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7月7日、残席あり、一緒に楽しもう
2018年06月29日(金)
明日、還暦を迎える。
7月7日の生前葬まで1週間と迫った。
まだ残席があるので、よろしければ!
7月7日の生前葬まで1週間と迫った。
まだ残席があるので、よろしければ!
昨日は、医師会の代議委員会に代議員として出席した。
新しい医師会長が、、日本でも、尼崎市でも決定した。
その後、7月7日の打ち合わせやリハーサルを行った。
仕事の合間を縫って生前葬の準備も着々と進めている。
夜は、10月6日の第9回近畿在宅医療推進フォーラム→こちら
の企画会議があり、正味2時間、二府四県の委員と智慧を絞った。
その後、歌の特訓。サッカーのため静かな梅田。
なかなか上手くならず、限界を感じるが頑張る。
こんな毎日の中だが3日に1回は看取りがある。
一昨日も深夜に末期がんの人のお看取りに往診。
1月~6月現在、約60人のお看取りがあった。
昨年同様、1年間に120人のお別れがある。
全員平穏死なので、鎮静はゼロ。(1%以下)
一方、あるホスピスでは、50%~70%と。
こんな事実は、鎮静の専門家には不都合らしい。
ある緩和医療の専門家が、そっと教えてくれた。
「長尾先生のように家でみんな平穏死されたら
私のようなホスピスの緩和専門医は困るんよ」
「ええ!!? 知らんかった・・・」
「じゃあ、俺ってホスピスからも嫌われているのか?」
「当たり前やないか、抹殺したい人がいっぱいおるよ」
「・・・・」
患者さんのためのい医療を貫徹することは、医療界を敵に回すことである
そんな医療界に大きな疑問を感じるが、患者が賢くなる以外に方法はない。
7月7日の講演で、こんな話までするかどうかは分からないが
せっかくの還暦講演なので、タブーを気にせず自由に話したい。
円さんもビックリするやろな。
対談の後は歌も歌ってくれる。
とにかく、7月7日が楽しみだ。
みなさん、お気軽に申し込んでください。
・講演会&円さんとの還暦対談。
・生前葬&還暦ライブ、
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
以下、今夜配信する有料メルマガを一部紹介します。(毎週金曜日の21時配信です)
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長尾和宏の「痛くない死に方」
******第57号*******
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/ 2018年6月30日発行 /VOL.57
こんばんは。長尾和宏です。
おかげさまで、大阪北部地震の影響もだいぶ落ち着いてきました。
しかし、全国至るところで、梅雨最後に特有の大雨が降っているようです。
大阪もこのところ、ふったりやんだり、のスッキリとしない天気。
そんな中、私は、明日で還暦を迎えます。
生まれて初めての還暦です・・・。
というわけで、これが、私の50代最後のメルマガになります。さて何を書こうか……
と、
考えるのですが、昨晩の日本×ポーランド戦の余韻がまだ残っています。
皆さんもそうじゃないかな。
昨晩は遅くまで会議と打ち合わせがあったため、
今朝、試合の詳細を知りました。
深夜、終電のなくなった梅田の町を、青いシャツを着ながら
浮かない顔をして歩いている若者たちをみました。
「あ、負けたんだな」と思いました。
「日本、負けたの?」と訊くと、
「は?負けましたけど、決勝トーナメントに行けますから!」と
えらくぶっきらぼうに言われました。
すごいな、何年ぶりやろ、でもそのわりには
……青いシャツ着て歩いている若者たちが皆、憮然としている表情を見せているの
は、なんだ?
その理由が、今朝になってわかりました。
負けているのに、攻めにいかない闘い方。
イエローカードを出さないことに徹した、闘い方。
姑息なのか? 賢明なのか? これが、サッカーか?
多くの日本人ががっかりしてしまったようです。
ちゃんと闘って勝ってほしかった・・・皆さんの想いは、ここにあるのでしょう。
西野監督を見損なったぜ、という声もあるかと思います。
でも私は、そうは思わなった。
西野さんは、自分が求められている仕事をされたのだと思います。
こんな闘い方をしたら、大ブーイングになることは百も承知だったことでしょう。
つまり西野監督には、「嫌われる勇気」があったのだと思います。
彼の「嫌われる勇気」で、今回日本は、決勝トーナメント戦に行けたのです。
ハリルホジッチ監督だったらこうはいかなかっただろう。
そう、勇気にも、いろいろあるんだよ・・・。
延命治療をつづけるのも勇気なら、やめるのも勇気であるようにね。
「嫌われる勇気」。私も、アドラーを読んだあとは意識していましたが、
あれから2年が経って、ちょっと忘れていたことに気が付きました。
西野監督、私に「嫌われる勇気」を思い出させてくれて、ありがとう。
またおいおいこのメルマガでも書いていきますが、
今週は本当にいろいろなことがありすぎて、精神的に少し参っていました。
自分がいかに、さまざまな組織から「嫌われている」存在かが、痛いほどわかったのです。
わたしは、嘘をつくひとが嫌いです。
ついていい嘘は、中島みゆきの歌うような「永遠の嘘」だけだと思っています。
たとえば、あと数日かなと思われる患者さんに「私はあと何日くらい?」
と言われたときに、「まだまだ大丈夫。来年のお花見、一緒に行こうや」という嘘。
相手を傷つけない、永遠の嘘なら許される。でもそれ以外は…。
死をめぐるさまざまな場面で、あるいは、薬をめぐるさまざまな場面で、
医師として、臨床に携わる者として、
わたしは、「本当のこと」だけ言ってきたつもりです。
だけど、わたしが「本当のこと」を言い続けることを、「不都合だ」と考える人が
少なからずいます。
彼らは、自分が生き残るためには、長尾が邪魔なのです。
邪魔な奴は、さっさと貶めるのが、この世界の常識です。
だけど私は、自分が本当のことを言っているから嫌われているのだということに、
最近まで気が付かないでいました。
もう、疲れたな。還暦だし、やめよかな、こういう損な役回りの自分を……と、弱
気になることもときどきあります。
寄らば大樹の陰で、「はい!そうです。その通りです」と目の前の権力にた対して、
イエスマンで生きてこられたなら、
どんなに楽な人生だったでしょうか? もっと出世もしていたでしょう(笑)
……と、知人についこぼしたら、
「この前仕事で石破茂さんとご一緒しましたが、石破さんも長尾先生と同じこと
言ってますよ」と笑っていました。
「そうなの? 石破さんも、そんなふうに考えているの?」と僕。
「そう。でも、本当のことを言わないで、後で自分が後悔する生き方は嫌だから、
言うしかないんだよねって言いながら、ウイスキーをあおっていて、かっこよ
かったですよ」
「石破さんて、不器用なんだねえ以外に」
「そう、長尾先生と同じくらいにね(笑)」
本当のことしか言えないのは、性分である。だから私の性格は、還暦過ぎても直らない。
きっと石破さんも、このままだろう。
総理の椅子が欲しいからといって、うまく立ち回ることなんてできない人なのだろう。
ならば私は還暦以降も(いや、還暦だからこそ)、昨夜の侍ジャパンとは真逆の、
イエローカードだらけの人生になるかもしれない。
でも、それが真実であり、患者さんの尊厳を守ることができる手段であるのなら、
真っ黄色になって人生を終えるしかないのだろう。
明日からの私は、「黄色い人生」でいこう。もっともっと抗おう。
全員還暦を迎えたサザンオールスターズの新曲のようにね。
ちょっとタイヤが旧くなってきたが、走れるところまで走るしか、ないのだから。
https://www.youtube.com/watch?v=NIqrtVwWSl8&t=38s
「判断に迷ったら、より多くの人間に貢献できる方を選べばいい。
自分よりも、仲間たち。仲間たちよりも、社会全体。
この判断基準で、大きく間違うことはまずないだろう」
───アルフレッド・アドラー。
★★というわけで、生前葬もうすぐ締め切りです。
長尾和宏生前葬 「胸騒ぎの還暦」★★
会場は、大阪梅田のリッツカールトン大阪です。
〇〇夕の部〇〇(15時半~17時半) 講演会&円広志さん対談
●●夜の部●●(18時~20時半) 還暦パーテイ
↓お申込みは下記より↓
http://www.drnagao.com/
★★
*****みんなで考える、死のQ&A ****
死のQ&A
「鎮痛」「鎮静」「安楽死」何がどう違うのでしょうか?
Q)
先日のリビングウイル研究会に参加させて頂いた者です。
今までの同会のなかで一番興味深いテーマでした。
しかし、ちょっと専門すぎて、わからないこともありました。
シンポジウムの中盤で、長尾先生は、ご登壇されていた
緩和ケア専門医の方に対し、「鎮痛」と「鎮静」の
住み分けについて質問されていらっしゃいましたよね?
だけどいま一つ、長尾先生の質問とご登壇者の方の答えがかみ合って
いなかったように思いました。
さらに許されるならば、医師が「鎮静」で眠らせたまま死なせることと、
安楽死がどう違うのかも、はっきりさせてほしいと思いました。
上記専門医は、死なせることを意図していない(?)のが「鎮静」だと
仰っていましたが、私には、どこか医師の詭弁にも感じられたので…。
よろしくお願い申し上げます。
***長尾の回答****
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