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医療と介護 連携ではなく一体に

2018年03月21日(水)

なぜ、医師と看護師に分かれたのか。
なぜ、内科と精神科に分かれたのか。
なぜ、医療と介護に分かれたのか・・・
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子供の疑問ではないが、60歳になっても
なぜ?なぜ?と、自問自答する毎日である。


今後は「医療と介護の連携」
と呪文のように唱えられる。

しかし、医療と介護に分かれたままでは、連携は難しいと思う。
医師とケアマネの連携にも、同じようなイメージがある。

地域包括ケアのためには、両者は連携ではなく、一体化を目指すべきだ。

私は介護職や市民に医療知識を一生懸命に教えている。
下手な医者には勝てるくらいの理論武装をさせている。

介護職に医療知識??

大病院のエライお医者さんにそう言われた。
しかし介護職が医療に詳しくなって何が悪いの?

急変対応や看取りをするんだから、ある意味、お医者さん以上の
覚悟と修行をすることは当然であり、それ自体を悪いとは思わない。

超高齢社会において、必要とされる職種は
超高齢社会を一番知っている介護職である。

医者は足りないと言われているが、
下手な医者は居ない方が世の為だ。

私は、人間を”まるごと”看たい。ただそれだけ。
一個の人間だから臓器別や心身別に分けて看ることにとても抵抗がある。

学生時代からそう感じていたが、40年経過してもその想いは全く変わらない。
いや、時代そもものが逆行している現代社会においては、想いはむしろ強まる。

介護職を医者に負けない「プロ」に育てること。
それが、神様から与えられたミッションである。












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この記事へのコメント

医者に負けないプロの介護職、
でも給料は医者の4分の一にも満たない・・・・
フルタイムで夜勤もこなして手取り17万あればいい方ですよ。手取り年収250万いかないと思いますよ。
それで、年収1千万が最低ラインの医者に負けないプロになれっていわれてもねぇ。

Posted by 匿名 at 2018年03月21日 05:57 | 返信

“介護職を医者に負けない「プロ」に育てること”
これ、かなり難しいと思います。

「継続は力なり」と、学生時代から体で覚えているので、ここ10年ほど認知症のこと(病理、臨床、ケア)だけ独学してきました。ほとんど毎日です。最近、やっと「医師と互角にやれる」と思うようになりました、妄想ですけど。

しかし、これ以外のことはあまり勉強していない(教育を受けたこともない)ですから、知らないことだらけです。
知らないですから、必要に応じてネットで調べまくりです (書籍で学びたいですが、いくらでも買うことはできません)。

そうして実用上十分なレベルに到達したとしても、結局のところ、「医師の資格がないでしょ!」で終わりです。

ただし、「プロ意識」を育てることならば、可能かもしれません。

Posted by YOSHIKI at 2018年03月22日 12:04 | 返信

お久しぶりです!連携ではなく、一体。人間まるごと、に反応してしまいました。介護士さんは利用者さんに接する最前線ですものね。介護職にも医療の知識を、さらに私たちタッチケアやボディトリートメントのセラピストにも医療の知識をもっと身につけねばと思います。アメリカではコミュニティ・カレッジなどで解剖生理学や病理学の単位をとることができます。医師や看護師でなくても最低限の医療知識を身につけれる、方法はないだろうかと、模索中です。何かいいプログラムがあれば良いのですが、、。

Posted by 中川れい子 at 2018年03月22日 02:09 | 返信

私立の学校と公立の学校
幼稚園と保育園
国民保険と社会保険
自動車と軽自動車
………

きっと探せば もっとたくさん似たものがあるかもしれないです

病院死ができなくなってきた時代を迎えてきた以上
助産師に対する助死師という方の誕生ですね

…とは言っても そんなプロがすぐに育つわけがないです
だからこそ
医療職だからできないとか 介護職だからわからないとか言ってられなくなってきたわけです

どうか
患者さま、利用者さまの想い、願いを叶えてください
支えるわたしたちが
最期まで関わり続ける力をつけていたいものです

Posted by 宮ちゃん at 2018年03月22日 10:00 | 返信

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