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インフルエンザ狂想曲

2018年03月01日(木)

今年は、インフルエンザが過去最高に流行したという。
介護施設や在宅現場は、パニックになるくらい大騒ぎ。
介護職にもインフルの正しい知識を教える必要がある。
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発熱だけでバンバン電話がかかっている。
介護施設なら分かるが、在宅患者さんも。

ヘルパーさんの家族にうつしてはいけない、
と事業所の管理者もパニックになっている。

でも慌てないで。
発熱しても死なないから、どうか落ち着いて!!




・発熱は、ウイルスと闘っているサイン
・ロキソニンはダメで、カロナールだけ
・すぐに簡易検査しても、意味が無いよ
・偽陰性もあり医師が総合的に診断する
・抗インフル薬には、あまり意味がない
・自然治癒する
・発熱しても死なない
・病院を受診せず5日間寝るだけでいい
・早期受診は間違い
・早期診断も意味が無い
・怪しいと思えば寝ているだけで充分
・咳があればマスクをして人にうつさない
・解熱すれば風呂に入ってもいい
・Aに罹っても、Bに罹るかも
・予防注射しても罹る人は罹る
・治癒証明書、なんてものはない

以上のことを一夜中も介護スタッフに説明するので
あまり眠れなかったといか、過労で死にそうになる。

介護職員が連鎖的にパニックになる。
都市伝説のような思いこみが、強い。

私ではダメだと思い、勝手に救急車を呼ぶスタッフ。
入院させて厄介払いしたいと願う管理者との葛藤も。


こんなインフル狂想曲と闘いながら想うことは、
・なぜ政府は正しい医療情報を市民に啓発しないのか
・少なくとも介護スタッフには、「教育」が必要だ
・こんなことでパニックになっていたら、本物のパンデミック時が心配

医療機関を受診するから、感染が拡大する
ロキソニンを勝手に飲むから治癒が遅れる

簡易検査も抗インフルエンザ薬もさほどの意味がない。
しかし医療に対する幻想が大きすぎるような気がする。


3月に入り、インフルのピークも過ぎたようだ。
来年のために、今年の狂想曲を検証すべきでは。



PS)
勉強会やお祝いの会、取材やメデイア出演で
富士山の上や横を、行ったり来たりの日々だ。

IMG_1866.jpgIMG_1872.jpg桜も鑑賞。
春は近い。

IMG_1885.jpg




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この記事へのコメント

医療に対する幻想が大きすぎる、というよりも、
「世話をしなければならない人」を抱えている人、にとって、
何らかの、熱が高い、とか、咳き込んでいる、とか、しんどそうだ、とか、
「病気みたいな症状」があれば、放っておくと自分の責任になるから、
自動的に「お医者様に診ていただく」ことになるのではないでしょうか。

結局、介護施設であっても自宅であっても、介護者たちは、
被介護者を「適切に」介護しなければならない、という義務と責任を負っていて、
その義務と責任の中に、適切な医療を受けさせることが含まれているのです。
適切な医療を受けさせなければ「医療ネグレクト」という非難を浴びる。
・・・適切な医療って何だろう?

Posted by 匿名 at 2018年03月02日 02:50 | 返信

朝、帰宅時、寝る前。塩温水コップで「鼻うがい」。
プラス、両肺からの呼気で、鼻腔を湿度100%で満たす。
もう30年になる。

「敗戦後、かたくなに病院に行くことを拒絶してきた」五木寛之。
昨年、ついに「敵の軍門にくだった」という。その際、
「左脚の痛みを訴えている私の言葉を聴いてくださる医師のかたがたが、
一度も私の脚を手でさわってくれなかった」という。
「拡大されたレントゲン写真の画像が、鮮明に患部を写しだしている以上、
『手でさわる』などという原始的な行為は必要ないのだろう。」
「元気のいい病人として今日一日を生きる。それしかあるまい。」

そう、「今日一日を生きる」昨今ではあるが、若者による「老人狩り」が、つづく。
「振込詐欺」から「放火殺人」まで、殺伐とした事件が日々積み上がり、果てしない。
官邸・官僚から大手企業にいたる、モラルハザードの崩壊。
自衛隊は「災害救援隊」に改組されず、自然の脅威から国民の生命・財産を守らず、
野放図に軍拡、膨張する。

「資本主義の終末が声高に一般に語られるようになったのは、この数年のことだ。
それはすでに、当然の帰結であるかのような雰囲気になってきた。」(五木寛之)
「還暦をすぎてみると、やはり目の前で起きていることは、
歴史の新しいページであることを頭の片すみで理解はしているものの、
どことなく映画を二度見している時のような感覚に何度も襲われてしまう。」(立花隆)

旧人類が死滅するまえに遺した壁画が発見されたが、
新人類は滅亡する前に、何を遺すのだろう。

Posted by 鍵山いさお at 2018年03月03日 02:27 | 返信

「モラルハザードの崩壊」などという、「みっともない憲法」(アヘ)ならぬ
「みっともないカタカナ用語の誤用」で、失礼いたしました。

「意味の分からない片仮名語が氾濫している現状をみたとき、
そうした片仮名語の一覧表(国立国語研究所)で『モラルハザード』をみたとき、
思いをはせるべきは、『モラルの空洞化』ではない。
公共性の強い組織ではたらく人たち、公共性の強い地位にある人たちが5
正しい知識を伝えることにいかに怠慢になっているか、
職業倫理がいかに欠如しているかである。」
(2011年・山岡洋一)

誤訳された語源、その片仮名語を「崩壊」反転させてしまいました。それはご容赦いただくとして、
「無検査の電力ケーブル」、「規格外の新幹線台車」、自然破壊に突き進む「政財JRリニア建設」、
そして財務省決裁文書の怪!。
この日本的「無責任体系」は、やはり
かの「1億総懺悔」にみられる「天皇制」に、淵源があるのだろうか。
園児や児童たちは、どう感じているのだろう。

Posted by 鍵山いさお at 2018年03月06日 07:05 | 返信

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