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歯科受診が誤嚥性肺炎を半減させる

2018年06月04日(月)

歯科受診をしている人は誤嚥性肺炎のリスクが半減。
肺炎球菌ワクチンの前に、まずは口腔ケア、なのだ。
歯科医と歯科衛生士の出番である。
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歯科受診をしている人は、誤嚥性肺炎の発症リスクが約半分になる(ハザード比0.32-0.79)。
誤嚥性肺炎の予防に対し、歯科の重要性を示唆するデータだと思います。

しかし、一方で、歯科受診をする(させてもらえる)という健康意識の
高い患者または家族である可能性も高く、単に歯科受診だけではなく、
十分な栄養ケアやリハビリも受けていらっしゃるかもしれません。

歯科単独で効果があるのかどうかは、このデータからだけでは判断が難しいですが、
リスクを軽減するための、必要条件の1つであるということはできるかもしれません。

とすれば、介護保険口腔ケア関連加算(あり)群も、もっとリスクが下がってよさそうですが、
そうなっていないのは、より介護度が重い群(自分で口腔ケアができないなど)が主たる対象だからか・・
 

老人保健施設で口腔衛生管理加算を算定していた利用者430名について、
退所後の口腔ケアの状況および肺炎の罹患率をレセプトから把握。

以上、「医療介護総合データベースを活用した分析事例の紹介」
(産業医科大学公衆衛生学教室 松田晋哉先生)より。

http://www.mhlw.go.jp/…/05-Shingikai-1240100…/0000206674.pdf

猪原先生のフィードから。

 
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