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「認知症と大人の発達障害」
2017年08月23日(水)
今日の昼は「白熱教室」で、「摂食嚥下とACP」をやっていた。
外来診療も講演もまさに昼と夜のダブルヘッダーという日である。
その間に、訪問診療と往診。
そして2つの企業の産業医。
白熱教室の最後にスタッフ達に、27日の認知症治療研究会の予告をした。
「認知症と大人の発達障害」というタイトルに、ビビッときた職員がいた。
若年性認知症と発達障害、
あるいはMCIと発達障害の「誤診」は、現実にはとっても多い。
また、MCIを介護している家族が発達障害というケースなどいくらでもある。
認知症を診るならば、自閉症スペクトラムから発達障害まで知らないと診られない。
「認知症」という幻想的概念だけに閉じこもり多剤投与しかしない医師には近寄らない事。
疾患概念をもっと大きな枠組みで捉え直さないと認知症診療をやる資格がないと私は思う。
27日の講演は、おそらく河野先生の真骨頂と言えるものになる。
今から期待が膨らむ。
コウノメソッドという言葉にアレルギー反応がある医師こそ騙されたと思って来て欲しい。
私もかつてはそうだった。しかし今は目覚めた。 絶対に後悔させない。
多くの医師や看護師に聴いて頂きたい。その想いだけである。
そして介護スタッフやケアマネ達がここまで勉強していることも知って欲しい。
実は、既に研究会も懇親会も、予約は概ねパンパンである。
しかし聴けるならパンパンでもいいだろうし、懇親会はもっと盛り上がれるはず。
暑い暑い、関西の夏の終わりに、
美味しいビールを飲みましょう!
PS)
前日の26日(土)は、金沢で講演しています!→こちら
久々の金沢講演だけど、単純な日帰りです(悲)。
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この記事へのコメント
私は、現在90歳の父について、「この人は、基本的にアスペ寄りの発達障害ですから、抗認知症薬や向精神薬を飲ませるとたいへんな悲惨状態になりますから、飲ませてはいけないのです。」と言い続け、現時点まではそういった類のクスリから逃げることに成功しています。それも、理解ある医者に巡り合えたからです。
河野和彦医師が、コウノメソッドで発達障害を「治療」しようとしているのか否か存じませんが、発達障害をクスリで「治療」しようとすることは、人格を改造することと同義であります。
まあ、精神科系統の医学は、ずっとそういった作業、すなわち、個人としての人間存在を、その時点での国家体制にとって都合よく統制し管理し操作する作業を「医療」の名のもとに公然と行ってきたわけです。
私の父が生きてきた青年時代壮年時代は、アスペ寄りの発達障害を生かす仕事がありました。父も、自分の特性を生かして70歳くらいまでは、いっぱしの職業人として生きてこれました。父の母と父の妻は、父を一人前にするために一生を捧げました。
そういう時代が過ぎて、現在の社会でもっとも重要とされるスキルは、コミュニケーション能力です。父のようなタイプが最も不得意とする分野です。
「多くの発達障害老人が、認知症と誤診されている事実」を、医師が講演会で取り上げるのはたいへん喜ばしいことであります。ただし、「治療」を勧奨しなければ、ですが。
どのようにどんなクスリを飲ませたって、治らないですよ。
Posted by やっぱり匿名 at 2017年08月23日 02:55 | 返信
近くだったら、是非参加したかったです。
いつも、ブログ更新有難うございます。
Posted by 匿名 at 2017年08月23日 08:21 | 返信
私は68歳なので、認知症の心配もあります。
それに、発達障害って私の中にもあるなあと思って、本も文庫本を二冊ほど購入しています。
是非、河野先生の講演を拝聴したいと思っています。
Posted by にゃんにゃん at 2017年08月24日 01:49 | 返信
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