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永田久美子さんとの認知症対談

2018年06月28日(木)

月刊公論で、永田久美子さんと認知症に関して対談した。→こちら
永田さんに認知症ケアについていろいろ聞かせて頂いた。
永田さんの意外な一面が見れてとても楽しい時間だった。

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認知症ケアの啓発は、まだまだ遅れている。

医者は薬に頼り、
介護職は抑制に。


当たり前のことが当たり前でない、認知症の世界。

抗認知症薬を中止すると発狂したかのように怒り狂う専門家。
まずは、その医師の認知機能が気になる。

抗精神病薬を中止したら、笑顔が出て、話ができるようになった。
しかしデイサービス職員は、「薬を飲ませないとお断り」と言う。


当たり前のことが当たり前でない、糖尿病の世界。

低血糖を起こすのでその高齢者のインスリンを中止した。
あるいはSU剤をやめると専門家から怒りの手紙が来た。


当たり前のことが当たり前でない、抗ガン剤の世界。

食欲がまったく無いので、とりあえずTS1を止めさせたら、
「そんなことしたら死ぬやんけ」と怒った抗ガン剤の専門家。



当たり前のことが当たり前でない、緩和医療の世界。


過剰な点滴が過剰な鎮静を生んでいると指摘したら、
「そんなことは無い」と学会で議論もさせてもらえない。


医療はすべて延命産業。

生活習慣病、認知症、がん、骨粗しょう症、がん性痛みも。
すべて薬を用いて、病気を「鎮圧」することが医師の仕事。


だから
・薬をやめれば病気が治る
・歩くだけで病気が治る
・家で独居でも平穏死できる
・延命治療をしなければ鎮静はほぼ不要、なんて言う医師は抹殺対象。

私はおそらく、医療界ではにほん日本一の嫌われ者。
しかし患者さんに「利益」をもたもたらすなら、必要な存在。

そう、自分を慰めている。
誰からも評価されない孤独な旅。

だから永田さんのような人との対話が貴重なエネルギー源となる。











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この記事へのコメント

「誰からも評価されない孤独な旅」ではないですよ。
たくさんの市民が長尾先生を支持しているし、もっとアピールすれば支持者は増えると思います。
でも、医療でメシを食っている人たちの大半は、長尾先生のように汚れ仕事をやりたくないのですよ。
大半のお医者様も看護師様も、大病院の象牙の塔の中で、患者を管につないで薬剤や栄養剤を流し込んで、その反応をPC画面で確認する仕事が医療だと、思い込んでいらっしゃる。
そういう教育を受けてきている。
私、体調悪くても医者に行きたくないから行かないのです。

なんだか、ディストピアしか、見えなくなっています。

Posted by 匿名 at 2018年06月29日 06:13 | 返信

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