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貴乃花を排除した相撲協会の「公益性」とは

2018年02月04日(日)

相撲協会の改革を訴えた貴乃花が「排除」された。
私は残念だが、恐らく多くの国民も同感であろう。
現状で良しとした協会の公益性が問われるはずだ。
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貴乃花は初志を貫いた。

貴乃花は孤立した。

そして排除された。

貴乃花は自決した!?


これが相撲協会のルール、掟なのか。
医師会や医療界も、全く同じである。

政界も財界も、基本的には同じだ。
民主主義の限界なのか。

絶望が残るだけだが、西部さんは自栽した理由なのか。
大袈裟だけど日本型の意思決定システムを一般国民が知る機会に。


貴乃花の落選と世の中の権力は、綺麗な相似形にある。
とても分かり易いフラクタル現象。


公益性や透明性が問われるはずだが
しかし、これも恣意的に歪められる。
 
貴ノ花は、相撲協会だけでなく
公益法人の在り方 に問いかけている。

公益法人でなければ、貴乃花の落選は仕方が無い。
しかし公益法人である

彼は問う。
「大相撲は誰もものか」

国民のものなのか。
相撲協会のものか。

今回の結論は、「相撲協会のもの」であった。

現在の相撲協会は、誰が見ても公益性や透明性はかけらも無く
事件と利権にまみれたままでままであり「それで良い」とした。

暴力事件で死者や重症者が続出しても公益認定は取り消されない。
いったい誰のための公益なの?とどんな人でも思うであろう。

相撲協会の公益認定を容認しているのは
内閣府の公益認定委員会の数人の委員だ。

最近この公益認定委員会の暴走が著しい。
恥ずかしいくらい「正義」を欠いている。

公益認定委員自身が「公益性」を欠いている。
それを容認しているのは内閣府の長である安倍総理。

総理は「患者が自らが受ける医療に対して意思表示すること」
を認めない公益認定委員会の結論も、是として支持している。

「リビングウイルを書くな」と主張する政府だが、
世界の生命倫理の常識からは、ただ呆れるだけだ。

半年前から東京地裁で行政裁判が行われているので
今年前半には、裁判資料も公のものになるであろう。

公益認定委員自体が「公益性」を欠いている。

「有識者」となっているが、自己決定を完全否定しているので
国際常識や生命倫理の観点からは、どう見ても「無識者」では。

このブログを読んで頂いている識者の皆さまには、公益認定委員を
任命している安倍総理に、以上のおかしさを伝えて頂ければ幸いだ。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

世の中には、「相撲」や「高校野球」が性に合わないとして、
その期間は「NHKは観ない」ことに、しているという人もいる。
今日放映された「平昌から東京へ・解説委員室」特別番組。
視聴者への「4択アンケート」が放映中にあり、
④「そもそもオリンピックに関心がない」という人が、1割以上もいた。あっぱれだ。
じゃあ、なんで「オリンピック盛り上げ番組」観てるの?、と突っ込みたくなるが、
「巨大世論」になびかない「国民」が健在することに、いたく感じ入った。
この際、NHKは、新理事会体制のつづく2年間、「相撲放映契約」を破棄していただきたい。
ハクホウ万歳事件を誘発しこれに共助したアナウンサーは、もっと研鑽に努めてほしい。

相撲協会の「犯罪隠ぺい」の大政翼賛会ぶりには、やっぱり、という方が多いだろう。
国政の「異論排除」をゆるさぬ風潮が、いたるところに。

「国際環境の変化に軍拡やむなし、核抑止力に限界はない。キン様に最敬礼。」
「生活保護基準は、ドアホノミクス(浜)最貧世帯以下に切り下げ。」
あいつぐ高齢者共同住宅焼殺事件は、在宅おひとりさま(上野)集団国策テロ事件ではないのか。
430人が13時間も電車に閉じ込められても、自衛隊は「離島奪還」訓練にいそがしい。

3月の石垣市長では、「自衛隊基地」が争点になるという。
さまざまな人間関係を、「ヤマト」権力から押し付けられた刃が、
切り裂いていく。
「米騒動100周年」。
沖縄におしつけられる犠牲に、痛みを感じるヤマト人は、いるか。

Posted by 鍵山いさお at 2018年02月05日 02:12 | 返信

自衛隊の「最高指揮官」として、お詫びするという。
トランプや、シュウキンペイや、キムジョンウンにならって、
「国軍の最高指揮官」だと、胸を張った。
お詫びでなく、辞任が似合うと思うのだが。みなさん、どうですか?

1機80億円という「攻撃ヘリ」。その「攻撃」対象は、戦車だという。
尖閣に上陸した戦車? 北方4島に行き交う戦車?
それとも、「地球儀を俯瞰して」、どこかの地域で「攻撃する」のか。

「戦争」は、大量殺人を合法化する。
「だれでもよかった」通り魔が、「仮想敵国民なら、だれでもよい」に大化けする。
「軍」は、国民の命も財産も、クズにする。
かつての「日本軍」は、そうだった。歴史の教訓は、生かされない。

仮想敵国の戦車を攻撃する、これって「交戦力」ですよね。
日本人の国語読解力って、どのくらい低下しているのか?

昨年、現職自衛官の訴えに対し、東京地裁の判事は、
「安保法制による出動が命じられる可能性は、原告には低い」として、訴えを退けた。
えっ? おとぼけも、はなはだしい。、

ところが戦後70年をへて、医療界や介護界でも、
在留米軍や自衛隊は、憲法9条で「禁じられた戦力」である、とは思っていないようだ。
「医師法20条」の読解力がない、そもそも国語力がないようなのだ。
司法試験に合格して裁判官になった者は、行政府の「裁量」を追認するのが、職務。

日常会話や国会答弁に常用される「ことば」が、いつしか最新の「日本語」と化けている。
どっこい、「死語」にみえていたものが、「国民投票」で「よみがえる」ことも、あるかもしれない。
それとも、攻撃ヘリを1万機にふやしますか。
弾が尽きたら、機首を真下に向けて、特攻しますか?
そのためには、「徴兵」「男女皆兵」の立法が不可欠だ。

Posted by 鍵山いさお at 2018年02月06日 09:57 | 返信

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