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1日1時間のウオーキングで認知症リスク低下:東北大
2017年06月17日(土)
以下、Care Neのサイトtから転載させて頂く。
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認知症の1次予防において、成人期の身体活動の長期的変化の影響は、
これまで検討されていなかった。
東北大学の遠又 靖丈氏らは、中年期以降の歩行時間の変化と
高齢者の認知症との関連について検討を行った。
Age and ageing誌オンライン版2017年5月5日号の報告。
大崎市在住の65歳以上で障害のない日本人6,909例を対象に、コホート研究を行った。
1994年と2006年に自己報告アンケートを用いて、1日当たりの歩行時間を個別に評価した
(0.5時間未満、0.5~1時間、1時間以上)。
この2時点における3つのカテゴリを基に、対象者は歩行時間の変化に応じて9群に分類された。
認知症に関するデータは、対象者を5.7年間追跡調査(2007年4月~2012年11月)した
公的な長期介護保険(LTCI)データベースより検索した。
認知症の多変量調整後のハザード比(HR)を推定するため、Coxモデルを用いた。
主な結果は以下のとおり。
・5.7年間の認知症発症率は、9.2%であった。
・歩行時間が最も短い群(1994年と2006年の2時点ともに0.5時間未満)と比較して、
最も長い群(2時点ともに1時間以上)は、認知症発症リスクが有意に低く、
多変量調整後のHRは0.72(95%CI:0.53~0.97)であった。
著者らは「これらの結果は、中年期以降の高レベルな身体活動を維持することが、
高齢期における認知症予防のための重要な戦略であることを示唆している」としている。
■関連記事
認知症にならず長生きするために
認知症になりやすい職業は
歩くスピードが遅くなると認知症のサイン
(鷹野 敦夫)
まあ、当たり前のことかもことかもしれないが。
人間も動物。
しかし、歩くことを忘れた動物。
ひとつつけ加えるならば、「ロカボ食」と「ウオーキング」と言うべきか。
ロカボ食も寿命を延ばす。
要は、認知症は食事と運動。
薬は、一時的なお助け程度。
PS)
昨夜の梅沢富美男さんとの会話が頭から離れない。
なにせ、4時間も語ったのだ。
詳細はここには書けない。
昨夜発行したばかりのメルマガで読んで欲しい。→こちら
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この記事へのコメント
長尾先生はいろんな情報サイトのリンクを貼ってくださるので
私はそれをいちいち読んで
なるほど、有益、面白い、などと感じたら
すべてお気に入りサイトに追加してしまうので
お気に入りがどんどん増えてしまいます。
結果、医療健康サイトばかり読む習慣になってしまっています・・・
Posted by 匿名 at 2017年06月17日 02:39 | 返信
昨今のいのししではないが、幼児の頃、餌を求めて他人の畑に立ち入ったことがありました。
その頃お世話になった近所のおばさんが97歳で転倒骨折、
一人暮らしだったので近所の者が見送ったとの知らせが、「近所の代表者」という方から入りました。
年2回電話で元気な声が聞けていましたのに。
われら年寄りに、転倒即永眠なのですね。
痛風に襲われた時、即絶酒、しばらくして絶車、絶靴、絶枕の4絶に突入。
その後、歩行時には4尺棒を常携、なめらかに握ったまま体幹を震わせる。棒は五重塔の心柱。
歩行時には、脚のかかとの後ろを意守しながら前傾し、
歩行時には、左右の拇指球に重心を遷しながら前傾します。
ウオーキングとは脳トレだと気づきました。
ただ、ウオーキングすればいいんだ、ツベクベ理屈をこねるな、というお叱りを期待しています。
Posted by 鍵山いさお at 2017年06月18日 08:37 | 返信
鍵山さん、偉いです。
PCあやつってコメント投稿もなさるし歩く努力もなさっている。
文面から推察するに、終戦後の食糧難の頃に5歳くらい?
現在80歳くらいの方なのかな、と。
80歳で一人でネットできる人、私の周囲にはいません。
若いころ、相当ご苦労なさってますね。
私の祖父母や両親から聞いた話を思い出します。
底辺に生きた庶民は戦争で辛酸をなめている。
老親を見てきて、
使い慣れた電気製品の使い方がわからなくなってくると、黄色信号みたいです。
いつまでもお元気なコメントを楽しみにしております。
Posted by 匿名 at 2017年06月19日 01:36 | 返信
鍵山さまの、故郷の近所のお世話になったおばさんが、亡くなられたというお話を、伺って、ニューシネマ.パラダイスと言う映画音楽の中のお父さんと亡くした少年トトと、やさしい映写技師アルフレードの物語を、思い出しました。「こんな村のいてはいけない。都会に出て二度と帰って来るな」と言う、火事で目が見えなくなったアルフレードの助言で都会に出て、映画監督になるらしい。
中年のおっさんになったトトがアルフレードのお墓参りに里帰りするお話です。
Posted by 大谷佳子 at 2017年06月19日 06:05 | 返信
私自身は両親とも長生きしてくれましたし、東京にいる時は、近所に人達に親切にしてもらったり、アルバイトや仕事先の年配の人達に親切にしてもらったと感謝しています。
最近は自分自身も、袖すり合うも他生の縁で他人に「幸せ」を分けていかなければいけないなあと思います。
メルビルの「白鯨」と言う小説でも、「白鯨」が何を意味するのかは、分かりませんけれど「片足の船長が、若者を船の柱に括り付けて、自分は波にさらわれて行ったので、若者が助かった」ように、私も若い人に何かを譲っていく年齢だなあと思います。
Posted by にゃんにゃん at 2017年06月21日 09:37 | 返信
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