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酒向医師の「患者の心がけ」
2018年03月31日(土)
先日の日本認知症治療研究会で一緒に世話人をやっている仲間に
酒向正春先生というリハビリ分野で日本一のレベルの医者がいる。
酒向先生から頂いた近著を一読しリハビリの可能性を再認識した。
酒向正春先生というリハビリ分野で日本一のレベルの医者がいる。
酒向先生から頂いた近著を一読しリハビリの可能性を再認識した。
酒向先生の本は、
「患者の心がけ」 早く治る人は何が違う?
帯には、「良い医療、良い治療を見分けるには?」とある。
なるほど、なるほど、と思いながら読み進んだ。
決して派手なことは書いていないし、極めて全うなことばかり。
リハビリや病院のことが分かり易く書いてあるとても親切な本。
最終章には「立派に生きて死ぬということ」という項もある。
つまり健康長寿を実現するための患者さんへの指南書である。
酒向先生に、「先生みたいな人がNHKのプロフェショナルに出ないと」
というと「もう出ました」と返ってきたので「やっぱり」と笑い合った。
今日も転倒して骨折した人を往診し、90分間話を聞いた。
彼は「もう早く死にたい」と訴えたが「うつ」なのである。
「怪我なので、少し安静にして待ったあとは、リハビリやね」
なんて話しているうちに、どんどん表情が明るくなってきた。
頭の中に酒向先生の顔が浮かんだ。
実に穏やかで幸せな感じの先生だ。
その後、久々に苦楽園の「みどりかわ」さんで120分間のマッサージ。
私の最大の弱点である「ふくらはぎ」を入念に揉んでもらう至福の時間。
今回の診療報酬でリハビリと歯科は益々、隅に追いやられているのが気になる。
在宅患者さんにはリハビリと口腔ケアは必須だと思うので、とても残念である。
私のような”まあまあ健康なオジサン”には、マッサージが最大の娯楽である。
みどりかわさんは、とてもリーゾナブルな料金なので毎日でも行きたい場所。
一人で夙川の夜桜を見た。
あと何回、桜を見られるのかなあ。
4月7日の在宅患者さんとの花見の会まで、桜はあるのかな。
もしかしたら最期の桜になる人もいるので、なんとか残って。
東京の桜はもう散ってしまったようだが、
関西はこれから1週間が最大の見どころ。
山田風太郎さんは「あと1000回の晩飯」を書かれたが、
今夜思ったのは、「あと10回程度の夜桜」であった。
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この記事へのコメント
たとえば脳梗塞後のリハビリはある意味ずっと毎日死ぬまでリハビリ必要なわけで。
でも医療保険で受けることができるリハビリはすぐ終わってしまう。
最近はジムとデイサービスの中間くらいの施設ができているみたいだけど
すぐ満杯になるみたい。
それに介護度によって使える回数が制限される。
一般のスポーツジムが、もっと慢性病持ちの高齢者に目を向ければいいのに、と思う。
要介護要支援認定に関係なく気軽に通えるリハビリ目的のスポーツジムメニューがあってもいいと思うけど。
コナミがOyZ(オイズ)という60歳以上向けのプログラムあるけど
目的がリハビリではなく予防なのです。
リハビリと名がつくと理学療法士雇うことになって値段が上がるかしら、ね。
Posted by 匿名 at 2018年03月31日 02:21 | 返信
長尾先生、いつもありがとうございます!
先生のお身体はまかせといてください!
久々に先生とお逢い出来て、至福の時間でした。
最低、あと40回は一緒に夜桜見ましょう!!
Posted by みどりかわ at 2018年03月31日 10:48 | 返信
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