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ケアマネが主治医通さず入院依頼

2017年08月16日(水)

ケアマネさんが主治医を通さずに病院に入院を依頼するケースが増えている。
病院側もトラブルを経験しているようで、かなり警戒しているところもある。
医師とケアマネの連携は決して容易ではないな、と感じるときが増えている。
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患者さんから見れば、ケアマネさんは何でも知っているように見えるかもしれない。
看護師の資格を持っているケアマネさんもいるが、基本的に介護保険側の人である。

ケアマネさんは、あくまで介護保険制度下のサービスの管理者であり、
医療のこと、ことさら入院の依頼であれば主治医を通して欲しいのだが・・・


ショートステイ感覚で地域包括ケア病棟に入院依頼するケースもあると。
ショート代わりに病院を使うという行動は利用者には違和感がないかも。

それだけ介護施設と医療施設の差がな無くなってきているということでもある。
入院した(させられた)後に病院から診療情報の提供を求められてビックリした。

なんともいえない話だ。
怒る医師も多いだろう。


急性期病院でも、ケアマネ経由の(?)入院依頼が最近増えているという。

「本当に在宅主治医からの依頼ですか?ケアマネからの依頼ですか?」と
繰り返し確認をしてくる急性期病院もある。

事務員が依頼すると必ず何度も確認されるのだが、聞くと
最近、家族と病院とのトラブルが増えているからだという。

「介護が医療を主導する」→こちら
医療タイムスの連載に私見を書いたが、そんな小さな声では誰にも届かない。


要介護5で医療依存度が高い患者さんが在宅に帰ってくる時も、いつもヒヤヒヤする。
すべてヘルパーで埋め尽くして絶対に訪問看護を入れてくれないケアマネがよくいる。

ケアマネは生活が一番、だという(事業所の利益追求体質も多分にあるだろうが)
一方医師が訪問看護も必要だと主張しても、聞き入れないケアマネも少なくない。

「生活」を人質に、「医療」は切られる。
そこで切れて主治医をやめたい時がある。


本当にキレて在宅をやめた、という話も何度か聞いたことがある。
そんな在宅はスタート時点から転倒している様なもので苦労する。

ケアマネさんの擁護をするならば、すべては制度の不備だと思いたい。
2000年に介護保険と医療保険に分断されてしまった訪問看護制度。

ここから悲劇(?)は始まった。
在宅医療の阻害因子のひとつだ。

しかし大本営発表に異を唱える人は排除される。
だから黙って従うか、やらないのが、人の道だ。


医師法上は入院依頼は医師がするものだ。(もちろん本人・家族とよく相談の上で)
しかし一部はケアマネさんが、独断でやっているのも実態だ。

ケアマネさんが、ミニ医者化している。
勝手に診断してアドバイスをする例も。

とんでも誤診も。
まあ当たり前か。

しかし・・・
薬の処方が無いのでその方がいい、という声もある。

笑えない話。


PS)

敗戦の日の13時。

当院では、毎週恒例の私の「白熱教室」が始まる時間。
72年前の多くの御霊にスタッフ全員で黙祷を捧げた。


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

ケアマネジャーの資格試験は、3択問題か4択問題だったと思います。それに合格すれば資格が取れますそれに昔は今より優しいというかレベルが低かったと思います。
何かの宗教とか政治政党に入っている人も時々いるます。
何の組織に入ってなくても、ヘンに偉そうにしている人もいるかもしれません。
私もそのうちの一人かも。
私は偶然、クリニック関係に、二回だけ働いただけなので、医療関係ではない福祉関係も行ってみたいなあと思っていましたけれど、主治医に相談なく入院を勧めるという話は聞いた事はありません。
病院が迷惑しているというのですから、病院の関係者というのでもないのでしょう。
医療関係者からみたら非常識なケアマネジャーと言うのは、いるかも。
ひやひや。

Posted by にゃんにゃん at 2017年08月16日 08:12 | 返信

 私はケアマネですが、絶対しませんよ、そんなこと。

 ただ、こっちの開業医さんに、「入院先をケアマネが見つけて、段取してくれ」、と言われたことがあります。「そうじゃないと、患者さんが一番困るでしょう!」と言われてびっくりました。ケアマネにそんな権限ないよ!と・・・。
 比較的、介護保険にも理解が深い先生だと思っていたので、本当に驚愕。
 入院先の看護さんは、「主治医の先生とこっちの医師とがまずは話してもらってからじゃないと・・・」と言われていました。

 医療機関の介護保険やケアマネの職域に関するの識が薄弱なので、どうしようもない。

 ケアマネも記事のようなことを好きでやっているとは思いませんが、確かに、「よかれ」と思って越権行為を行っている人も多いように思います。行政は止めないし(というか、これ幸いという感じで、丸投げしますし)
 医療側も、家族がいない、家族となかなか連絡が取れない、とかの理由で、ケアマネに越権行為を「してくれ」と言ってくる看護師さんもいますね。

 

 

Posted by 通りすがりの但馬市民 at 2017年08月16日 12:00 | 返信

私達家族の主治医が「これ見て、どう思う?」と言う写真を見ると、鳥取県か島根県下、兵庫県か日本海側の落ち着いた良い地域に、大きな整形外科の看板を掲げてりっぱなコンクリートの建物が建っています。
「ああ整形外科の先生のおうちですか?」と言うと「違うよ。知り合いの、ただの理学療法士なんだ。田舎では理学療法士でも(整形外科)の看板掲げてもいいんだって」とのことで、目が点になりました。
そういえば、田舎では運転免許なくても運転できて、事故っても、免許が無いから罰せられないとかで遺族が怒って裁判を、起していましたっけ。日本と言えども、都会と田舎では法律も違うんですか?

Posted by にゃんにゃん at 2017年08月16日 09:02 | 返信

お気持ちわかります。在宅もしているしがない開業医です。私はできるだけ看護師免許のあるケアマネさんにお願いしています。時には要支援から介護になったタイミングでケアマネかえちゃうこともあります。非看護師さんのケアマネは言葉が通じないし、医療度が高い患者様に対してその気持ちを重視するばかりにスピード感がなくイライラすることも多いので。当地区でもそのことが最近問題になりつつあります。

Posted by わかります。 at 2017年08月16日 10:26 | 返信

非看護師ケアマネという呼称は如何なものかと。医療側のヒエラルキーに付き合わされる介護側の苦悩も理解されたい。全体のパイ数でいえば、介護、ケアマネが溢れている状況で理解のないケアマネがいるのも承知しているところ。結局は非看護師ケアマネも看護師ケアマネも専門性以前に、人間性が大切であって、問題のあるケアマネの一部を切り取って発信することに違和感を感じる。ではマイノリティー側である医療、特に医者には人間性に疑問を感じない人はいないのだろうか?むしろ、介護保険制度もろくに分からず、勉強もせず、医療ゴリ押し、点数稼ぎの医者もいることも論じる必要がある。未だに主治医意見書に痴呆症と記載する医者や、介護側を「あいつら」呼ばわりをして、なぜ俺が担当者会議に出席しなければならないの?なんて平気で言う方も存在します。連携が必要となる中で、専門性の違いに焦点をあてた議論をするより、双方、問題のあるマイノリティーの方々が必然と淘汰されて行くような議論を期待したい。介護保険も入り口は全て医療からはじまり、「人」を診るスペシャリストである医者がいなければはじまらない。しかしながら、その出口は「生活」を支えるスペシャリストである(と思いたい)介護が担うことになる。介護の専門性がファジーな状態が昨今の混乱を招いているように思う。後ろ向きな議論ではなく前向きに考えていきたいものです。

生活側からの意見からわかります。への返信 at 2017年08月26日 07:51 | 返信

介護保険の仕組みについて何も知らず、訪問診療の移行適応についても全く配慮がなく、
自分がきちんと診れない上に自力じゃ通院出来ない患者も抱え込む町医者がいて本当に迷惑しています。
外に出られない患者を、働いている別居の家族使って外来受診させ続けてます。
指示書の書き方を知らないので、訪問看護も「必要無い」と家族に指示する。
何かあったら外来で受診させればいい、手に負えないほど急変したら救急車を呼べばいいという考え。
基本ほったらかしです。
そのうち、便秘で救急車を呼ぶ事にもなるでしょう。
訪問診療にして欲しいと持ち掛けたら怒鳴り散らされました。
自分のプライドや経営が患者や患者家族の生活より大切なんだろうなとしか見えません。

Posted by 匿名 at 2017年10月19日 05:09 | 返信

 介護職は利用者さんとの関わりの時間が長い分、その人の普段との違いに気付き易いと思います。
主治医に「何ともない」と診断された後にも、
異変を前にして気が気じゃないという状況に置かれる事はままあります。
それがケアマネの場合、
頭の中に、本人・家族・周囲も含めたそう遠くない将来の「最悪の状況」「不幸の連鎖」が
バーッッと浮かんでしまうのです。

 患者さんに異変が起きてかかりつけ開業医に受診し、
「何でもない」「風邪」と診断されて家に帰された後、
介護職の勧めで大きな病院を受診し、進行中の脳梗塞が見つかり、
そのまま入院治療で助かった人もいます。
そういう事はこれまでに何度かありました。
経験上、脳神経・脳血管関連の病気は、内科の先生は気付きにくいのではと思っています。

こんな事もありました。
長らく糖尿病の治療を受け続けていた方の立ち居振る舞いに、明らかな異変が起きていました。
筋皮症の症状にそのまま一致して見えました。
主治医への伝達には、か細い神経と乏しいボキャブラリーを最大限駆使しなければなりませんでした。
幸い、性格の良い若い先生だったので、こちらの訴えを真摯に受けて下さいました。
しかし、これが高齢開業医師だとそうはいかなかったのではないでしょうか。
「おまえは医者なのか!?」とか「口を出すな!!」と怒鳴りつけてパワハラし、
そのまま嫌がらせのように糖尿病の治療だけを続けていたのではないでしょうか。
(私は患者さんの健康状態について相談した際に、主治医から実際にそのように言われた事があります。)

介護職が、
その医者から一度でも上から怒鳴りつけられたり筋の通らない威張り方をされたら、
大事な事は話を通さなくなると思います。
気の弱い介護職だったら、その医者だけでなく「全ての医者に対して」そのように対応するようになるかもしれません。
その結果、大きな病院が紹介状無しの患者の診察を受け付けてくれないとなったら、
患者さんの命が町医者のプライドに左右される事にならないでしょうか。
何の為の国民皆保険で、何の為の職業なんですか?
町医者のプライドを支える為に患者や介護職が存在するんでしょうか。

介護職の判断の方が常に正しいとは言いませんし、ケアマネがとんでも診断をしないとも言いません。
間違った思い込みで余計な心配する事の方が多いのでしょう。
しかし、全ての主治医をいつでも必ず全面的に信用しなさいというのはどうなんでしょう?
患者さんにもケアマネにもいろいろいるように、
お医者さんだって知識も経験も色々なんじゃないでしょうか。

・・・とはいえ、最近の先生はとても真摯だと思っています。
昔の医者とは考え方も言葉も違います。
そういう先生はこちらの疑問点や不安点にもきちんと答えて下さるので、
介護職としても本当に安心出来、全幅の信頼を置けます。

Posted by 匿名 at 2017年10月19日 06:52 | 返信

あ、すみません病名勝手に作って書いてしまいました。筋皮症ではなく、正しくは「皮膚筋炎」です。
訂正します。

Posted by 匿名 at 2017年10月19日 11:42 | 返信

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