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「平穏死」を知らない若い医師たち

2017年11月02日(木)

当院にはおくつかの病院から研修医や医学部5年生あたりが定期的に在宅研修に来る。
外来診療を見てもらたり在宅患者さん宅を一緒に回り、マンツーマンで指導している。
私が全員に必ずする質問が、2つあり、その答えが楽しみでやっているようなもんだ。
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私が必ず聞くこと。

1 死ぬ人は年々、増えているか、減っているか?

2 「平穏死」という言葉を聞いたことがあるか?

このブログを読んでる人に同じ質問を投げかけたら
正答率は、100% だろう。

しかし若い医師たちの正答率は、ほぼゼロパーセント!

昔は嘆き落ち込んでいた。
しかし最近は慣れてきたので、迷っている医師を見るだけで嬉しくなる。

医学教育のなかで終末期医療に関する教育はゼロなので仕方がないかも。
そして卒後教育でもほぼゼロなので、病院勤務をしていると分からない。


「平穏死」の本や記事を数えきれないくらい書いて、医学書も書いて
全国で1000回以上も講演もしてきたが、まだまだ足りないようだ。


優秀なゴルファーは、ピンの位置から逆算して、ショットを練っていく。
しかし下手なゴルファーほど、自分の位置からのショットしか考えない。

医療もそれと同様。

優秀な医師は、「死」から逆算して医療をプラニングできる。
だから治療の「やめどき」を知り穏やかな着陸を可能にする。

今夜は、愛知医大病院で「平穏死」の講演をする。
たった1時間の話では、たぶん分からないだろう。

これまでの経験では、がんセンターや大学病院でこの講演をしても
若い医師はみな疲れ果てて寝ていて、聞いてくれるのは看護師だけ。


でも、諦めていてはいけない。
自分ができるベストを尽くそう。

「戦争を知らないこど子供たち」を真似てタイトルをつけた。
でもあと20年もたてば、全員が戦争を知らない日本となる。

昔は「平穏死」しか無かった。
しかし今は「延命死が8割」の時代。

だから「時代遅れの男」にならねば。
昨夜往診しながら川島英吾を聴いた。











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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「戦争を知らない閣僚と議員たち」。
われらの首領様は、来日する「ロシアゲート事件」の首魁と、
旧「ジョンソン空軍基地ゴルフクラブ」で、日米同盟を再確認するという。
日本国憲法を「おしつけ憲法」「みっともない憲法」と言ってのけた。
その「みっともない憲法」に、「自衛隊を書き込む」という。
18・19歳の多くが、賛成だ。
「自衛隊が憲法に明記されれば、自衛隊は、
天皇、国会、内閣、裁判所、会計検査院に並ぶ憲法上の機関に格上げされる。」
(水島朝穂。神奈川新聞10.14)

自動車も、鉄鋼も、「みっともなや、おぞましきかな」。
「美しい国」は、「小泉改革」以降、「アヘ革命」をへて、
タガが外れ、底から、壊れ続けている。
神奈川・座間テロ事件は、全世界に衝撃をあたえ、
北朝鮮や韓国、地球市民を震撼させている。
「加計学部認可」「財務省不起訴?」、「殺害・損壊・保存」。
18・19歳の成人のみなさん、
「戦争を知らない大人たち」を見習うべし。

Posted by 鍵山いさお at 2017年11月02日 08:15 | 返信

主人の父が亡くなる時も、私の母が亡くなる時も、リビングウィルに入っていると言ったら、それぞれの主治医が大変ホッとした顔をして、安心して「平穏死」をさせてくれましたね。逆に言うと、リビングウィルに入っていないと、まだまだほとんどの医師が「何かできることを可能な限りしなくちゃ!」という義務感にかられてしまうのかもしれないですね。

Posted by CASIO at 2017年11月02日 09:00 | 返信

長尾先生は、日々20代の研修医に接しておられる。うらやましい。
このところ、「座間事件」をあれこれ考えていて、目覚めが2時間ほど遅れて困っている。
10代、20代、30代、40代の死亡原因第1位は、確か「自死」だと記憶している。
かつては、「いのちの電話」にすがった若者や中年も多かった。
いや、今も助けを求めているだろう。
「電話」や「夜回り」から、「ネット」の時代になったからといって、
自死総数は増えたわけではないという。

中年退職したものの、職安でなかなk仕事が見つからなかった頃、
高千穂ルス番電話とポケベル、50万円もした16ドットのパソコンを譲ってもらった。
「男性用相談電話」で、長時間悩みを聴いてもらって助けていただいた。今も感謝している。

昨今は、年寄りは「振込み詐欺電話」にネラわれ、若い女性が「ネット首吊り士」に誘い込まれるとは。
今回の総選挙では、18・19歳の投票率は低かったとはいえ、
「自民支持」「安倍支持」「戦争支持」がダントツだった。
今どきの若者は、「自民党」「安倍首相」「北王朝」しか知らないからだと、ある30代学者が解説していた。

明治維新は聞いたことはあるが、
沖縄、台湾、朝鮮、中国(満州国はドイツ・フランス合わせた2国よりも大国だった)を
支配していたことは知らない。
いわんや、明治天皇のまえの天皇が暗殺されたこと、天皇制は渡来豪族連合であったことなど知るよしもない。

憲法発布記念日より、群れる「変装イベント」に忙しい。
安倍がイベンカに57億円の「ポケットマネー?」をはずんでも、気にしない、気にしない。
このクニに、「法の支配」はない。なんでもあり。なんでもOKなのだ。
「振込み詐欺師」あり。「首吊り士」あり。

アメリカの確かな情報筋によれば、米朝戦争の確率20~25%。
ソウル100万人、トウキョウ100万人の惨事だという。
「歴史は一回性のものであり、『いつか来た道』はありえない。
それでも今起きつつある急速な変化は、過去の負の歴史を髣髴とさせる。
歴史から学べることは、まことに大きい。」(加藤陽子)

Posted by 鍵山いさお at 2017年11月04日 08:47 | 返信

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