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「答えは自分の中にある」

2017年05月16日(火)

「答えは自分の中にある」という今日発売の本を頂いたので拝読した。
著者はマキプ→さんこと見浪さんという女性。
帯には「拘束は嫌だ、家に帰りたい」とある。

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祖父の介護記録であるが、
従来のこの手の本とは違っていた。

「本人の望みを叶えることが、こんなに難しいなんて・・・・」


かなりの延命治療を受けておられる。
そしてそのまま家に帰ってこられる。

とても正直な本。
リアルな描写だ。

美談でないところがいい。
とても読みやすい本だ。

これが率直な感想。

ついつい美談ばかり並べてしまうが、患者から見たら現実はこうなんだろう。
反省させられた。

本書ははじめて祖父母の介護をすることになりそうな子供や孫世代にお勧めだ。
この本でしっかり予習をしておくと、本番で慌てなくても済むだろう。



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この記事へのコメント

小中学生からのヤングケアラーが増えているという。
非正規雇用やフルタイムパートで父母共に働いても生活はカツカツ。
祖父母がすんなり要介護認定を受けて他人であるヘルパーさんの介護を了承すればいいんだけど、頑強に家族介護を要求する老人も多い。それ以前に、健康保険税・介護保険税を払ってない階層が増えているのです。中小零細企業は厚生年金に入りたいなんて要求する人を雇わない。日本経済は確実に二極化が進んでいます。

老親に逆らえない世代は、自分の子供に自分の親の介護をさせる。これは、介護労働に他ならない。
孫世代ヤングケアラーたちはまともに勉学も就職もできずに老人に人生をからめとられる。
これが、日本の美しい家族の在り方なのかな?

Posted by 匿名 at 2017年05月16日 02:12 | 返信

早速、購入しました
読んでみます

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2017年05月17日 09:57 | 返信

やっと 読み終えました

マキブーさんの思いを感じながら
私自身も いろんな立場に立って たくさん考えさせられました

91歳のおじいちゃま…
結局、たくさんの医療処置をすることになった背景を考えると
看護学生時代に学んだ看護倫理っていう授業を思い出してしまいます
何が正しいのか
おじいちゃまにとって 何がよかったのか

ほんとに 91歳のおじいちゃまに人工呼吸器っていう化け物は 必要だったのか
そこまでに至るまで
関わった医療者は これが最善だと 今も思っているのかと思ってしまいします
…っていうのも わたしも病院看護師時代は そういうものだと思っていたからです

ほんとに…
答えは 自分の中にある〜ですね

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2017年07月04日 10:27 | 返信

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