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「介護ミスで母親が死亡]遺族が特養老人ホーム提訴へ

2017年07月09日(日)

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「介護ミスで母親が死亡」 遺族が特養老人ホーム提訴へ

 2017年7月7日 (金)配信朝日新聞
 

埼玉県ふじみ野市の特別養護老人ホームに入所していた高齢女性が介護ミスで死亡した、などとして、遺族が近く、施設の運営法人に約4千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。遺族は「同様の事故を減らすため、裁判で原因や背景を明らかにしたい」としている。

 亡くなったのは中野小夜子さん(当時86)。認知症を患い、2015年1月から特養「上野台の里」に入所。事故時は要介護度4で、座った状態を保つのも困難だった。原告となる中野さんの息子2人や代理人弁護士によると、事故は15年9月7日の夕飯時に起きた。中野さんは、食事を飲み込んだ後に吐き出す動作をくり返し、病院に救急搬送されたが、10月23日に死亡した。死因は食物が肺に入った場合に起きる「誤嚥(ごえん)性肺炎」と診断された。

 施設側が県に出した事故報告書では、食事介助の際に上半身を起こすベッドの角度を過度に垂直に近づけたことや、食事を早く食べさせ過ぎたことを認めている。遺族によると、謝罪され和解金の提示も受けたというが、「入院中の見舞いにも葬儀にも来ず、誠意を感じなかった。命を扱う事業者として責任感を持ってほしい」と提訴を決めたという。

 施設長は朝日新聞の取材に、「個人としても法人としても、取材は受けない」と回答。同市は取材に対し、救急搬送の直後に施設から報告があったことを認めたが「詳細な報告内容は言えない」としている。


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この記事へのコメント

怖い話ですね。私も施設で介護のお仕事をしたいなあと思っていたのですけど、怖くて震えました。
このお母さんは、お家でお食事をとる時は、どのように召し上がっていたのでしょう?
家庭でどのような介護をされていたのか、細かく聞いておかなければいけないのでしょうけど。
普通、仰臥位で食事をとると、誤嚥性肺炎になるとおもいますけれど、角度を垂直に近づけたのが原因だったのか?
そんなことが裁判で分かるのでしょうか?
それにしても、4000万円も欲求するものでしょうかね。
兄弟が二人もいらっしゃるのなら、在宅で最後まで看て差し上げても良かったのでは?

Posted by 匿名 at 2017年07月10日 01:17 | 返信

このテーマ、ほんとに重くて。。。[沈黙]。。。という感じでしたが。

私の母の誤嚥性肺炎も、ある意味、食事介助の稚拙さによって引き起こされたと思うし、
食事介助してもらって口から食べている人達の誤嚥性肺炎の原因は、
食事介助の稚拙さに存する、と断言することも可能だと思う。

しかしその前に、
スプーンなどで、あるいは手づかみでも良いのだが、自力で食べれない人に、
他人が食べさせるという行為自体が必要なのか否か、が問題となる。
よく報道されるように欧米諸国では食事介助をしないと聞く。

そして、誰も言及しないもっとも重大な問題がある。
それは、
「自然の経過で食が細くなり自然と摂食量が減って食べなくなる」のであれば、
それは大往生へ向かう自然の経過なのだ。
しかし、
現在の大半の、自力で食べれない高齢者は、
「自然の経過で食べれない」のではなく
「何らかのクスリの副作用で食べれなくなっている」のである。
(・・・あのクスリを飲まなければ、母は寝かせた切りにされずに自力で食べることができた・・・)

そのクスリは言うまでもなく、睡眠薬、抗認知症薬、向精神薬である。

それに加えて長年にわたり漫然と処方され漫然と飲み続けた胃腸薬などが影響している老人も多い。

(・・・あのクスリを飲むことに私が同意しなければ、母は自力で食べることができた、そして、今も生きていた・・・)

睡眠薬、抗認知症薬、向精神薬を一度も服用したことのない90歳の父は、自力で食べて生きています。私は、「上手に飲み込んでね」といつも言っています。

余計なクスリを飲ませなければ、最期まで自力で食べるはずです。

Posted by 匿名 at 2017年07月12日 02:43 | 返信

介護施設での食事介助は止めるべきだと思う。そうしないと、食事介助を恐がって介護の仕事を希望する人がいなくなり、介護施設は閉鎖に追い込まれる。
どうしても食事介助をして欲しいなら、家族が施設に出向いて食事介助をするべきで、介護職に食事介助を任せてはいけない。
私の義母は特養に入所しており、もし、食事介助が必要になったら私が食事介助をするつもりだ。誤嚥等の事故が起きたら私の責任だから、施設の職員には迷惑を掛けないで済む。特養に義母を預かってもらって家族は助かっており、施設と職員には感謝の気持ちしかない。
私は、体が動かなくなり、自分で食べられなくなったら死ぬべきだと思っている。外国の施設のように食事介助をせずに、高齢者が自然に亡くなるのを見守るのがいいと考えている。すると、悲惨な亡くなり方は減るだろう。今の高齢者は医療に頼り過ぎて苦しんで死んでいるし、食事介助で命を長引かせ悲惨な状態での長生きをしている。
私は、食事介助は自然に反すると思っているから、私が倒れた場合、食事介助を拒否する旨を家族に伝えてある。

Posted by hitomi at 2017年12月29日 10:30 | 返信

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