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大学病院の医師の3分の1が地域包括ケアを知らない
2017年06月10日(土)
医師専門の情報サイトに「大学病院の医師の3分の1が地域包括ケアを知らない」と
いう記事が載っていたが、私は反対に「ええ、3分の2は知っているの?」と思った。
「地域包括ケアとは?」という演題だけでも2時間でも4時間でも話せるので当然か。
いう記事が載っていたが、私は反対に「ええ、3分の2は知っているの?」と思った。
「地域包括ケアとは?」という演題だけでも2時間でも4時間でも話せるので当然か。
研究教育の要である大学病院で地域包括ケアの理解度が低い
医師の36.5%、「概念理解せず」「言葉すら知らず」
詳しい仕組みが語れるのは医師の20%以下
「地域包括ケアシステム」、医師会加盟医師で理解度高く
医師の36.5%、「概念理解せず」「言葉すら知らず」
2016年度末までに47都道府県で地域医療構想が出そろい、他方、
2018年度の診療報酬・介護報酬同時改定まで1年を切るなど、
2025年を見据えた地域における医療提供体制の在り方を巡る動きが
本格化している。
しかしながら、理念や政策的判断が先行し、現場の医療従事者にとって、
制度への理解が進まず、リアリティが感じられないという現状も指摘される。
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地域包括ケアの定義自体が、分かったような分からない世界である。
自分はその専門家だと思っているが、現実に自分の周囲ないし地域で
地域包括ケアを実践していくことは、決して容易なことではない。
町医者でもそう思うのだから、大学病院に勤務する医師に聞いても分からないはず。
しかし3分の2が「分かっている」と答えたというのだからそれは凄い数字と思う。
今後の医療・介護は、「地域包括ケアの哲学」が無いと到底やっていけない仕組み。
ついて行けない。
こんなことを考えていると「まだまだ講演して頑張らにゃ」という気が湧いてくる。
だから、明日(今日)の静岡講演も頑張ろう。
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この記事へのコメント
地域包括ケアシステムって、どうせ絵に描いた餅だろうと思って調べる気にもならず、でもちょっと検索してみたら厚労省のご説明サイトがありました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/
やっぱり絵に描いた餅だと思うけど。
絵餅を食える餅にするのは魔法が要るのだ。
長尾マジック?
Posted by 匿名 at 2017年06月12日 01:42 | 返信
私も地域包括ってよくわからないのです。
でも実際、私の町では公的に動き出して驚いています。
市立病院のお医者さんを中心に、同じ介護支援専門員でもプロの介護支援専門員というか学歴が専門の学校卒の堂々たるキャリアの人がいて毎月っていいほど、会合が開かれています。
司法書士の講師で遺言書の作り方とか遺言書とか事前指示書が無いと難しい話になるとかお医者さんの症例とか、理学療法士の講義とかあります。お医者さんの話のほうが分かり易いです。
うっかり2~3年いや5~6年前に病院のSMWに「介護支援専門員さんは病院での高度医療を知らないから、患者さんを在宅に帰してもどのような在宅医療ができるのかさっぱりわからない介護支援専門員がいるので患者さんを在宅に帰せないと叱られた」と言う話をしたら、お医者さんが「それはSMWが病院での高度先進医療について説明するべきなのだ」とSMWを非難なさったので慌てました。そんなSMWの告げ口をするつもりは無かったのですけど後でSMWが叱れたらどうしようと怯えています。
5~6年前は確かに介護支援専門員の医療知識が低いといわれましたけれど、今は介護支援専門員も幾つもの研修会に参加したり、退院前に病院に予約して行ってSMWにどういう治療を受けるのか教えて貰う事になっているのかもしれません。
為すも為さぬも人次第とも言いますし、「仏作って魂入れず」と言われるかもしれませんし、あなた(匿名さん)の仰るように、成果の上がる地域と上がらない地域が出てくる可能性はあります。
介護支援専門員にとっては大変試される時代となるでしょう。
Posted by 匿名 at 2017年06月12日 12:41 | 返信
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