いつも停めない場所に車を止めて、ドアを開けた時に
横に雑草が茂っていて、そこにドアがぶつかる形になった。

中から虫がたくさん飛び出したなあ、と思った瞬間、
左足に激痛が走った。

痛！！！

大声を上げたが、その時点ではまだ何が起きているのか分からない。

自分の回りを飛び回るハチを見て、はじめて何が起きたのか悟った。
慌てて車の中に避難した。

ところが窓の内側に、大きなハチが一匹しがみついていた！
おお怖！

窓を開けようとすると、窓の外に閉じ込められたハチを助けようと
仲間のハチが何匹が飛び回っていて、開けるとそれらも入ってきそう。

正直、死ぬかと思った。


少し時間を置いて外のハチたちが散ったところで窓を少し開けて
内側のハチを無事外に逃し、自分自身も車の外に出て巣から遠ざかった。

痛みがどんどん強くなる。
アナフィラキシーなら５分で息が苦しくなるのかなあ、と自己観察。

慌ててズボンを脱ぎ、刺された場所を氷で冷やしながら
自分自身のバイタルサインに集中した。

ハチに刺されたのは生まれて初めて。
しかもやや分厚いズボンの上から刺してきた。

向こうも慌てたのだろう。
ズボンの上からだったので幸いだったようだ。

数センチくらい赤くはれ上がり、刺された跡から出血している。
「刺される」というよりフォークが刺さったような感じだった。

数時間経過した今、足は腫れ上がり痛くてたまらない。
野球のバッドで足を思い切り殴られたような感じである。

今回、ハチ毒に「感作」された可能性がある。（と医者なので考える）
だから次回刺された時にアナフィラキシーショックが起きないか心配だ。

いずれにせよ、晴天の霹靂。
死ななかっただけ良かった。


その５時間後、今度は違う場所で、アリに刺された。
これはチクチクする感じだがヒアリでは無いようだ。

ハチとアリのダブルパンチ。

災難と考えるのか、大難が小難で済んだ、と喜ぶべきなのか。
後者と思いながら、傷を眺めている。

こんなもんにやられてたまるか！

九州が大雨で、北海道が３４度になるなど、狂ったような夏が始まった。
みなさまもどうかハチに刺されないよう肌の露出には気をつけて下さい。