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陛下のリビングウイル

2017年06月01日(木)

最近の講演では、ACPを陛下の退位意向と重ねて解説することが増えた。
陛下のリビングウイルを尊重しみなで予め関係者がよく話あっておくこと。
そして生前退位を一代限りにするのか制度化するのか議論が分かれている。
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陛下/退位議論に「ショック」/宮内庁幹部「生き方否定」

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000002-mai-pol

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から
「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、
陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との
強い不満を漏らされていたことが明らかになった。

陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて
「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、
制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、
政府方針に不満を示したという。
 
宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。
陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

なるほど、陛下のリビングウイルを法制化するのか
一代限りの特例扱いとするのか、大切な議論である。

ちなみに・・・

以下、
「陛下」を「患者さん」に
「退位」を「終末期医療」に
「宮内庁」を「厚労省」に、置き換えてみた。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

患者さんの終末期医療を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から
「患者は平穏死をただ祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、
患者さんが「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との
強い不満を漏らしていたことが明らかになった。

患者さんの考えは厚労省側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

患者さんは有識者会議の議論が自分だけに限り延命治療を中止する方向で進んでいたことについて
「自分だけでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、
制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、
政府方針に不満を示したという。
 
厚労省関係者は「患者さんはやるせない気持ちになっていた。
その患者さんのやってこられた活動を知らないのか」と話す。


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


・あらかじめ(元気なうちに)
・本人の意思を尊重する方法を
・みんなで話し合って決める、ことが大切だ。

陛下の勇気に感服し
陛下の落胆に同情申し上げる。






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