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毎日が不思議発見

2017年07月25日(火)

まさに、その日暮らしで生きている。
本人は必死なのだが、傍目には単に多動症か。
それにしても不思議なことが毎日起きる。

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1)在宅救急研究会では、さんざんな目にあった。
  世話人会の席に座った途端に矢が飛んで来た。
  救急は在宅や平穏死やリビングウイルが嫌い。
  こんなアウエイは久しぶりで、少しは楽しい。
  でも医師以外が応援してくれたので救われた。

2)嬉野温泉に着くと、老若男女が超ハイテンション。
  尊厳死協会の我が仲間たちが熱い議論と大宴会だ。
  ああ、ここが自分のホームグラウンドだと思った。
  病院勤務医や救急医にもこんなに熱心な人がいる。

3)嬉野温泉から佐賀空港に向かう高速バスに乗った。
  「福岡空港国際線」という停留所があったが国内線が無い。
   結局、飛行機を捨てて天神まで行きタクシーで博多駅へ。
   しかしそこでも30秒違いでのぞみ号に乗れなかった。
   あれこれ取り継いで大切な約束の地に着いたのが1分前。
   飛行機に乗り遅れたのに約束に間に合ったのは奇跡か。

4)日曜日の午後はたいてい電話がひっきりなしに鳴る。
  同じ道を行ったり来たりで、本当にアホかと思う。
  しかし自分を待ってくれている人がいるのが不思議。
  精神科、がん患者、急変患者さんに対応するは喜び。
  一昨日議論したばかりの救急搬送の手配に1時間も。

5)飛行機に乗っているわずか1時間の間に2人も逝かれた。
  不思議なことに重なる時は重なるものだ。
  一番驚いたのは、目の前が会場の在宅患者さんが夏の花火大会
  のフィナーレがドンドンと鳴った21時ピッタリに旅立った事。
  まるで映画。いや映画より凄い結末。
  余命数日と告げてから3カ月も生きて、花火とともに昇天。

6)末期がんで往診を依頼された人の家にはじめて訪問した。
  なんと17種類もの薬が出ていたが、痛み止めが無い。
  産経新聞に書いてある以上のことが現実に起きている。
  全部やめるように告げたら、すぐに笑顔が飛び出した。

7)不必要な薬を削って欲しいという患者さんが全国から来院。
  私は主治医ではないので、減薬アドバイスもしない。
  しかし不必要な薬はすぐに分かる。
  一瞬でその人に本当に必要な薬が見えるが言わないのがルール。
  すると「尼崎に引っ越す」という患者さんがいてちょっと困る。

8)今日も朝、昼、夜と続々と往診依頼があり必死で対応した。
  一人一人にいろんなドラマがありすぎて、面白ろすぎる。
  同時に、その人の3ケ月後の顔が見えてしまうのが自分でも怖い。
  なんだかんだで大忙しの夏だが、看護師さんが着いてこれない領域。

9)昨夜は、日ホスの神戸フォーラム2017とその懇親会。
  私は移動で忙しいので、恥ずかしながら宴会からの参加。
  それでも2次会になるとやっと調子が出てきて、歌った。
  ホスピスケアの名手たちは、なぜにこんなに歌が上手い?

10)今日もテレビでやっていた「加計ありき」の国会中継。
   誰が観てもウソにウソを積み重ねているだけだが、恥ずかしくないのかなあ。
   一度でいいから悪いことをして「記憶にない」と「記録にない」と言いたい。
   これだけウソだらだらけの人たちが国を運営していることが信じられない。
   本当のことを言って素直に謝ればいいのに、それができない人が政治家か。


世の中、不思議なことばかり。
毎日、何度かシンクロニシテイを感じる瞬間がある。

不思議なことを不思議と思える自分であって欲しい。
そう感じなくなった時こそが人生の最終段階なのか。

毎日が忙しく流れていく。
これって、老化のサインらしい。

自分がトロクなった分、相対的に時間が早く感じるだけ。

あと340日で還暦になるというのに全く自覚が無い。





   
   

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この記事へのコメント

「生かされている」と達観した方が言うけれど、そのような意味合いも
含めて、Dr.長尾.和 は「呼ばれて(求められて)いる」というような
宿命的というか、和尚人的というか、ある種、仏様による御導きのため
使者のような嵯峨があって..という風に見受けてしまいます。
長尾先生が足を運ばれることによって、救われる方がたくさん
おられる現実を見聞きしているからかな?
今年も酷暑の夏ですが、御身体にお気をつけて御過ごし下さいますよう
暑中お見舞い申し上げます。

Posted by もも at 2017年07月25日 08:24 | 返信

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