、冷静になる時間を
つくるという意味で、『対話のための対話』
には大きな意味があると思います。
少なくとも対話の準備・実際の対話をして
いる間は、実力行使を控えることに繋がる
と思います。

『対話のための対話には何の意味も無い!』
という考えは、とても危険なものと感じます。
一国の指導者には常に『沈着冷静』である
ことを求めたいと思います。

“一介の町医者” とは違うのですから ・・・・!!

Posted by 小林 文夫 at 2017年05月02日 08:51 | 返信

トランプ大統領がどこかのニュースキャスターとのインタビューに「金正恩と会談しても良い」と言っているそうです。戦争は外交の延長と聞きました。できるだけ話しあって、どこかで妥協して欲しいものです。竜虎相打つか、狸とキツネの会談になるのか?
韓国の北朝鮮も、中国もフィリピンも東南アジアの、お年寄りは、戦争中の日本に好感は持っていないでしょう。
南北朝鮮の分離は、ルーズベルトが「日本は極悪な国だ。でも共産主義国家のソビエト連邦は良い国だ」と誤解していたので、「北方領土はソ連にやるから、満州に進出して良い。朝鮮半島の北半分はソビエトの従属する朝鮮労働党が支配しても良い」と約束したそうです。
朝鮮戦争は、スターリンが金日成に命じて38度線を超えて韓国に侵略したのが始まりだそうです。
ですから、中国とアメリカは日本に対するような憎しみは、案外ないそうです。
中曽根元総理は99歳でいらっしゃるとか、インドネシアでの「従軍慰安婦問題」は何とか中曽根元総理に責任を取って貰いたいと思います。戦後に、生まれた私達は、どうしてよいのかさっぱり分かりません。

Posted by 匿名 at 2017年05月02日 07:24 | 返信

欲望は人を破滅させる、と思います。
人の欲によって弱者を排除し。我こそは! と血気盛んに叫んでみても
所詮は欲の塊に過ぎません。そこに何が生まれるのでしょうか。
憎しみと傷付け合いでしかないでしょう。
憎しみを胸に秘めている者には幸せは訪れないこと必至です。

Posted by もも at 2017年05月02日 11:19 | 返信

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