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受領医師の5%に「100万円以上」が集中

2018年06月18日(月)

なぜ、薬漬け医療がいっこうに治らないのか。
それはMRICの記事を読めば誰でも分かる。
だから、賢い患者さんになるしかない。

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「かかりつけ医」の研修のほとんどが、製薬会社主催。
どうしても薬の宣伝が入ることにずっと違和感がある。

本当に有用な薬ならばいいが、無用・有害な薬の宣伝もしている。
演者にそっと聞いてみたら「実は使っていません」なんてことも。


>講演会で講師を務めるような医師は、大学教授や学会の幹部が多い。
>そうした医師の発言は、他の医師が薬の処方をする上で参考にすることから、
>製薬業界では業界用語で「キー・オピニオン・リーダー(KOL: Key Opinion Leader)」と呼ばれる。
>キー・オピニオン・リーダーは製薬会社の販売促進に影響力を持っている医師たちだ。
>製薬会社の幹部は「露骨な宣伝はできないが、使用経験や薬の効果についての
>エビデンス(科学的根拠)を語ってもらうことで宣伝になる」


このブログで時々書く「エラい先生」とは、もちろん「KOL」のことである。
抗認知症薬の増量規定もKOLが一丸となり造ってきたが、私たちが破壊した。

患者さんのための医療をやるということは医療界を敵に回す、こと。
これはなんの業界でも同じ。そして政界においても同じ構図である。



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【特集】製薬マネーと医師(1)製薬会社から医師への謝金など 年間1,000万円超が96人 2,000万円超えも
/総額は266億円に 一部の医師に集中

http://www.wasedachronicle.org/articles/docyens/e2/
この原稿はワセダクロニクル(20018年6月8日配信)からの転載です。

2018年6月14日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
---------------------------------------------------------------------
日本製薬工業協会(製薬協)(*1)に加盟する製薬会社71社が、2016年度に医師に支払った講師謝金やコンサルタント料などを集計したところ、総額が約266億円に上ることが分かった。

年間で「1,000万円以上」を受け取った医師が96人いた。その約8割が大学教授だった。「2,000万円以上」も6人いた。大学教授や学会幹部、病院長ら、医学界で影響力が強い医師たちに、多額の金銭が製薬会社から支払われていた。

この事実は、ワセダクロニクルと特定非営利活動法人の医療ガバナンス研究所が作成したデータベースと、それを元にした取材でわかった。

(「シリーズ『製薬マネーと医師』を始めます」もお読みください)

http://expres.umin.jp/mric/seiyaku1-1.pdf


◆受領医師の5%に「100万円以上」が集中

国内の医師の総数は約30万人(*2)。そのうち、約10万人に製薬会社から謝金などが支払われていた。

総額は約266億円。医師が受け取った金額は、「2000万円以上」が6人、「1000万円以上」が96人、「500万円以上1000万円未満」が約400人、「100万円以上500万円未満」が約4200人だった。

これからわかることは、謝金など副収入を製薬会社から得ている医師約10万人のうち「100万円以上」を受領しているのは約4700人で、約5%にすぎなかったということだ。一部の医師に製薬会社からの支払いが集中している。

副収入の種類には、講師謝金、コンサルタント料、原稿執筆・監修料がある。

講師謝金は、製薬会社が主催する講演会への謝礼だ。この講演会は医師向けのもので、薬の知識や治療法を解説することへの謝礼。約8割にあたる約223億円が支払われた。

コンサルタント料は、新薬開発への助言などに対する報酬で約32億円。

原稿執筆・監修料は、製薬会社が発行するパンフレットなどに書く原稿の執筆・監修料。約11億円だ。

http://expres.umin.jp/mric/seiyaku1-2.pdf


◆接待規制で、講演会が「販促活動の場に」
なぜ製薬会社は講演会を開くのか。

ある製薬会社の幹部は「接待に対する規制が厳しくなったので、販促活動として講演会ぐらいしか方法がない」という。

製薬会社でつくる医療用医薬品製造販売業公正取引協議会は2012年4月、医薬情報担当者(MR)による医師への接待規制を強化した(*3)。製薬会社と医師との癒着を防ぐためだ。内容は以下のようなものだ。

○医薬情報活動に伴う医師への飲食の提供は、1人5,000円まで

○医薬品説明会に伴う茶菓、弁当代は1人3,000円まで

○医師の費用を負担する娯楽は禁止。娯楽は旅行、観戦、観劇、ゴルフ、釣りなど

それにしてもなぜ講演会が販促活動になるのか。

講演会で講師を務めるような医師は、大学教授や学会の幹部が多い。そうした医師の発言は、他の医師が薬の処方をする上で参考にすることから、製薬業界では業界用語で「キー・オピニオン・リーダー(KOL: Key Opinion Leader)」と呼ばれる。キー・オピニオン・リーダーは製薬会社の販売促進に影響力を持っている医師たちだ。

製薬会社の幹部は「露骨な宣伝はできないが、使用経験や薬の効果についてのエビデンス(科学的根拠)を語ってもらうことで宣伝になる」(*4)。

別の製薬会社の元MRは「講演会で自社の薬に有利なデータをいかに語ってもらうかが営業の勝負だ」と話す。

国も規制 「50万円超」で審議会の議決に参加できず
製薬会社から多額の報酬をもらうことは、製薬会社との利害関係が生まれ、医師としての公正さを損なう可能性がある。

そのような事態を防ぐため、例えば厚生労働省は審議会で新薬を審査する医師に対して次のような規定を設けている(*5)。

(1)過去3年のうち審議に関係する製薬会社1社からの受取額が年間500万円を超える年度がある場合は審議に参加できない。

(2)審議に関係する製薬会社1社からの受取額が、年間50万円を超える年度がある場合は議決に参加できない。

=つづく


(C) Waseda Chronicle, All Rights Reserved.

[脚注]

*1 製薬協 2018年5月1日現在、製薬企業71社が加盟する任意団体。1968年に設立。「製薬産業の健全な発展」を目的の一つに掲げている。現在の会長は中山讓治・第一三共会長、理事長は厚生省(現在の厚生労働省)で薬務局経済課長などを務めた伍藤忠春氏。2018年5月24日現在。出典: 製薬協ウェブページ(2018年6月2日取得、http://www.jpma.or.jp/about/jpma_info/jpmatoha.html)。

*2 厚生労働省「2016年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」2016年、厚労省ウェブサイト(2018年5月29日取得、http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/index.html)。

*3 週刊ダイヤモンド編集部「接待に続き売り上げ目標も廃止か」DIAMONDO ONLINE、2012年9月19日、DIAMONDO ONLINE ウェブページ(2018年6月5日取得、https://diamond.jp/articles/-/24852)。朝日新聞「医師への営業『脱接待』」2012年11月20日付朝刊。

*4カッコ内はワセダクロニクル。

*5 薬事・食品衛生審議会薬事分科会「審議参加に関する遵守事項」 2008年、厚生労働省ウェブページ(2018年6月2日取得、http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/03/dl/s0324-9f.pdf)。


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この記事へのコメント

こういう記事もあります。
【患者より医師重視、情報公開に消極的な製薬企業
医師と製薬企業の金銭関係に果敢に切り込むワセダクロニクル】
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53293

こういう記事を読んで、長尾先生以外の多くの医者、おそらくは医者の8割以上は、「へぇ~、こんなにもらっているなら、僕も(ワタシも)もっと取り分を増やしてもらおう!!!どうすれば増やしてくれるかな??」
と、考えるのではないでしょうか?

この頃、医者というのはそういうものだ、と割り切っています。
だから、医者には面従腹背。絶対信用しない。利用価値がある場合だけ最小限利用する。

Posted by 匿名 at 2018年06月18日 01:53 | 返信

「キーオピニオンリーダー」を、「破壊した」。
こうした意気込みが、どうしても必要なのだ。

淡路六甲断層帯から、有馬高槻断層帯へ。
高槻市立小の継ぎ塀が、少女を殺す。
あの大川小を想起する。

小学生のみなさん、
学校の言うことに、したがうな。
じぶんの命は、たにん任せにしない。
「三つ子の魂百まで」。

Posted by 鍵山いさお at 2018年06月18日 07:44 | 返信

(公社)全日本鍼灸学会のお昼は、自分持ちなので、私は、阪急梅田のフレッズのサンドウイッチをテイクアウトして自動販売機のジュースで食べました。
それに比べて、日本老年学会総会にケアマネジャー学会会員で参加しましたら、製薬会社のキフで、なだ万のお弁当が出ました。やっぱり製薬会社の研修会は凄いなあと思いました。
研修会のお弁当は、要らないから、もうちょっとお年寄りに優しいお薬を考えてね。製薬会社さん!
越中富山の、置き薬の紙風船が楽しみでした。

Posted by にゃんにゃん at 2018年06月19日 01:56 | 返信

だから有名な大病院へ行くと、いきなり初診から5種盛り処方でスタート!みたいな普通に考えれば??という治療??が行われるのでしょうね。大病院はいろんな製薬会社に忖度しなければならないので。
患者側には大病院のKOL=名医信仰があるから、製薬会社はいかにKOLを上手く利用するかでしょうか。

Posted by マッドネス at 2018年06月19日 08:41 | 返信

高槻市立小学校前に、恐れ多くも、行政府のトップが現れる。
殺人ブロックの「行政責任」を隠ぺいするためか。
今夜あたりは、「してやったり」と、赤ら顔で祝杯をあげていることだろう。

初めて、「要支援」の認定を受けた。
震災日は「休業」とのことで、翌日ヘルパーさんがやってきた。ありがたいことです。
「昨日はどうでしたか? おけがはありませんか?」
「落下物ありましたら、先に片づけましょうか?」
「お困りのことはありませんか?」
との声かけがあるのかと思いきや、名前も名乗らず、
廊下の落下物を踏み越えて、いつもの「家事援助」に手をつけられました。
さすが、ベテランさんです。

Posted by 鍵山いさお at 2018年06月21日 04:06 | 返信

「いいかげんにしろ!」(参考人への脅し)
「喫煙者を必要以上に差別すべきでない!」
アヘ軍団は、意気軒高だ。
相模原事件事前計画書に、御墨付けを与えただけに、根性がすわっている。

この1週間、「再発」を恐れて、おとなしく寝ていたら、
「闖入者」があり、同居人が110番した。
真昼の「住居侵入罪」「不退去罪」の刑法犯である。
慌てて、飛び起きた、とはいかない。
やっとの思いで、部屋から出て、そそり立つ屈強な男に、「飛びかかった」が、
悲しいかな、びくともしない。
片麻痺側の手が男の喉のとどいたので、渾身の力を込めて押し上げた。
両手で物を持ち上げる力は5キロ以下しかない、と言われていたので、必死のパッチ。
警官が到着するまえに、ドアの外に出してあげないと、現行犯逮捕となる。
家族も泣くなくだろう。
間一髪、ドアから追い出し、施錠した。

怒り心頭、怒髪天。「再発」が心配だ。血圧は200、110だ。

Posted by 鍵山いさお at 2018年06月22日 02:34 | 返信

鍵山様
御無事で何よりです!
鍵山様は実名のまま、このブログ内で
実直な思いを綴っていらっしゃいます。
当方の想像とか妄想でしかコメントできませんが、
鍵山様のお身体の具合などを知った上で、
「人の弱みに付け込んで..」的な思いの輩が
現れたのかも知れません。
個人情報を簡単に得た事を逆手に取って、
何かを企む=犯罪 の多い昨今です。
「お気を付けて!」では軽すぎる励ましかも
知れません。心労を重ねることになっても、
それもまた、いけません。
お体を大事になさって下さい。 かしこ。

ももから鍵山いさおへの返信 at 2018年06月23日 08:24 | 返信

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