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母親の延命治療を巡り兄弟間の争い、最高裁へ
2017年08月25日(金)
長男が母親の平穏死を希望し、自然に旅立ったのだが
その2年後にその経緯を知った妹が病院を訴えている。
訴えられている病院は最高裁まで呼び出されることに。
私も同様な経験があり、双方の弁護士に対応する事も。
正直、こんなことが続けば医療崩壊が加速する。
誠実に対応した勤務医も、やってられないだろう。
だからこそリビングウイルを書いてもらったうえで
ACPを重ねるべき。
厚労省も医学会も日本医師会も市民団体も、これは一致している。
ここから話は少し変わる。
しかしなんと、国はリビングウイルを書くことを否定している、のだ!!
正確には内閣府なので、安倍総理だ。
信じられないことだが、本当の話だ。
詳細を知りたい人は、9月1日(金)からはじまる
「リビングウイル裁判」を傍聴されたい。
9月1日(金)11時~ 東京地裁522号法廷だ。
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この記事へのコメント
記事を読みました。
BLOGOSの投稿欄も読みました。
妹の訴訟相手は病院ではなく兄ではないのか、という意見がいくつもありました。
私も、そう思います。
けど、それ以前に、こういうややこしいことにならないために、
点滴や経管栄養や酸素マスクを使用する際に、
どういう事態になったらどうしたいのか、について病院側が選択肢を文書化して、
本人に意思表示能力があれば本人が決めてその署名押印を、
本人が意思表示能力無ければ直系尊属全員の話し合い後に署名押印を求めるべきだと思います。
こうなってくると病院もたいへんですね。
入院の際に、患者の戸籍謄本取り寄せて親や兄弟姉妹や子供が何人か確認して全員の合意のもとに(キーパーソンを選出して)医療行為を為す、必要が出てきて、場合によってはいつまでたっても何もできないことになる。
このケースがリヴィングウィルの必要性を認識させるきっかけになれば良いなと思います。
Posted by 匿名 at 2017年08月26日 02:18 | 返信
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