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進化する丹野智文さん

2018年04月30日(月)

第20回日本在宅医学会に2日間参加した。
本学会には15年連続で参加し、発表や講演をしてきた。
来年は日本在宅医学会と日本在宅医療学会が統合される。

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今回の学会には4000人が参加したそうだ。
そのうち医師は、3分の1程度だったようだ。

今日は、早朝から「Meet the expet」という講演をさせて頂いた。
朝早くから私の話を聞きに来て頂いた皆さまに心から感謝します。

「この人に質問してみたい」という分かり易い企画の講師になったのは初めて。
私はとても楽しかっのだが、もし次の機会があるならもっと工夫をするだろう。

午後は、認知症の市民フォーラムで講演とコメント役。
このセッションは、本学会の最高のステージであった。

39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんの講演と仕切りが凄すぎた。
壇上に上がった同じく若年性認知症の「かっちゃん」もいい味を出していた。

認知症医療の方向性や、自分がやっていることは間違っていないことを確信。

それにしても丹野さんの進化ぶりは凄い。
これを聞いた人はみんな感動だったのでは。

当事者の言葉は重いし説得力がある。
彼の言葉は独特だし、引き込まれる。

今日の丹野氏の映像がメデイアで繰り返し流れたなら
確実に日本の認知症ケアは、いい方向に変わるだろう。


2週間後に丹野氏が尼崎に来る。
しかも、加藤氏と、一緒である。→こちら

尼崎の認知症医療が変わって欲しい。
本気でそう願っている。

正直、このシンポジウムだけでもここに来た甲斐があった、と思った。
在宅患者さんにはとても迷惑をかけてしまったのが、心苦しいのだが。

今日は、朝一で1時間講演した後に、「認知症なんてもTV」に2時間ほど出演して
午後は、打ち合わせとシンポジウムとで3時間の後、また「なんでもTV」に2時間。

なんと8時間近く話していたので流石にクタクタだ。
おまけに昨日から電話が20本と、お看取りが2件。



今回の感想としては、「在宅医療は今が絶頂かも」だった。
介護医療院ができ、病院が本格的に在宅をやる時代になる。

総合診療は今まさにその真価を問われている時だ。
しかし、大切な領域が軽視されているのは悲しい。


話題が変わる


鳥集さんというジャーナリストが「医学部」という本を書いている。→こちら
またネットニュースでも東大医学部に関する対談記事が流れている。→こちら


町医者が言うのも可笑しいが、今の医学会に魅力をあまり感じない。
医療は大好きだが医学を年々嫌いになっていくのはなんでだろうか。

医学部がおかしい、と思うのは私だけか。
本来の医療とは、かけ離れる一方に想う。

反対に基礎医学や哲学への興味が年とともに増していく。
細分化された軽薄な形式主義にはさすがに、飽きてきた。

こうした医学会にいつまで通えるのか、分からない。
70歳を過ぎた人もいるが、そんな自信は私に無い。

そんな中、丹野さんのような感動もある。
そんな何かを期待して、学会に行くのか。


IMG_2070.jpg

医学への想いは黄昏である。


IMG_2062.jpg










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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

先生と丹野さんの2ショットが見られるなんて、感激です!わたしも5/12日参加させていただきます。ゴールデンウィークも仕事ですが、わたしは12日が待ち遠しくて、今夜の綺麗な満月見て疲れなんて吹っ飛びました。

Posted by ふーちゃん at 2018年05月01日 12:21 | 返信

いつも拝見させていただいております!
為になる記事をいつも興味深く読んでおります。勉強になります。
これからも更新楽しみにしてます。

Posted by asa at 2018年05月01日 09:59 | 返信

ほぼ1か月ぶりにパソコンを開き、長尾節を拝聴させていただいています。
目下、「在宅リハビリ」中です。
自転車や水泳で永いブランクがあっても、たちどころにサイクリングやスイミングがよみがえる、
と聞いたことがあります。
草履を履き、棒を滑握すると、平行棒もいらず、左右歩行のバランスが、
たちどころに復元しました。
片麻痺の方で、片足立ちすることも、出来ました。
「滑握した棒」が、「五重塔の心柱」であることが、実感されました。
「在宅医療」ならぬ「在宅身体技法」に、励みます。

Posted by 鍵山いさお at 2018年05月01日 10:20 | 返信

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