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「徘徊」は差別用語なのか?

2018年03月30日(金)

朝日新聞が1面で今後、「徘徊」という文字を使用しないことを提案。→こちら
今後は「ひとり歩き」」とか「散歩中の迷子」と呼ぶことになりそう。
そもそも、「徘徊」は差別用語なのか?

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痴呆 → 認知症
徘徊 → お散歩 へ


背景には、福岡県大牟田市での「徘徊模擬訓練」で有名な看護師さんや
JR東海事故で最高裁まで争った高井氏の息子さんの意向もあるだろう。

なんだか言葉狩りにも思うのは私だけか。

私は、そもそも「認知症」や「問題行動」という言葉のほうが気になる人間。


そんななか、神戸市では認知症事故への対応を条例で定めた。

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認知症事故の賠償を救済 全国初、
給付金支給 神戸市で条例成立 


認知症高齢者らが事故を起こして賠償を求められた際に給付金を支給する救済制度を定めた神戸市の条例が28日、市会本会議で可決、成立した。給付型の救済制度は全国初という。これまで医療や法律の専門家らでつくる有識者会議が内容について協議してきたが、4月以降、新たに設ける委員会で救済する対象者の検診や給付額設定などを検討する。2019年度中の制度運用を目指す。

 成立したのは「市認知症の人にやさしいまちづくり条例」。市によると、給付金は自動車損害賠償責任保険(自賠責)の上限約3千万円を参考にし、財源は納税者1人当たり年間400円程度の市民税超過課税を検討している。どのようなケースを救済対象にするかについては新設の委員会が判定する。

 対象となるのは「認知症と診断された者」とし、責任能力の有無を問わずに救済する方針。医療機関による2段階の検査を想定している。市は検査を受ける費用の一部を助成する。

 同条例は、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けることを目指し、市や医療機関の役割を規定した。早期診断の啓発のほか、認知症の疑いがある場合に運転免許を自主返納するよう推進する。

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私が様々なメデイアで主張してきたことが
こんなに早く身近で、実現したので驚いた。

いいことだと思う。

近く、「発達障害」も使ってはいけない言葉になるらしい。
先日も、ある医師が講演会で「僕はLGBTではありません」と発言し、撤回された。

目や耳や片足の障害も従来の言葉はダメ。
世の中、年々、放送禁止用語が多くなる。

生放送の時には、いつも頭の片隅に「言ってはいけない言葉」があり緊張する。
一方、自分のクリニックでやる講演は完全オフレコなので、楽しい時間となる。


禁句を作ること自体が差別ではないのか、という気持ちがある。
差別という言葉は嫌いだが、差別は心の中にあるものだと思う。

私は「差別」という言葉よりも、「上から目線」のほうが気になる。

医療の世界も介護の世界もヒエラルギーだらけ。
政治も行政も司法も、正義よりヒエラルギーだ。

いくら言葉が丁寧でも、心の底が「上から目線」であれば、相手に届かない。
言葉は朴訥で少なくても、フラット目線であれば、気持ちは相手に届くもの。


人口減少・超超高齢・経済縮小・地方消滅社会は、上から目線では乗り切れない。
今後求められるものは、「上から目線」から「まじくる」への転換ではないのか。


誰のための認知症医療?
誰のための認知症介護?

それを根本から考えるのが、5月11、12日に企画した
「尼崎発 認知症革命!」なのだ。






 

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