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運転免許も高齢化
2018年06月09日(土)
還暦直前に、運転免許の更新のための講習、を受けた。
とてもいい講習会だし、いろんなことを考えさされた。
運転が問題になっているが死亡事故の半数が高齢者だ。
とてもいい講習会だし、いろんなことを考えさされた。
運転が問題になっているが死亡事故の半数が高齢者だ。
咋年の兵庫県の死亡事故は、161人だった。
私の身内だけでも2人なので人ごとではない。
新聞で発表される「交通事故死数」は24時間内の死亡者数。
25時間後に亡くなった人は、これにカウントされていない。
救急医療が発達した今、病院に到着すれば様々な蘇生処置を
するので即死相当の人でもなかなか24時間以内に死なない。
すなわち、交通事故死は発表者数の何倍も多い。
決して減っていない。
私の母は意識不明の中、数日間脳死の後に亡くなった。
もう一人も事故から2日後に目覚めること亡くなった。
なぜ高齢者が被害者や加害者になり易いのか。
その研究結果も講義されたが、身に沁みた。
高齢者の反射能力が低下することは容易に想像できる。
とにかく咄嗟の判断ができなくなるので事故が起きる。
高齢者の死亡事故は、夕方~夜に集中している。
私の母も夕方にバス道を横断している間にはねられた。
運転=認知+判断+行動、という三位一体物である。
だから現在の認知症テストだけでは到底無理である。
死亡者の半数は、高齢者である。
加害者も被害者も高齢者なのだ。
運転免許保有者も高齢化している。
若い人は、車に乗らない人が多い。
現在、兵庫県には100歳以上の免許保有者は5人いる。
102歳で運転しいる人も確認されている。(姫路地区)
90歳台は、2900人、
80歳台は、7800人もいる。
現在、70歳以上の人には実車演習が義務づけられている。
私も10年後には教習所で実車演習を受けないといけない。
スローフード、スローライフと言われるが、
高齢者運転の時代にはスロー運転しかない。
講習は厳しい雰囲気だった。
スマホを見たら後ろで監視している警官からダメ出しされるかも。
2時間の講習を聞きながら、いろんなことを想った。
医療職や介護職も2年に1回位はこうした強制講習をすればいい。
最低限の知識やモラルを叩き込むのだ。
そして健康保険や介護保険の被保険者も保険証をもらう前に
必ず、患者心得のような最低限の講習を受けるべきだと思う。
・多重受診
・多剤投与
・救急搬送、など之基礎知識を教えるべきだ。
1~2時間も拘束するのだから、たとえ15分間だけでも
医療保険と介護保険の正しい使い方を教えてくれたらなあ。
講習室には10人しかいなかった。
部屋を出ると在宅患者さんの娘さんとバタっと会った。
まさに奇遇であるが、ビックリした。
ご縁がある人とは、思わぬ所で会う。
というわけで、新しい免許をもらった。
レーシック手術を受けているので、今回の写真はメガネ無し。
有効期限は「平成33年7月」と書いてあるが、もちろん33年は無い。
しかしこれから3年間、しっかり生き抜こうと思った。
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