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在宅医療 理想と現実

2018年01月28日(日)

今日は、朝日新聞社で「在宅医療」の講演をした。
定員いっぱいの市民からの20個の質問に答えた。
とってもやりがいのある1日だった。
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週刊朝日ムック「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん」
の出版記念講演会には、会社だけでなく私もかなり力が入った。

一方、拙書「痛い在宅医」は、現実を描いたドキュメンタリー。
いろんな人からいろんな意見を聞かされる。

在宅医療の理想と現実。
ホントは4~5時間かけで話したいところだが、少しだけ。

あとは、朝日カルチャーなどで改めて詳しく話す。
沢山の聴衆に感謝感激。


以下、「痛い在宅医」への感想文。

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年末の勉強会で先生の御著書を2冊頂いて読みました。
そのうち「痛い在宅医」は、これまで類書をみない、インパクトのある本だと思いました。

「井上さん」のお父上の在宅・看取りについて、病院からの退院を含め、
在宅医が在宅医をピアレビューしていると理解しました。

しかも、先生の審査は相当厳しい内容でした。
また先生を批判する「井上さん」もすごいと思いました。
 
そもそも医師は仲間内の批判を公然とはしないと思っていました。
まして、世の中を挙げて在宅医療の旗を振っているこのご時世に、
敢えて一石を投じるとは、本当に驚きました。
 
先生の勇気に敬意を表します。
また在宅医同士の相互批評が行わるようになるまで在宅医療が成熟してきたという印象も受けました。
 
井上さん同様、先生の本はあらかた読んできましたが、
これまでは皆、啓蒙・普及のための本と安心して読んでいました。

先生のように専門家同士が切磋琢磨するような時代に入るのでしょう。
ますます在宅医療を進めなければと思う次第です(ただ私の地域にはまだ「長尾先生」はいませんが)
 
いずれもう一度読んで、書評をかければと思っている次第です。
よろしくお願いします。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


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この記事へのコメント

朝日贔屓の長尾先生がようやくyomiDr.に登場しましたね。
「死んだ後もひとりぼっち…孤独死を防ぐには?」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180123-OYT8T50069.html?page_no=1

私的には孤独死大賛成なのですが、死体を発見して放置できない現代であり一応先進国の日本ですから、死んだあと周囲の方々をできるだけ煩わせないようにしたいと思っています。
しかしながら、医者に診てもらうほど症状が無いのに「かかりつけ医」は持てないですよね。だいたいからして「かかりつけ医契約」があるわけでなし、どうやったら「かかりつけ医は○○診療所です」と言えるのでしょうか?
ウチの近所の医者なんて、「たまにしか来ないのにかかりつけ医なんて言われたら迷惑だ」と公言してました。
どこも悪くないのにしょっちゅう医者に行かないと「かかりつけ医」にはなってくれないようです。

Posted by 匿名 at 2018年01月29日 06:57 | 返信

ついさっきの投稿、長尾先生が読売新聞ウェブに登場したのは「深読みチャンネル」です。そのうち、yomiDr.で連載を持つだろうと期待してます。

Posted by 匿名 at 2018年01月29日 07:02 | 返信

今や、医療や介護は技術よりもシンパシー(メンタル)が
物を言う時代なのではありませんか?
昔は、病気に対峙する人=医師 であり、治療する「術」「技」が
医師でなくては施せない分野であったかとは思うのですが、
今も難病を治すことに取り組む医師も、勿論おられるとは思いますが、
この超高齢化社会の中にあっては、絶対的に加齢病に取り組む率の
方が多くて、その分野では、ことごとく病気を潰していく作業
というよりは、「病気を抱えながらも如何に生きていくか」という
メンタルを支える作業を問われる、そんな医療・介護界であると
思います。

Posted by もも at 2018年01月29日 10:13 | 返信

1人で暮らし、1人で死ぬことを、孤独死として、あたかもこの上ない不幸であるように言う風潮があるが、別に孤独に死ぬことが悪いかどうかは本人の心持ち次第ではないかと思う。
苦しいのに助けを得られない。医者にかかりたいのにかかるお金がない。おなかがすいたのに食事を買えない。そして餓死する。
なんて言うのは不幸だろう。本人が望まない形だからだ。生活保護を打ち切られた人が、餓死していたと言うニュースがあったが、飽食の日本において、本当に悲しいと思う。
しかしそれは、老人の孤独死とは少し意味が違う。
孤独は悪い事ではない。家族がいても、同居人がいても、孤独はやってくるし、孤独を楽しむ事も心持ち次第ではできる。
むしろ、気に沿わぬ人と鼻を突き合わせて生きる苦痛の方が大きい。
現状では、不十分ながら介護保険や医療制度が有り、ある程度の介助は受けられる。後は不自由を許容できるなら、1人で生きたいと思うのは、当人の勝手だと思う。
まあ、実際には、本当に老齢になってしまうと、そんな事は夢物語で、前述のように、望まぬ死を迎えてしまう可能性はあるが、しかしそれは、孤独が悪いという意味にはならない。

本当の理想は、施設など、最低限の介助を保証されている状況にあって、後は放っておいてもらう事だろう。

Posted by 匿名 at 2018年02月04日 03:48 | 返信

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