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イタリアで尊厳死法施行 ある男性の安楽死が契機に
2018年02月06日(火)
2月2日 読売新聞 →こちら
【ローマ=佐藤友紀】
国民の8割がカトリック教徒のイタリアで1月31日、尊厳死を認める法律が施行された。
一人の男性の安楽死をきっかけに、「神以外の手で死をもたらす」としてタブー視されてきた行為への容認論が広がり、ローマ法王フランシスコの「鶴の一声」もあって議会が動いた。法律では「医師は延命治療を望まない患者の意思を尊重しなければならず、その際殺人罪などに問われない」となっている。
法案は1980年代から議論されていたが、議員や支持者にカトリック信者が多く、欧州各国で法制化が広がる中、イタリアでは棚上げされていた。
世論の変化をもたらしたのは、北部ミラノでDJとして活躍していたファビアーノ・アントニアーニ氏(享年40歳)が2017年2月に安楽死した事件だった。
アントニアーニ氏は14年6月13日、ミラノ市内を車で運転中に交通事故に遭い、四肢まひの後遺症を負った。全身に痛みが走り、好きな音楽を聴くのも苦痛になり、死を考えた。
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一方、オーストラリアでは、「安楽死」が容認された。→こちら
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日本における尊厳死の議論は、この4年間、ゼロである。
それどころか、政府はリビングウイルを書くな!、と言っている。
イタリアは、ローマ法王のひと声で決まったようだが、
日本はキリスト教がが反対している。神道も仏教もだが。
障害者団体、弁護士会、日本医師会もみんな反対だ。
国会の議員会館ではいつも「人の命は地球より重い」。
・・・・・
昨夜も今夜も在宅看取りの往診だった。
寒空の中、家族といろいろ話し合った。
私たち在宅医は、しっかり話し合うので法律が無くても尊厳死が可能だ。
病院という場での穏やかな最期を叶えるために、法律が必要な時がある。
今、多くの国民が法律に期待している。
私は真摯な議論を始める時だと思うのだが・・・・
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この記事へのコメント
イタリアで制定された「法」は、記事でみるかぎり、「安楽死法」に近いようだ。
日本では、トップダウンで、尊厳死法を提案してもらいたくない。
アヘは、「自衛隊員は死んで当たり前」キャンペインにいそしんでいる。おかしいだろう!
現職も、家族も、声をあげるべきだ。
相模原事件の直前、テロ犯人から、官邸、自民党本部、衆院議長公邸は、
「障害者処刑リスト、決行場所、決行方法」までしるした計画書を、うけとった。
事前にも事後にも、誰一人、テロ現場に駆けつけなかった。
ないしん、喜んだにちがいない。
「障害者団体」が、尊厳死法立法化に反対しているのは、当然といえば当然である。
優生保護法で、多くの人々が苦しみ、いまだ解放されていない。
強制的にきずつけられた人々を、「時効」で門前払いする司法に、安心しているだろう。
医師には申し訳ないが、焦らないでほしい。
「公益法人」には、ならなくていい。
年数回の「絶水・絶食」トレで、心身を鍛えておきます。
Posted by 鍵山いさお at 2018年02月07日 07:26 | 返信
苦しい思いをさせて無理やり生かされるのはどうかと思う
安楽に優しい気持ちで逝きたいものですな
Posted by 無名 at 2018年05月01日 06:36 | 返信
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