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小規模多機能の在宅、どうすんの?
2017年08月15日(火)
「小規模多機能」が国策として推進されている。
しかし「どうやって在宅をするの?」という在宅医からの質問が絶えない。
泊まりも在宅もと聞こえはいいが実態が理念と解離しているのでそうなる。
しかし「どうやって在宅をするの?」という在宅医からの質問が絶えない。
泊まりも在宅もと聞こえはいいが実態が理念と解離しているのでそうなる。
そもそも、小規模多機能とは。→こちら
ショートステイでも在宅でもどちらでもOK!
がウリである。
しかし現実は・・・
行き場の無い人の貯まり場になっている。
最後の砦、セイフテイネットと言ってもいい。
しかし訪問診療は、ショートステイ中にしかできない。
しかし実際は家に帰らないので、永遠に訪問はできない。
だから「往診」のみでつなぐしかない、のが在宅医にとっての小規模多機能だ。
多くの開業医は診療報酬の請求が分からないから、という理由で撤退していく。
私に聞かれても私は厚労省では無いので「サッパリ分からない」としか答えようがない。
往診、往診でつなぐしかないのだが、考えてみればそれも不自然。
しかし他に方法が無い。
あるのであれば、誰か教えて欲しい。
往診もしないで投薬すれば「無診投薬」・「医師法20条違反」で保険医停止の処分。
それは困るのだが、そもそもなぜにそんな危険なことをしなければならくなったのか?
なぜケアマネが交代しなければならないの?
なぜ、訪問診療してはいけないの?(そこに住んでいるのに・・・)
きっと誰も答えられないはず。
では、なぜこんな規則ができたのか?
これも難しい。
医療保険と介護保険がバラバラに動いた結果であろう。
厚労省は究極の縦割り組織なので、トランプ的ではないと改革は難しい。
地域包括ケアや医介連携を謳う前に、やるべきことをやって欲しいのだが。
一番、横の連携、顔の見える連携が必要なのは厚労省ではないかと思うが。
ちなみに以上は、厚労省マターではなく、完全に政治マターである。
しかしこんなことに(大切なのだが)興味のある政治家は、居ない。
寂しい話だ。
でも、現実。
敗戦記念日に、くだらない愚痴を言っているのではない!
2040年までの23年間、悩まされる多くの人の代弁者だと思い書いている。
PS)
お盆はいつもより忙しい。
診察終了間際に、必ずと言っていいくらい、ややこしい人が飛び込んでくる。
お願いだから重症なら駆け込み受診ではなく、早く来てね!
毎日、昼と夜にそう思うのだが、なかなかそうはいかない。
お盆は先祖に感謝しながら、粛々と暮らす。
ミサイルが飛ばないことを祈る。
【お願い】
「匿名」を名乗る人の書き込みだらけだけど、何人いるのか?(数人?)
「匿名」さんから「匿名さんへ」とは、誰が読んでも意味不明である。
意見のある方は、正々堂々とどうか実名か仮名あたりで書いてください。
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この記事へのコメント
匿名さんは何人いるのかな~?
Posted by 匿名 at 2017年08月15日 02:30 | 返信
Dr.和の町医者日記に実名で投稿したら、「大谷佳子」で検索したら、Facebookで、全部自動的に、載ってますね。
先日長尾クリニックの飲み会に出席したら、「大谷さんでしょう?あなたのコメントは全部読んでる。大谷は飲酒運転するのだろうけど、聞かなかったことにしてやる」と言われました。
長尾クリニックのスタッフって怖い人達ですね。長尾クリニックで働いてないのに、もう虐めがある。
ペンネームで投稿したら「○○さんは大谷さんでしょう?」と指摘された。女って「どういう意見が出てるのか」に興味は無くて、どういう女が投稿しているのかに興味があるんだね。
「看取り」の件ですけど、「笹川良一の経営するお墓の草取りをしていたお婆さん」は、お爺ちゃんが風呂の中で死んだ時、お医者さんが(脳梗塞で死んだ)と書いてくれたのに葬式屋が警察に密告して次男と一緒に警察に引っ立てられた。
ところが、○○省のお役人の家ではお婆さんが同じく風呂の中で死んだら、かかりつけのお医者様が「寝室で死亡」と診断書を書いてくれて「絶対に葬式屋に、ケ取られないように髪の毛も身体もドライヤーで乾かして置いて下さい」とアドバイスしてくれたそうです。孫娘が言っていました。
やっぱし○○省のお役人の家のかかりつけ医は違うのですね。真っ赤な嘘をついてくれる。べんりだなあ。
上流階級ではこのように便利なウソをついて下さるお医者様がいて当たり前なんです。
でも上流階級でも下層階級でも家庭内殺人は、あるのではないでしょうか?
だから警察も一度は見ておきたいというのが本音ではないでしょうか?
Posted by 大谷佳子 at 2017年08月15日 02:52 | 返信
小規模多機能…
なぜケアマネさんが変わらなくては行けないのか疑問です
だから いい施設なのにケアマネさんの選択肢から外れてしまいます
ほんとに…
介護保険と医療保険がという わけのわからない保険を作ったから
混乱状態になっていますよね
訪問看護なんて ほんとに悲惨です
どちらの保険にも関わり
厚生労働大臣が指定する病名なるもので 保険の使い方が変わるという摩訶不思議なことが起こります
とても困った事例をうちのケアマネが抱えています
70代の女性 ご主人と二人暮らし
糖尿病で透析をしており 認知症です
自分でインシュリンを打つことはできません
ご主人は自営業で遠方への出張があるそうです
出張中のインシュリン投与に 困っているようです
年金も少なく 切り詰めて生活をされています
病院側は ご家庭の経済状況を考えず 訪問看護を提案されますが
医療保険ですと障害手帳があるので無料ですが
厚生労働大臣が指定する病名とやらではございませんので 介護保険適用=この方の場合 1割負担、30分訪問で約450円くらいになります
認知症、糖尿病でも 動くことができれば 介護度は上がりません
限度額の中で どうやって対応していけ!と言うのでしょうか
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2017年08月15日 06:45 | 返信
長尾先生、こんにちは。
母を在宅介護→在宅看取りをしました三輪ミキです。
それは私が37歳、母が68歳の時でした。
まず、看取られる側の意識と、家族の意識が一つになっていなることが大事だなと思っています。
平穏死ってすごく素敵なこと。私も頑張ってやってみたい。
いつか、だれかの参考になればと、我が家の猫から見た、在宅看取りの現場をかいつまんで書いて載せてみました。
https://teateya.com/1537-2/
長尾先生、がんばれ!
ずっと応援しています。
Posted by 三輪ミキ at 2017年08月15日 09:49 | 返信
知り合いの看護師、ケアマネジャーに「西宮、武庫之荘当たりで、看護師小規模多機能施設を開設しているグループができたらしいよ」と言うと、目を輝かせて「本当?そういうのができたらいいなあと思ってた」と言いました。
私が「でも看護師として働いていたときより減給なんだって」と言うと「そうだろうなあ。小規模多機能自体が利用者さんや家族にとっては良いものなのに、小規模多機能で働く人々の労働環境は物凄く悪いのです」と言いました。
二人でため息をつくしかありませんでした。
Posted by にゃんにゃん at 2017年08月15日 11:15 | 返信
トピックにあげて戴き、ありがとうございます(意味不明)笑
Posted by 駆け込み寺 at 2017年08月16日 09:53 | 返信
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