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夕刊フジ 巨泉さんの記事に大反響

2017年07月28日(金)

夕刊フジの金曜日に「ドクター和のニッポン臨終図鑑」を連載している。→こちら
先週は大橋巨泉さんの一周忌だったので在宅医療に焦点をあてて書いた。→こちら
するともの凄い反響で、Yahooニューズにあがり、沢山ツイートされた。
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巨泉さんの記事がYAHOO掲載され沢山のコメントが寄せられた。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00000006-ykf-ent
 

いくつかをピックアップしてみよう。(原文のまま)




  •  「良質」の意味が分からん。
    最後まで家族と一緒なのが良質なのか、完璧な鎮痛が良質なのか。
    長尾先生は皮膚科医をバカにしている様だが、皮膚科にも悪性黒色種などの皮膚科領域の悪性新生物の終末を看取る医師は数多く居る。
    この人が提唱している緩和医療なんてマニュアルさえ守れば皮膚科医のみならず非麻酔科医にも充分に務まる。何しろ再建も寛解も関係ないのだから。
    本当の意味での「良質」とは凄まじい癌性疼痛から患者さんを解放して最後の時間を有意義に過ごさせる事で、それには鎮痛について高度な専門知識が必要。
    麻酔科医の立場から見れば、巨泉の主治医の皮膚科医と同様に、この人もebmから外れた場当たり的な在宅終末医療行為をしている様にしか見えないが。
 
 
 
  •  巨泉さん、なぜスイスに行かなかったの?スイスでは安楽死が認められているらしい。日本は癌大国なんだから、余命宣告されて希望すれば安楽死も選べるようになってほしい。
 
 
 
  • 皆さん
    大橋巨泉さんの様な死に方をしたいですか。
    国民の半分ががんにかかり、三分の一ががんで死ぬと言われる時代
    大橋巨泉さんの様な過酷な闘病の末、死にたいですか。
    どの生物見てもこんな過酷な死に方をしている動物は他に在りません。
    治療と称して地獄に突き落とされているだけです。
    明らかに 現在の、がん治療は生物的から言っても間違っています。
    早く気づいて下さい。
    あなたの番も近いかも。
    三分の一が、がんで死ぬんだから・・・
 
 
 
④     はじめに医者をしっかり調べるべきだったと思うが?金持ちだからそれなりの人に来てもらうことも可能だったろう。
 
 
 
  • この医師(*長尾先生のことです)は毎日モルヒネを使っているって!
 
 
 
  •  尊厳死法案を真剣に国会で議論して欲しいです。超高齢化社会寸前の日本では、若者も幸福感を得られなく成りますし、
行く末を誹謗してしまうでょう。生きる権利と死ぬ権利の両方を認めるのが憲法の在り方だと想います。
 
 
 
  • 在宅は病院に比べて外部の目が無い。結果、医療ミスがあっても誰も気づかず繰り返されている。怖いよ。
    加えて、医療サービスは下がるのに値段は下がらない。家族にも負担がかかる。
    利点は、そこが自分(患者)の城だってこと。そして家族の判断で何でもできること。
 
 
 
  • 『良質な在宅医療』なんて受けられるのは経済的な余裕がないと先ず無理だと思う。そもそも在宅医療を行ってくれる医師が圧倒的に少ないのでは?
    人生の最後を自宅で!と願う気持ちは分らんでもないですが…在宅医が全て身の回りのことをサポート出来る訳でなく多大な家族に負担を強いることになる。
    私は癌などの延命が難しい状態になるならないに関わらず、もう十分生きた!と思えた時に安らかに逝きたい!例えその年齢が50歳とかでも…。
    将来不安を感じながら生きながらえるなんて本当に嫌だ!!
 
 
 
⑨     どう死にたいですか?もどういう最期にしたいですか?も同じなんじゃないかと思うんですが。
この元皮膚科医は緩和ケアのプロではなかっただけで、この記事の緩和ケアのプロの人と同じ意味のことを言っている。それに対して、本人も家族も呆然としたとのこと。だったら、どんな最期にしたいのかなんて、共有できていないのは当たり前。そんなこと普段から話題にもしないから呆然とするんですよね。
もうすぐ死ぬのかも、と思ったとしても、本人も怖くて口に出せないし、家族なら尚更口に出せないはず。安楽死したいなんて、本気なら海外に行くはず。
 
 
 
 ⓾ どう死にたいか?って質問は間違いじゃない。それこそがリビングウィルだし。
そもそも癌性疼痛の強さがどんなものか知らない人からすれば勘違いしそう。
痛みが強ければ量が増えていくからその副作用で意識が遠くなる。
でも、そうでなければ癌性疼痛は耐えられるものでない。
医療の現場で働いているが痛みに悩まされている患者は必ず早く死ねるようにしてもらえないかと言う。
それくらい理性ではどうにもならない。
在宅医療、介護は最終目標は死の場面まで自宅でってところであるわけで病院や施設と同等のケアを求めていくのは困難。
モルヒネによる呼吸抑制で亡くなってたらそれは責められる内容ではあるけど意識朦朧はもう身体がどんな治療も受け入れられないレベルにあったと考えるべき。
医療従事者が言及するともっともらしく聞こえるが言葉が足りないとそこから間違った解釈が生まれ受けるべき治療さえ拒否する人が増えると思った。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

いい質問もあれば、ヘンな質問もある。


これらのツイートに対する私のコメントをここに書くと、必ず炎上してしまう。

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この記事へのコメント

yahooのコメントを読み始めたがあまりにたくさんあるので読むのを止めました。

老父は2009年の6月にXYZ医大の食道癌患者ばかりの病室に居ました。その時82歳。入院時には、放射線治療希望に〇を付けたのですが、まずとにかく抗がん剤で癌を小さくしましょう、それから考えましょう、と。何となく???のまま、「やっと入院できたのだから下手なことを言って気まずくなると困る」から、医者の言う通り、抗がん剤を開始しました。父は、当初はさほど苦痛は無い様子でしたが次第に吐き気が出てきた様子でした。

相部屋でしたので夜になると、手術後の患者さんたちが苦しくて呻っているので眠れないと。父の主治医はさかんに手術を勧めましたが、周囲を見ていて、「切っても苦しいだけで治らないだろう」と思ったようです。

幸か不幸か、「これ以上抗がん剤を継続すると腎臓が機能しなくなる」理由で、抗がん剤はストップ。
切るか切らないか決断を迫られ、「ウチは最初から放射線治療を希望している」ことを話して手術拒否して他の病院へ移動して放射線治療しました。
結果、生きながらえて饅頭とアンパンを食べるのが楽しみな90歳。

後でわかったことは、XYZ医大は当時、放射線治療装置を入れ替えていたので放射線治療はできなかった、にもかかわらず、「放射線治療希望」の患者を黙って入院させ、さかんに手術を勧めた。
そのXYZ医大は、手術以外の治療手段を「姑息治療」と言っていたそうな。

今、XYZ医大のHPには、手術は影をひそめ、抗がん剤と放射線治療が大々的に宣伝されている。当時の、82歳の食道癌患者を手術したくてウズウズしていた医者はそのXYZ医大を辞めた。

このことは以前にも同様な事実を長尾ブログに投稿しました。また読んでもらいたいからまた投稿しました。

私は、ウチの父の食道がんは、脳梗塞後の血液サラサラのクスリが原因だと思っています。脳梗塞で一ヶ月入院したのが77歳の時。それまでクスリ嫌い医者嫌いだった父が、もう二度と脳梗塞は嫌だと言って、血液サラサラのクスリをずっと処方通りに飲み続けていました。次第に、このクスリを飲むと調子が悪いような気がする、と言いながら。

なんとなくの素人のカンぐりですが、後期高齢者あたりの年齢で癌が見つかった人が、それまでどのようなクスリをどれだけの期間服用してきたのかをデータ化することができれば、飲んできたクスリと癌との関係が明確になるような気がします。

食事と癌との関係性はある程度データがあるわけです。クスリも自然界に在るものなのだけど、西洋薬は成分が単体なのですよね。胃酸過多を抑えるなどの目的でひとつの成分だけをずっと摂取し続ける。

長尾先生、今、手が滑って投稿をクリックした状態になったようです。要旨が不明瞭ですし、読み返していないので、この投稿をボツにしていただきたく、お願いします。

Posted by 匿名 at 2017年07月28日 03:03 | 返信

コメント投稿すると自動的に掲載されるようになっているのか存じませんが、82歳で食道癌の投稿をして文脈チェック不備なのでボツを希望した者です。が、掲載されました。

読み返してみると一応言いたいことは書けているようです。
末尾に言いたかったことは、西洋薬は単体の化学物質なので、それを、何年にもわたって毎日一定量摂取することが、本来の人間の生命維持装置や免疫システムを壊すのではないかと。

癌は、確実に体質(と生活習慣)の遺伝は存在すると思います。そういう場合は若い間に発病すると思います。
しかし、高齢者の癌については、全部、とは言えないと思うが、データをとることができるなら、その多くに「長期間服用のクスリという名の化学物質」が関与していることが証明できる、と、私はほぼ確信しています。

Posted by 匿名 at 2017年07月28日 12:56 | 返信

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