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昼間独居の要介護5に16種類投薬とインスリン

2018年03月09日(金)

毎日、毎晩、いろんな患者さんといろんな「対話」するがいろんな発見がある。
2時間位、対話しないと本音が分からなかったり、大どんでん返しがあったり。
対話はいいのだが在宅患者さんへの度を超えた多剤投与はなんとかならないか。
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脳卒中後の要介護5、完全寝たきり状態。
3つの病院を経て7ケ月ぶりに在宅復帰。

昼間独居なので、ヘルパーさんの力も必要。
しかし一番困るのが病院からの多剤投与だ。

16種類もの(私には理解できない)投薬とインスリン注射の指示。
山のような薬を、1日3回誰が飲ますの?誰がインスリンを打つの?

しかも嚥下障害が強いのにどうやって飲ませるのか?
主治医は「ご飯に振りかけて」と本気で言ったという。

もっとも3軒目の病院では医師は一度も診察せず、リハビリも無い。
ただ寝かせておくだけの病院だったので、廃用症候群も著明である。


家族も困っている。
相談しながら優先順位をつけてみた。

相談の結果、16種類を6種類まで減らす事に。
家族はとても喜んだ。 医療費もかかるのだ。

私は、こんな現場で毎日、シコシコやっていて
「日本の医療はどうなっているの?」、と思う。

医者が居なくなれば日本の医療は良くなる、という人がいる。
もちろん全員ではないが多剤投与を知らない医師が多すぎる。


医者をちゃんと教育すれば、医療費はすぐに半減できる。
患者をちゃんと教育すれば、さらに半分に減らせる。


なのに、「社会保障費が足りない」の大合唱。
まずは足元にある多剤投与から手をつけたい。


今週の週刊ポストは、また「減薬特集」。→こちら
もちろん私もコメントも散らばっている。

メデイアがいくら書いても、ビクともしない業界は、
永田町・霞が関と医療界・製薬業界で類似性がある。


なにを言われても言うべき事は言う。
患者さん側に立てる医師になりたい。



PS)

問題の文書はあるのか、ないのか?

こんな簡単な問いに応えられない国会に閉口。


誰か、永田町・霞が関に正直者はいないものか。

たった一人でいいから、本当のことを国民にカミングアウトして欲しい。

よくぞ揃いも揃って、あそこまで「記憶に無い」「記録が無い」と言えるものだ。

明日にでも大きな動きがありそうだが、
平成の終盤は、あまり穏やかではない。

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まだ死んでいなかった。













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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

ほぼ同感です。いや、100%同感なのかも。でも、直接お話をしないと、100%とはなかなか書けません(失礼をお詫び)。
言葉は悪いけど、どうしようもない医者とそのグル、いや、何も考えずに、自分の利益のみを100%追及しているどうしようもない人達が、この国を悪く、悪くしている…。
うまく書けませんが、極めて憂鬱な世の中。でも、明るい話題を見つけて、元気を出さねば!と切に思うこのごろです。
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Posted by K-mira at 2018年03月09日 10:23 | 返信

誰かが、自殺したらしいです。誰かが自殺して、それで終わると思っていました。
自殺では無くて、殺されたのではないかとさえ思います。
税務局長も辞意を表明したそうです。
これですべて有耶無耶になりました。

Posted by にゃんにゃん at 2018年03月09日 07:07 | 返信

【「医者任せ」が招く危機…医療制度改革の“処方箋”】
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180312-OYT8T50017.html?page_no=2&from=yartcl_page
からの抜粋
『「医師は「治療方針の決定者」から「専門的な助言者」へと立場を変え、患者自身が治療方針を決定し、主体的に身体を自己管理することが求められるようになってきている。これに合わせて、医療の目的も「治療や治癒」から「健康や疾病のコントロール」へと変化し始めている。』
≪「患者の主体性」が重要な局面≫
「終末期」も患者の主体的な選択が重要な局面である。延命措置を望むのか、緩和ケアを受けたいのか、とにかく少しでも長く生きたいのか、それを医師が決めることはできない。人生の最期をどのように過ごしたいのかを知っているのは「患者自身」をおいて他にいないからである。

Posted by 匿名 at 2018年03月12日 08:41 | 返信

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